宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

ZWO-ASI294MCでまともに撮ってみました。

2018-02-20 21:01:00 | 撮影機材
まとも・・・
イヤイヤ、これがダークもフラットも撮らなかったので、
ちっともまともじゃないんですが・・・

ダークノイズ、アンプノイズがどのくらい出るかの指標でも
あり、有効データであります。(^^♪

結論から言うと、外気温-5℃、センサ温度2.9℃でも
ダークを撮らないとアンプノイズらしき赤いのが出ました。
DSO狙いではごまかしが効かず苦労必須です。
当然にフラットも必須。
まあ、当り前だのクラッカーですね。

NGC4145 , NGC4151付近(等倍を4:3トリミング)
Gain=120 , 9X300s
Gain=400 , 11X120s
Gain=400 , 24X180s , 2h19min Total


思ったよりもシーイングが悪かったようで解像感無し。
しかし、SkyMax改イギリス式シェイクダウンでここまで撮れて
嬉しくもあり。ZWO-ASI294MCなどのカレントCMOSカメラが
どのようなものかも分かって一安心です。
 |
 +->やはりデジイチの画像処理エンジンやアクセラレータって
    凄いんですね!同じCMOS素子でも、全く違った特性に
    なる筈です。ココこそが、カメラメーカの手腕中心でしょう。

今のところ、どうやってもデジイチには勝てそうもない。
天体専用のアクセラレータとファーム積んだ冷やしカメラが出て
来れば良いですが、現状では絵になるまでが大変すぎる。

その点、

モノクロ版CMOSカメラは存在意義が大きいです。
やっぱりモノクロも試さないとダメかあ~(-_-;)


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撮影日時:2018/02/17-18
撮影場所:カッパ池P(標高638m)
天候:快晴、強風のち微風
気温:-5℃ / センサ温度=2.9℃
星空指数:70
シーイング:2/5夜半から3/5

撮像鏡筒:GINJI-300FN改 , 30.5cm F4 Newtonian , fl=1220mm
カメラ:ZWO-ASI294MC (Sony IMX294 Back Side Illuminated CMOS m4/3)
フィルター:LPS-P2
コマコレクター:SkyWatcher ComaCorrector F4

赤道儀:SkyMax改イギリス式_E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:Sharp Cap 3.1(Free版)
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

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コメント
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ZWO-ASI294MC_Gain=0だったらどうよ?

2018-02-20 20:44:00 | 撮影機材
天体用CMOSカメラのGainってのは、デジカメのISOと相関が無い。
どのGainをどう使えなどの指標も無い。
ただ、仕様表にはGain=0の時のFWやDRが書いてある。
ASI294MCのFW=63.7Kと言うのは非常に大きく、魅力的である。
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 +->じゃあ、GAIN=0で撮りゃ~いいんじゃね?

ハイ、大間違いです!!

Gain=0では全く、殆どお星は写ってくれませんでした。

NGC4145 , NGC4151付近 , Gain=0 , 4X300s , 20min Total


1カット5分を4枚スタックして尚、
銀河とバックグラウンドとの差が5カウント程しかありません。
つまり、写っていないということです。
この画像を何枚スタックしたってダメでしょうが!

やはり、最低限Gain=120からが実用域だと言う感じです。
Gain=200で1カット5分と言うのが一番良さそうな感じです。


コメント (2)
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