宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

縮小コリメート法(その23)

2013-12-02 18:44:00 | 縮小コリメート法
今回のお題は、

縮小コリメート撮影法でラヴジョイ彗星を撮る!

です。
11月30日~12月1日にかけて入笠山へ出撃して来ました。
スタッドレス+チェーン必須のアイスバーンですよ。
氷点下6.5度まで下がりましたよ。標高1800mは(V)o¥o(V)

しかし、

どうやら確立されたと言って良さそうな縮小コリメート撮影法でラブジョイ彗星を
撮りたくなってしまった。林道は通行止め、谷落ちしてもJAFは来てくれない
というおっかね~条件を押して観測所へ上がりました。

じゃ行くよ、よーく見ておくれ!
FC-125とLX7で撮ったラヴジョイ彗星の雄姿。


1カット30秒×8=240秒な訳ですよ。
美しいですね~♪ 今見ないとイカンですよコレハ。
彗星はやっぱり高い所で見たいですね!
その1枚カットはこれ。


うーん、周辺まで点像です。
NLV25mmのアイレンズとLX7のレンズ間距離は3.1mmとしました。
正しい主点合致位置は1.7mmですが、FC-125はフラットナー無しのF8です。
この位置では周辺星像が回転方向に流れてしまいました。
3.1mmの位置にて6X30ファインダーでNLV25mmを覗いてFC-125のピントを
出しました。(写野端から1/4程度の位置にて)
LX7側は2m~∞マークの間ならほぼOKですが、私の個体は
やや2mに近い所が最適位置であると判断しています。

じゃ次行くよ。
せっかく完璧な星空の下に来たのだから彗星だけじゃあ勿体ない。
もちろん、光害対策フィルター無しで撮りました。

M33


M51


M101


M78


M42


M42(これはマナスル山荘新館のTOA-130で1カットもの!)


いや~F8前後のフローライト鏡筒、良いですねえ~。
これだけポンポン撮れると時間にも余裕が生まれます。
いつもやっているNarrowBand撮影とは真逆の撮影方法ですよ。
M33なんか、たったの8分ですから。
それで8枚もコンポジットしてるんですよ。

LX7は1.7型MOS素子のコンデジです。
12bitであることが惜しまれます。
せめて14itあればハイライト飽和が4倍の耐性になるのですが・・・
ま、そのうちに出て来るでしょう。

最高の星空

LX7 4.7mmF1.4(2.8) , ISO400 , 250secX1枚


コメント (2)
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