「阿頼耶識というものを
説明するのに、
我々はいつ生まれたと、
そのときに
母親からおぎゃーと
生まれて、
飛び出して生まれたと、
そういわんのですね、
仏教では。
母胎の中にこう、
発芽した時が誕生したと。
それが我々の生の始めだと。
だから
母胎十か月というものと、
胎内五位ということを
いうんです。
これはその当時の、
インドにおける医学ですね。
胎内五位、五つ。
今でいうと十か月といいます
十か月に五つの段階がると
こういっとるわけです。」
というように
十地経講義では出てきます。
お釈迦さまの物語では
母親のマヤ夫人が夢のなかで
六本の牙の生えた白い象が
お腹の中に入ってくるという
表現で出てきますが
そのことを託胎といいます
それから、
胎内での十か月を五位という
五つで表現します
それぞれの位は
聞きなれない言葉ですが
受胎直後の七日間を
カララ(羯刺藍カララン)と音写
凝滑ギョウカツと訳しますが
といってもよく分かりません
次の七日が
アルブダ(阿部曇)といい、
第三の七日間が
ペーシーといい
凝結とか肉段と訳します
何となく分かるような
それから次が
ガナ、鍵南(けんなん)
といい、凝硬・硬肉と
いうように訳します
それが第四の七日間です
そして
手足が形成される位
プラシャーカーといい
肢節というように訳します
ということが
胎内の五位ということです。
それから出生してからの
胎外の五位は
1. 嬰孩(ヨウガイ)
出生してから6歳まで
2. 童子というのが
7歳から15歳
3. 少年
16歳から30歳
4. 中年
31歳から40歳
5. 老年
40歳以後
ということが胎外の五位
ということです。
最近面白いことで
流行りのチャットGPTに
色々聞いてみるのですが
結構間違っていることも多く
その度に聞き直すのですが
GPTも素直で
不確実な情報ですいませんと
謝ってきます
それで
仏教ではこういうのですよ
と入力すると
そうですかとは言わないで
似たような答えを
すぐに返してきます
まあ今のところ
仏教に関する答えは
不十分な答えが多いようです
それでも
自分に固執することなく
間違ってすいません
と素直に答えてきますので
いろいろ問い直してみるのも
面白いようですよ。