宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

冷却CCDでは何等まで写っていた?

2018-03-26 19:18:00 | 天体写真(粉銀河マニアックス)
そう言えば2年前にも県民の森Pで良いシーイングに遭遇。
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/586.html

この時は夜半から一気に改善してシーイング4/5になりました。
鏡筒はGINJI-300FN , F4 , fl=1220mm , Sony ICX285AL(2/3inch)
冷却CCDの組合せで撮りました。
当時はかなり粉銀河が写ったと思っていましたが、まだSDSSや
Aladinを使っていませんでした。

はたして何等まで写っていたのか・・・

NGC4565 , L=11X300s , 55min Total


Aladin v10.076にて同定


冷却CCDだし、この写り。
さぞかし暗い粉銀河が写っていると思いきや、21等台半ばでした。
GINJI-300FNとC-14の差なのか、シーイングの微妙な違いなのか、
冷却CCD(Sony ICX285AL)と裏面照射CMOSカラーカメラ(IMX294MC)
との差なのか・・・
感覚的にはICX285ALの方が断然写っていると思ったのですが意外です。
光学倍率の差があるかもしれませんね。
C-14はfl=2489mmと約2倍ですから。
今度はC-14にICX285ALを付けて撮ってみたいですが、流石に写野が
IMX294MCの1/4では狭すぎて導入が大変そうです。
IMX183MMだって1インチだしなあ~。
やはり50万~150万円クラスのモノクロ冷却CCDとC-14ってのが最強
なのかもしれません。

遠征撮影でのDSO狙いには30cmF4が最強だと思っていましたが、
35cmF11(F7)のC-14の方が1等以上も暗い銀河を検出していること
になります。しかも、冷却CCDは本気撮りでASI294MCはテスト撮影
という皮肉な結果。

どうしてくれようホトトギス・・・


コメント (13)
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こんな空でも23等まで検出

2018-03-26 18:21:00 | 天体写真(粉銀河マニアックス)
2018/03/14~15日にかけて県民の森Pで撮影したM63は結構
細かいのが写っていました。
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/763.html

そこで何等星まで写っているのか調べたところ、なんと23等クラス
まで確認できました。ビックリ( ゚Д゚)


Aladin v10.076にて確認


23.9等の銀河は流石に心眼の域ですが、23.1等はなんとか確認でき、
22等台は余裕ですね。
やはり口径とシーイングが重要ってことです。
C-14恐るべし。

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