宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

エンジン用ジャンプスターターについて

2019-08-23 11:29:00 | オフグリッド発電への道
遠征でのバッテリー上がりほどイヤなことはありません。
常時セミディープサイクルバッテリー(始動も可能)を車載して
いるとは言え、撮影終了時はカラに近い状態です。
3年を超えた辺りから、車載メインバッテリーは怪しくなってきます。
厳冬期の山中だったら死活問題になりかねません。
ブースターケーブル携帯は常識ですけど、誰も居なければ
根本的にアウトですよね。

最近は高性能なリチウムポリマー電池を搭載したジャンプスターター
なる製品が沢山販売されています。
Amazonでググると安価な中国製品が山のように出て来ます。
”中華品質”と揶揄したくなる製品が多い中、どれを買えば良いか
迷いますよね。

そこで、玉砕覚悟のヒトバシラーです。

買ったのはコレ。






バッテリー種別:リチウムポリマー電池
容量:16500 [mAh] , 61 [wh]
エンジン始動可能回数:30回程度 <-本当か?!
USB給電:2個
シガーソケット出力:DC12 [V] , 10 [A] <-コレがポイント
LED照明機能:白色超高輝度、連続、点滅2種類
生産国:中国

その他詳細はググってもらうとして、

全体的な作り:非常に良い
取説:ちゃんとした日本語ページもあって適切。
   コネクタ名の誤記がある。
実際のエンジンスタート機能:エクセレント!!

では実際に使ってみましょう。
リチウムポリマー電池なので60%程度の充電率で到着。
リチウムイオン電池もリチウムポリマー電池も満充電放置は危険
ですから適正な対応です。
まずは専用ACアダプター(15V , 1A)で充電。約3時間で満充電。

V6_3000CC、MPVのエンジンは掛かるでしょうか?


バッテリーのマイナス端子を外し、ジャンプスターターだけで試します。


お見事!!

勢い良くセルモータが廻り、アッサリ始動できました。
車載バッテリーが非常に弱っている場合はブーストボタンを押して
30秒以内にエンジンを掛けろと書いてあるので、ブーストボタン
を押します。何しろ車載バッテリーは外してありますから。
エンジンが掛かったら30秒以内に取り外せとありますが、
すぐにエンジンを切ってジャンプスターターが自動OFFになるまで
待ちます。約30秒でOFFになるので、再度ONしてブーストボタン
を押し、再びエンジンを掛けます。

これを10回繰り返しました。

全くへこたれる事無く、残量もフルに残っています。


イヤ~、リチウムイオン・ポリマー電池って凄いなあ!

鉛バッテリーに対し蓄電率5倍、サイクル充電回数10倍、寿命10倍、
60%充電率保管寿命10年、重量比1/5など、大変に優れています。
使用温度環境ー20℃~60℃も見逃せない特長です。
このジャンプスターターが1個あれば、厳冬期のバッテリートラブルが
心強くなりますね。

久しぶりに良い物を買いました。

2019/08/27 追記

リチウムイオン・ポリマーバッテリーを満充電車内放置は危険だし、
短寿命化を招きます。満充電でも半年もすれば80%程度まで自己放電
するでしょうが、その間にも化学反応で劣化が進んでしまいます。

そこで、

60%程度(LED3つ点灯状態)でのエンジン始動テストを実施しました。
その結果、5回始動して5回とも正常に掛かりました。
LED表示残量も減りませんでした。
なので、常時80%充電(LED4つ点灯状態)で車載しておくことに
決めました。撮影遠征時など、遠出の際は100%充電(LED5つ点灯)
にして持って行けば安心ですね。

コメント
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