宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

TS-90S赤道儀の赤緯微動修正→正常化

2013-01-23 01:53:00 | 撮影機材
懸案であった90S赤道儀の赤緯微動がまともに動作するように
なりました。なんと、TB6560AHQドライバICのENABLE/DISABLE
端子の扱いを間違えていました。DISABLEモードではモータ励磁
まで切ってしまう仕様だとは思わず、SSAGからの修正信号が
入るとENABLEにする制御をしていたのですが、これが間違い。
SSAGから赤緯修正信号がチョンチョン入ってくるたびに、
あろうことかモータの励磁がON-OFFしていました・・・・
これでは、いくらマイクロステップ設定をやっても、カレント
ダウンを無しにしても、動作が安定するハズがありません。

まあ、いままで良く動いていたなと思います。
修正パルスが入るたびに励磁するので、ピョコン!って逆に
行ってしまったりしていたんです。だから、
撮影中は目が離せず、オートガイドのくせにとても疲れるヤツ
だったのです。
このミスを修正したことにより、見違えるような動きをする
オートガイド機構になりました。そんな訳で早速試写。
15分×6カットの撮影中、全くのホッタラカシ撮影です。
PHDグラフは終始安定していて、今までとは雲泥の差。
そ~か、みんなこんなに楽して撮影していたのかあ~!
って感じですよ。

テスト撮影なので庭撮りHαです。
IC1848中心部の一部 , 6 X 15min , 90min Total , SSMonoⅢ


ありゃ?ピンボケたぜ。
恥ずかしいからチッコイ画像です。
実はピント出しのデータも撮りながらやっていたのですが、
今日はV字低気圧が通りすぎている最中で、メチャクチャな
シーイングです。何度ダイヤルゲージで合わせ直してもボケている。
10μmステップで試写しながら最適値にしたつもりがコレだもんな。
初めにバーティノフマスクのPintAide値が0.1に入っていたのに、
その値での本番カットがボケボケに大きな星像でした。
今思えば最悪シーイングのせいだったのかもしれません。
ピントが合っていないと思い、ダイヤルゲージで追いながら動かし
てしまったのが敗因だと思います。しまいには、どこがピントだか
分からなくなっていましたから。
確かに星のまたたきが半端ではないな、今夜は。

コメント
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