心と必似たような字ですが
成り立ちは全く違うようです。
まず、必という字の書き順が
気になり、
それというのも、真言密教とか
六波羅蜜の蜜・密を書く機会も多く
しかし、どうも書きながら
字の形がどうもよくない、
そこで書き順を調べてみると、
(今は便利なもので
ネットですぐ書き順を見ることが
できます)
昔から書いていた書き順と
まったく違うことに気がつきました。
書道家の金澤泰子さん
文字を書くときは必ず
その筆順まで調べて
どんな難しい字も正確に書いた
ということを思い出し、
そのこともあって、
せっかく書いているのなら
正しく書こうと思ったのも
大きな一因です。
ちなみに、心という字
象形文字で、心臓の形から
きているということで、
古代人は人間の精神活動の
もとは心臓にあると考えたと、
そういえば、悲しい時は
胸が痛むし、苦しくなる。
そういうところから、
精神活動に関する文字には
心遍が付くようになったのでしょう。
反対に必という字も
象形文字で、
武器の柄にする木のくいに
ひもを巻きつけた、
というのが本来の意味のようで
そこから、「かならず」という意味に
用いられたということです。
似ているけれどまったく
字の違う成り立ち、
筆順が違うのは当たり前です。
しかし、昔ついた書き癖
なかなか治りません。
そして、正しい書き順では
どうもすんなり形が取りづらい
何回も何回も書いて
自分のものにしなければ …
いまさら遅いか??
でも、金澤泰子さんのように
文字を書くなら正しい書き順で
書かなければ文字に対して
失礼ではないかと、
いまごろ、60の手習いで
遅いかもしれませんが … !
でもまあ、面白いものでもあります。
ブログを読ませていただき、ふとその事を思い出しました。