本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

『 鬼さん 』  ごくろうさまでした !!

2013-02-04 22:26:13 | 住職の活動日記

 鬼さん、よく頑張りました !

鬼の面はとても大きく、結構重たいのです。

スタンバイして待っているだけで、

頭が重たくなってきます。

 

   

 

 「 ヤー ! ヤー ! ヤー ! 」

の掛け声で、鬼さん登場、

御幣と錫杖で皆さんをお加持です。

 

   

 

皆さん今年一年の無事と、

厄除けを願って、お加持を受けられます。

 

 当院の鬼さんは 『 福鬼さん 』  です。

「 福は内  鬼も内 」

の掛け声で豆をまきます。

 

 終わると、子供さんたちと記念写真を撮ったり、

楽しいひと時が終わるのです。

 

 が、

 

終わって、鬼さんのお面を取ると、

 

 なんと、

 

 

     

 

こんな方が出てきたのです。

 

鬼さんも   

びっくりということでしょう。

 ( 私の顔の方がまだしも凛々しいかも ?? )

と、鬼さんがつぶやいているようです。

 

 でも、鬼さんごくろうさまでした。

 

 

  

 

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『 アヤちゃん 』

2013-02-04 22:00:55 | 住職の活動日記

 忙しい中、

ぐっすり寝込んでいる 『 アヤちゃん 』

 

    

 

この姿を見るだけで、

ほっとします。

 彼女なりに気を使っているのです。

本堂でバタバタしている時は様子を見に来て、

事務所で仕事に打ち込んでいるときは

足元に来て、

 みんなの様子がいつものペースに戻っているときは

ご本人も安心して、ゆっくり眠りについています。

      

 物言わぬ彼女ですが、

それなりに周りの空気を読んでいるのです。

 彼女の様子をを見る余裕があるときは、

彼女もゆっくり出来るのです ネ 。

            

   平常心   で ~ す 。

 

    これ、仏法の極意  ナリ  

 

 

 

 

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星祭りを控えて …

2013-02-03 16:31:29 | 住職の活動日記

 よく晴れ上がった穏やかな日です。

  まさに春が来たような  

 

    

 

 すべての準備も整い、

 

    

 

お待ちしています。

 

    

 

この陽気に、 「 カニバサボテン 」  も

日向ぼっこを楽しんでいます。

 

 

本堂では、

 

   

 

最後の練習、音あわせ、

今回は 「 妙鉢 」 も二つ使います。

小山君の指導で、いつもとは違う

ちょっとは派手めなたたき方になります。

 

   

 

もう、ぼちぼちとお参りの方もお見えになっています。

 

 護摩木の数も沢山ですので、

私めは少し早めに護摩に入ります。

 

 どうぞお気をつけてお参りください。

    

 

 

 

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今週の言葉 2/4~2/19 「 立春大吉 日々是好日 」

2013-02-03 15:19:08 | 今週の言葉

  立春大吉

 

  日々是好日 』

 

 

今日は節分会、当院では6時よりご祈祷が始まります。

古来より、星祭りということで、

夜お星様が出てからのご祈願です。

 自分の当たり年になる星と

自分の持って生まれた星、

この二つの星に祈りをささげます。

 明日からは 『 立春 』 です。

暦の上では 「 春 」 ということです。

 『 春の気立つを以って也 』 

手紙に書き出しも、 「 残寒  余寒 」

というふうに始まります。

 「 立春大吉 」 というも字も、

縦に書いてみると、左右対称の字です。

 節分会に当たる今日は 

お正月前の 「 大晦日 」 に当たります。

 

 「 日々是好日 」

この言葉もよく耳にしたり目にする言葉です。

色紙にもよく書かれています。

 何気なく、今日もよい日、というのですが

よくよく考えれば、難しいことです。

辛い日や苦しい日、悲しい日の方が多いように思います。

「 是好日 」 といえる日はめったにありません。

でも、 「 日々是好日 」  という

心境を開くということでしょう。

 

 『 山頭火 』   も、

    山あれば山を観る

     雨の日は雨を聴く

    春夏秋冬

     あしたもよろし

     ゆうべもよろし

 

 と、詠んでいます。

山頭火の生き様を見ると、

世間でいう、幸せな人生ではなかったのです。

食べるものもなく、

頂いたパンが固くて食べられなくて

腹すかした犬がきたら、

そのパンをあげてしまったという話があります。

 そのような中、

「 あしたもよろし  ゆうべもよろし 」

と、日々是好日に生き抜いたのです。

 

吉川英治も、

 

  晴れた日は晴を愛し

   雨の日は雨を愛す。

  楽しみあるところに楽しみ

   楽しみなきところに楽しむ

 

と、いっておられます。

 以前も書いたと思いますが、

安田理深先生から、

 

 「 今ある境遇は、

    自分が求めたもの 」

 

ということをお聞きしましたが、

最近、やっと頷くことがあるようです。

 今ある境遇ということを、

他人のせいにすることではなく、

自分のこととして受け止めることができたとき、

背負っておった荷が軽くなるようです。

 

 立春大吉

   日々是好日

 

、今年も受け止める心境を

開いていきましょう。

  

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今日の陽気で … !!

2013-02-02 22:24:09 | 住職の活動日記

 本当に暖かい陽気でした。

4月上旬ごろの陽気とか、

どおりで暖かいはずです。

 

   

 

この暖かさに誘われて、梅の蕾も

一気に開き始めるのではないでしょうか。

 

   

 

 

山茶花の蕾も、この日差しをとても喜んでいるように

見えます。

 

   

 

北側にある 「 あじさい 」 

朝のひと時しか陽が当たりません。

寒さの中でも、ゆっくりと

新芽を膨らませているようです。

 

    

 

でも、また来週ごろからは冷え込んできそうです。

インフルエンザもはやっています。  

 

 どうぞお体くれぐれも大切に

   お過ごしください。    

      

 

 

 

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『 星祭り 』 をまじかに控えて !

2013-02-02 22:01:09 | 住職の活動日記

     

 

 いよいよ、2月3日は 『 節分会 』  星祭り  です。

本堂の荘厳も終わり、

豪華 ?? 景品  も並び  

 

   

 

目玉はなんといっても 「 マッサージチェアー 」 でしょう。

コーヒーメーカー やら、 全部で29品目ほどあります。

運が良い人は一人でいくつもの景品があたることもあります。

 

   

 

当院の 『 鬼さん 』 はとても迫力があります。

ちょうど鼻の位置辺りに目がくるのです。

歩くのにはとても要領がいります。

 

   

 

太鼓に合わせて、踊りの練習に ( 簡単な振りなのですが )

余念がありません。

 

 

   

 

これに衣装を着けるとまた立派に見えますよ !!

当院の鬼さんは 「 福鬼さん 」 です。

ですから、鬼さんが豆をまきます。

 明日は本堂に入りきれないほどの方が

お見えになります。

 この日だけを楽しみにご家族おそろいで

お参りされます。

 そのあと、 「 恵方巻き 」 と 「 五智汁 」 の

お接待があります。

 

 今年も良い福が参りますように

是非是非お誘いあわせの上お参りください。

 

    

 

 

 

 

 

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『 檀と壇 』 『 密と蜜 』

2013-02-01 21:32:31 | 住職の活動日記

 似たような字です。

『 檀 』 

 檀家さん、とか 檀那さん、という場合には

木へん、の 「 檀 」 を使います。

 本来はインドの言葉の 「 ダーナ 」 を

そのまま音写して 『 檀那 』 と書いたのです。

簡単には 「 旦那 」 とも書きます。

意味は 「 お布施 」 ということになります。

毎月の給料 ( お布施 ) を持って帰る人

ということで、ご主人のことを 「 旦那さん 」

と呼んだのでしょう。

 「 檀家 」 となると、

お布施を頂く家、 「 檀那の家 」 ということが

略されて 「 檀家 」 となったのです。

ですから、「 檀家 」 とはインドと日本語の

合わさった言葉になります。

 ですから、 『 檀 』  という使い方は

意味というよりもその音だけ使用したのです。

 厳密には、インドの言葉の〇〇は漢字の

これに当てるという約束事があるようです。

 

 かたや、 この 『 壇 』 は、土へんで、

一段高くなった場所、とか

特殊な社会における中間という意味があります。

文壇とか、画壇、というように

また、花壇・仏壇・祭壇というように使います。

「 仏壇 」 は仏教に関係があっても

「 仏檀 」 とは書かないのです。

 

はたまた、 「 蜜 と 密 」  ですが、

漢字では 『 蜜 』 は、( むしへん ) で出てきます。

『 密 』 は、 ( うかんむり ) で調べます。

真言密教 という場合は 『 密 』 と使いますが、

般若心経に出てくる、

『 般若波羅蜜多 』 のときは 『 蜜 』 を使うのです。

「 般若 」 もよく聞く言葉ですが、

インドの言葉サンスクリットでは 「 プラジュニャ 」 

パーリー語では 「 パンニャ 」を音写したものです。

「 波羅蜜多 」 も、 「 パーラミター 」 をそのまま

音に当てたのです。

「 彼岸へ渡っていく 」 、という意味になり、

訳すると 『 到彼岸 』 となるのです。

『 蜜 』  も意味は 「 蜂蜜 」 の蜜ということなのですが、

ここでは単純に音だけとって 『 蜜 』 としたのです。

「 密 」 の方が、何かしらいいような気がするのですが、

あえて、 「 蜜 」 を使っているのです。

 

 このことは、 「 三蔵法師 」 が翻訳されるとき、

インドの言葉を翻訳するか、それとも

翻訳しきれないので、そのまま音写するか

それを決めていく翻訳スタッフがいたようです。

 それは、インドの仏教が中国に伝わったとき、

その当時、中国には宗教らしい宗教がなかった。

だから、宗教に対する言葉も無いし、

宗教的価値を表す言葉もなかったので、

あえて訳さず、そのまま音写したともいえると思います。

そして、 「 般若 」 は 「 智慧 」 と訳しますが、

普通使う 「 おばあさんの知恵袋 」 というのとは

ちょっとニュアンスが違ってきます。

本来持っている意味を表現できなかったということもあるのでしょう。

 

 お経の難しさ、わかりにくさも

見れば同じ漢字なのですが、

ただ単に音だけとった言葉と

その深い意味を含んだ言葉と

ごちゃ混ぜになっているということもあるようです。

 

 特に最近  「 壇 」 とか 「 蜜 」 とかいう字が

あちこちで踊っているようで、ちょっと気になりましたので  …  

             まで、

 

 

 

 

 

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