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 「Hoshino Parsons Project」のブログ

災害に対する万全の備え方について

2014年10月13日 | 言問う草木、花や何 〜自然・生命の再生産〜

台風が接近していますね。

前の台風以上にいろいろ被害が心配されています。
今度ばかりは、群馬も例外にはならないでしょう。

毎度、猛威をふるう災難を呪う気持ちは当然のことと思いますが、
個人的には、毎度不謹慎ながらワクワクしています。

何年か前にも書いたことがありますが、
私は台風ってそんなに「悪い人」ではないと思っています。
自然界には、いい人も悪い人もいません。

むしろ台風は、人間界にとっては、とてもいい先生であると思います。

そもそも、かたちのあるものは、きっかけが何であれ壊れるのが道理。

自分の命ですら、すべてが思いどおりにコントロールできるものではありません。

人間のコントロールのおよそ及ばない自然界に私たちは生きているのだという、あたりまえのことを気づかせてくれる「大事な先生」が台風なのだと思うのです。

そう思って、先生がやってくるときには、
いつもより少しだけ、ピシッとした気持ちでやりすごすことが大事。

もちろん災難は無いに越したことはありません。

自分の家族が災害で亡くなったりでもしたら、そのときは台風を恨んでも当然です。

さらに、どうにも我慢できない気持ちがあるのなら、
温帯低気圧になったあとも、北海道の先の海まで鉄砲もって追いかけて恨みを空に向かってバンバンぶっぱなすのも良いでしょう。
それで気が晴れるのなら、お手伝いもしましょう。

でも、災害の恐れがあるからといって、相手をただちに悪く言うのは出来ればひかえたいものです。

それは、限りなく軍備を拡張して、戦争をはじめるときの論理とどこか似た匂いがするからです。

自分よりも強い力で襲いかかってくるものに対して、
「万全の備え」をするということは、

決して「相手を倒す」ことを目的にするようなものではないからです。

「備えあれば憂いなし」
というのは正しいけれど、

備えるために、相手より強くなければならないとか、
相手を打ちのめさなければ安心できないとかの発想は、
毎度お越しになる先生からは何も学んでいないということではないでしょうか。

喉元過ぎればすぐに忘れる人間に、きちんと忘れないよう何度でも、
自分がどうするべきか、日本がどうするべきか考えさせてくれる先生は、
とても厳しいけれど、尊敬すべきお方であるかと思うのであります。

てなわけで、苦手な人はいても当然だと思いますが、
先生のことはできるだけ「悪く」言わないようにお願いします。

 

ネット上にこうしたこと書くと、いろいろ突っ込まれそうですが、どうかご容赦ください。

 

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