先日65cm望遠鏡の極軸修正を行いましたが、
↓
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/95.html
昨日はそのテスト撮影を行ってきました。
7800mmの焦点距離でも、超高精度の赤道儀と大気差補正追尾
を行うだけで10分間はノータッチトラッキング撮影が可能
であることが確認されました。今回はTPOINTによる機械差
補正は行っていませんので、これを使えば20分ぐらいは
行けると思います。
<共通データ>
鏡筒 :65cmカセグレン式望遠鏡の直焦点
焦点距離:7800mm , F12
ピント位置:00.60
カメラ :K-5 Limited Silver
RAW現像 :PDCU4
画像処理:CS5 , トリミング無しの同比率
撮影時刻:2011/09/27 21:04:05~23:55:10
ガイド鏡:ノータッチトラッキング
気温 :10℃程度。
星空指数:50点
<撮影データ>
撮影対象:M57
撮影時刻:21:04:05~21:19:20
感度 :ISO3200
撮像時間:300Sec X 4 Composite
撮影対象:M27
撮影時刻:21:44:02~21:59:17
感度 :ISO3200
撮像時間:300Sec X 4 Composite
撮影対象:M15
撮影時刻:22:15:47~22:25:52
感度 :ISO800
撮像時間:600Sec X 2 Composite
撮影対象:NGC7662(青い雪玉星雲)
撮影時刻:22:55:29~23:00:34
感度 :ISO800
撮像時間:300Sec X 2 Composite
撮影対象:M33の中心部
撮影時刻:23:21:47~23:55:10
感度 :ISO3200 X 2 , ISO6400 X 2
撮像時間:600Sec X 4 Composite
M33はガスがかかって来た為に解像度が低くなってしまいましたが、
これは1カット10分×4 = 40分ものノータッチトラッキング撮像
となっています。
皆さん、オートガイダーが主流になっていますけど、
本当に良く出来た赤道儀と制御系を使えば、移動型のシステム
でも2000mmで10分程度はノータッチトラッキング撮影ができると
思いますよ。日本の空では2000mm程度までが気分良く取れる
限界かなあーと感じています。7800mmではAO補正光学系でも
組み込まないと解像度が上がりませんね。
ちなみに、AOは使っていません。