鳥羽離宮の跡地には現在、
城南宮がその姿をとどめています。
城南宮の鳥居はちょっと珍しい!
鳥居の上の線が反り上がっています。
鳥居の上には「城南離宮」の額が
掲げられています。
本殿にお参りして、
御祭神を守るように阿吽の形の
狛犬が空を見上げています。
左横から、
『源氏物語 花の庭』 へ
とても広い敷地に時代時代の庭が
作られています。
四季折々の花が楽しめるようです。
とてもいい香りが、…
早咲きでしょうか
もう、「雲竜梅」が満開です。
今頃の花といえば山茶花でしょうか
落ちた花も風情があります。
そしてここにも「三鈷の松」が
弘法大師が唐から帰るときに投げた
三鈷が高野山の松に引っ掛かり、
そこから松の葉が三本になって
「三鈷の松」と呼ばれたと聞いていたのですが、
以外にも、ここにもありました。
庭にはきれいな水が流れ、
この流れを使って「曲水の宴」が
おこなわれるようです。
鳥羽離宮は水が豊富だったこともあり
汚物は水洗で流されていたそうで、
もうこの時から、
水洗トイレだったのでしょうか?
また赤松の枝振りも見事です、
古代の離宮の庭は枯山水で
芝生と白い砂が面白いコントラストを
見せていました。
ここで求めた
「鳥羽離宮」の古地図を見ると、
ここ鳥羽離宮は
豊富な水に囲まれ、
お寺も点在し、
京都の物資はここで陸揚げされ
精神的にも経済的にも
豊かな内容を誇っていたのでしょう。
今はわずかにこの城南宮に
その面影を残しているようです。
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