本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

「 聞く耳 」

2013-09-06 17:34:16 | 住職の活動日記

 いろいろ整理していましたら、

三浦先生から頂いた言葉がたくさん出てきました。

 

 記録に残す意味で、ブログにアップします。

『 聞く耳 』

 天の声地の声を聞いてください。

一を聞いて十を知る、という言葉があるけれど

お釈迦さまや聖徳太子みたいな人ならいざ知らず、

お互いに十を聞いても中々一ということすらのみ込めない。

その時は何となくわかったような気がするけれども、

すぐに又わからなくて元の木阿弥になってしまいます。

もう一度聞いてみたたらちょっとわかったようで

あるけれど、いつの間にか忘れてしまいます。

だから何回も何回も繰り返し繰り返し

聞くしかないのであります。

 一番いけないことは一寸聞いて

わかったと思い込んでしまうこと。

思い込むということは執われ、

即ち執着の姿であります。

 次にいけないことは

元の木阿弥になっていることを知りながら

今一度聞き直す積極的な姿勢を

持たないことであります。

これでは停滞するか退歩するしかありません。

 何事も聞くということです。

何回も何回も本当にわかるまで

聞くことであります。

心が柔軟であれば聞く耳も柔らかいと思います。

心が硬直化した時には

聞く耳も失われてしまうと思います。

 聞いて考え思惟して聞くそして実践する。

これを 聞 もん ・ 思  ・ 修 しゅう  といいます。

 

 聞く、ということを厳しくいわれました。

ええ頃加減に聞くものですか、

いわれたことと違った事をしてしまいます。

 今でも、

聞いたことも忘れ、 だから書いてみるのですが

書いたことも忘れ、

悲しい限りです。

 しかし、先生の言われるように

繰り返し繰り返し聞くしかないのです。

 これからまた、勉強のやり直しです。

時間の限りあることを、

いまさらながら、思い知らされます。

 

 繰り返し繰り返し聞いていく道程が

大切なのだと、

終わりはない、

その道程が見つかったことが大事、

と自分に言い聞かせ、

一歩一歩です。

 

 

 

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