本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

悪戦苦闘

2008-11-19 16:50:18 | 住職の活動日記
 巡礼ではありませんが、無線ランの調子が悪く、

つながったり切れたりで、なかなかアップできません。

 昨日は、高松市内の 『 庵治観光ホテル 』 でしたが、電波が届きません。

悲しいことは、昨日お参りした、お寺の記憶が薄れていくことです。

 さきほど、徳島から和歌山へ渡る途中のフェリーの中で、つながったと思って

打ち終わったところで、アップしようとしたら、

いつの間にか、船が出港してました。

 ということは、無線が切れてしまっているのです。


 今はバスの中、もう薄暗くなり始めています。

ちらちら、小雨やら寒さも厳しくなってきております。

高野山のお山は多分雪でしょうか?


 お山へ上がる最後のトイレ休憩です。


            ではまた
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遍路の家さがし?

2008-11-18 05:23:40 | 住職の活動日記
 昨夜は寝入りばな、携帯が鳴る、一週寝過ごしたか?飛び起きるが、

息子から

 今朝は4時半頃から、外の廊下では話声が始まる。

もう、勤行の時間か?  これも寝過ごした、と思って飛び起きる。

時計を見て、一安心!

 『 遍路のやさがし 』 といって、気象の2時間前ぐらいからゴソゴソ始めら

れます。

 そこのところ、もうすこしよろしくお願いします。


いまから、善通寺の朝の勤行です。


 今日も頑張りましょう。
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みなさん、よく頑張られました!

2008-11-17 21:42:49 | 住職の活動日記
 昼一番で、満腹のお腹を抱えて、今日の難所71番弥谷寺 ( いやたにじ

 ) です。足元の悪い階段をよく上がられました。

 全員元気です!!。


 閏年は逆打ちがご利益があるということで、その巡礼の方と重なります。

あちこちで、お経の大合唱です。その都合もあり、かち合わないようにとの配慮

もあり、急遽、乱れ打ちということになり、

76番金倉寺 ( こんぞうじ ) 73番出釈迦寺 ( しゅっしゃかじ )

72番曼荼羅寺  75番善通寺  で打ち納めということになりました。

 善通寺でもぎりぎりで、本堂ではお堂の中でご本尊を見ながらお参りできたので

すが、何せ善通寺は広い!、 大師堂はやっと着いたのですが、丁度5時!

無情にも静かにお扉は閉まってしまいました。

 お堂の外でお参りをして、今日一日の感謝、これからの無事を祈念致しました。

その足で、善通寺の宿坊へ

夕食6時、お風呂は9時まで、宿坊は新築されていてとても綺麗です。

でも、部屋にはテレビもありません。

みなさん、8時ごろにはすることもなく、たぶん、四方山話に花が咲いているこ

とでしょう。

 私はひたすらブログへ向かってます。無線ランなので光ほど早くはありません。

画像をアップしたり、それをブログに載せたりと、それなりに時間を使っていま

す。


 73番の出釈迦寺も、弘法大師が幼い頃、身を投げたという 『 捨身ヶ嶽 』

がるとても素晴らしいお寺でした。


    


  もう暗くなりかけていますが、山の左、小さく三角形の屋根がお分かりになる

でしょうか、そこが 『 捨身ヶ嶽 』 です。

 出釈迦寺の奥の院になっています。
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六文銭

2008-11-17 21:08:52 | 住職の活動日記
 亡くなったとき、三途の川を渡る、船賃でしょうか、

棺の中には 『 六文銭 』 を入れてあげます。

今は紙で出来たものですが、本来は本当の六文銭を入れてあげたらしいのです。

 ここ70番本山寺 ( もとやまじ ) は、『 六文銭 』 発祥のお寺

らしいのです。

 今は、長寿のお守りとして、持っておられるようです。

本堂は国宝で五重塔もあります。


    


 また、ご本尊は珍しい 『 馬頭観音 』 ( ばとうかんのん ) さま

です。 


 午前中に次の 『 71番弥谷寺 』 ( いやたにじ ) まで打ちたかった

のですが、やはり無理でした。

 本山寺ですでに1時です。


やむなく 『 喰多羅山 満腹寺 』 へ向かうことにしました。

 ( くうたらさん まんぷくじ ) お昼のことです。
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一つの境内に二つのお寺

2008-11-17 20:54:26 | 住職の活動日記
 ここの、68番神恵寺 ( じんねいじ ) と69番観音寺は

お寺は二ヶ寺あるのに境内は一つなのです。

 ここも珍しいお寺です。

そして、観音寺の鐘楼堂の彫り物の細工が見事でした。


   


 カメラよくありませんが、天井の裏まで見事に細工が施されています。
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弘法大師お手植えのカヤの木

2008-11-17 20:42:28 | 住職の活動日記
 樹齢が1000年以上たっているという 『 カヤの木 』 です。

寺伝では弘法大師お手植えといわれているそうです。


    

 こんな大きなカヤの木は始めて見ました。

その隣には、これまた大きな楠木が見事な枝を広げています。

この楠木に、ふくろうが住んでいまして、子どもが落ちてきて、母鳥は育児を放棄

したそうです。今はお寺の方が育てておられるようです。

 ここは67番大興寺です。


 悲しいかな、ここまでぐらいは、今振り返ってみて思い出すのですが、

今日10ヶ寺お参りしたのですが、それから先が段々記憶が定かではありません。


    
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私は、その一瞬を見逃さない!

2008-11-17 20:00:06 | 住職の活動日記
 最初の札打ちは、66番雲辺寺からです。

標高1000メーター、ロープウェイで一気に上がります。

歩き遍路の方にはとても難所のところでしょう。

 いつもながら、ロープウェイが難所という方もいらっしゃいます。

高所恐怖症の西本添乗員さんです。

 『 今回は大丈夫ですよ! 』

スムースに出発しました。ブログの餌食になると、

私に背を向けて立ってておられます。

 ところが、支柱のところを通過するとき、なんとも言えない揺れが襲います。

 
     


 その一瞬を見逃しませんでした。!

 この表情は、貴重な一枚です。


 到着すると、なんと気温は


        


 寒いはずです。でも空気は清清しく、気持ちのいい霊気が漂っています。

さすがに風格のあるお寺です。

 『 四国高野山 』 と、呼ばれています。
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休暇村瀬戸内東予

2008-11-16 22:40:42 | 住職の活動日記
 「 休暇村瀬戸内東予 」 ( きゅうかむらせとうちとうよ )

 ここが今日のお宿です。

もう少し香川県よりかと思ってましたが、なかなか適当な宿が無いようで、

住所は西条市と今治市の境に立っています。ですから、ここのお宿も二つの市にま

たがっているそうです。

 小高い丘の上に建っていて、瀬戸内の海と多分今治市でしょう、とても見晴らし

のいいところです。

 はるかに見えるのは、 『 しまなみ海道 』 でしょう。


 今日は時間もあり、明日の行程に備えて、体調を整えるため、1時間あまり、

「 気功の体操 」 をしました。たまたま、今回初参加の 「 鍋島さん 」

は気功の先生なのです。

 とても体がほぐされ、リラックスいたしました。本当は8時から 『 篤姫 』

を見る予定だったのですが、あまりの気持ちよさに、時のたつのも忘れて、

みなさん、本当にゆっくりとした時間を過ごせました。


 ゴロンと横たわって気功をしている姿、お見せできるような姿ではありませんの

で、

今日のサービスエリアで見た 『 紅葉 』 をご覧下さい。


     


 明日は6時45分朝食、7時30分には出発です。

最初のお寺は66番雲返寺です。名前のように山の上のお寺だそうです。

そして、午前中に難所の71番、( イヤダイヤダ ) の 「 弥谷寺 」

( いやたにじ ) をお参りし、11カ寺の札打ちです。


 そのためにも、今日の気功体操はとても良かったのです。

          感謝 
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九四オレンジフェリー

2008-11-16 17:43:57 | 住職の活動日記
 巡礼第一日目。

今日はひたすら走りです。

熊本インターから高速に乗り、臼杵インターまで、そこからフェリーで

四国の八幡浜に渡ります。


    

 以前にもご紹介したと思いますが、この 『 九四オレンジフェリー 』 は

とても綺麗な船です。エスカレーターも設備されていて、巡礼の方々にはとても好

評です。内装もホテルを思わせるような豪華なものです。



       


 船の展望室から見る眺めは最高です。

昨日の雨と、打って変わって、とても穏やかな天気です。

寒い、と思って皆さん着込まれて来られたようですが、 ( 私も )

汗ばむようなとてもいい天気になりました。


 『 お寺参りって、何で楽しいのだろう? 』

ということが話題になりました。 一人のご夫人が、

『 別に、行ったからって何も変わらないのよね! でも、なんか!いいように

考えられるのよね! 』

『 そうそう、私も、どんなことがあっても、すべて良い方に受け取れるのよね!



 そんな話で、船の中は盛り上げっておりました。


 今週の言葉ではないのですが、巡礼に出るということは 『 幸せ脳 』 を

育てていっているのです。

 ちょっとしたことでも幸せを感じる脳回路が出来上がっているのです。

ですから、出発してからの皆さんのテンションの高いこと!!

まるで、女子高生の修学旅行です。

巡礼に出るという一月前ぐらいから、もう心は巡礼の頭でいっぱいになっているの

でしょう。ですから、幸せの脳回路が働き出しているのです。


 そんな話の中で、私の頭もやっと巡礼モードになってきたのです。

明日からが本番です。

     みなさんも 

無事に満願できることを祈って明日からの遍路に備えます。 

   
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今週の言葉 11/17~11/23

2008-11-15 21:36:38 | 今週の言葉
 『 脳にとって 加齢は老化でなく、 熟成である 』


 と、提唱されるのは 「 東京大学大学院新領域科学研究科准教授 の

久恒辰博 ( ひさつねたつひろ ) 先生」 です。

 「 いくつになっても、脳を育て、若返らせることができる。」

 今日届きました、サントリーが発刊している月刊誌 『 美感遊創 』 に

    『 幸せ脳を育てませんか 』 

というタイトルで紹介してありました。


 明日から四国遍路に出発します。今回が満願の巡礼です。香川県讃岐をお参りし

て、88番で最後の札を打ち、和歌山へフェリーで渡り、高野山のお大師様にお礼

参りをして、京都との東寺のお大師様へもお礼参りをします。


 私なりに思ったのですが、四国遍路とかが 『 幸せ脳を育てる 』 まさに、

そのことを開発し、実践する場ではないかと思いました。


 『 幸せ脳の4つのしくみ 』

1.興味・新しい刺激・感動・ワクワク

  美味しい瞬間、うれしい瞬間、感動する瞬間、興味をそそられる瞬間など、

  脳に新しい刺激が加わると、記憶をつかさどる海馬ではいくつになっても

  新しい神経細胞 ( ニューロン ) が生まれ、

  神経伝達回路が成長し続けます。

                  

2.神経伝達回路が成長すると、やる気や喜びを喚起するドーパミンや

  穏やかでストレスに負けない心を育てるセロトニンなど脳内ホルモンが

  十分分泌され、プラス思考の脳が育ちます。

3.脳内ホルモンの分泌など脳内の変化が伝わり、幸福感に敏感な大型細胞

  スピンドルニューロンが興奮して感度を高め、小さなことでも幸せを

  感じやすくなります。

4.脳の中には、鏡に映したように他人の動作や表情を自分のことに置き換えて

  反応する細胞 ( ミラーニューロン ) があり、

  この細胞も同時に活発になり、他人への愛や共感が育ちます。

  こうして幸せな境遇が得やすくなるのです。


 非常に興味深く拝見いたしました。

 仏教で言う 『 菩薩 』 の精神は 「 他の喜びを見て我が喜びとする 」

ということです。

 よくはわかりませんが、 「 脳の発達、開発 」 と 「 修行 」 という

こととは密接に関係しているようにも思います。

 言葉は違うかもしれませんが 『 般若心経 』 とかも、真の意味での

『 幸せ脳 』 の開発を説いているような気がします。


 明日の朝7時に集合して、本堂でのお参りの後出発です。

明日は香川県へ向けて、ひたすら走りです。

           ではいってまいりま~す。     


                     

            
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