かみつけ岩坊の数寄、隙き、大好き

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 「Hoshino Parsons Project」のブログ

下牧(古馬牧)人形のカシラ

2013年09月18日 | 「月夜野百景」月に照らされてよみがえる里

下牧人形には、ただの郷土芸能と見られるのは惜しいほどの見事なカシラがあります。

当初、わたしは地元だけの郷土芸能の人形なので、それほどのものがあるとは思っていませんでしたが、全国の名の知れた人形などをみると、下牧人形のカシラがとてもハイレベルのものであることに驚きました。

一言で表すと、田舎芝居特有の「安っぽさ」がまったく無いのです。

それは明治時代に教えをうけた吉田勘十との出会いが、大きく影響しているのではないかと思われます。

 

 

カシラは、いくつかのパターンで複数の役をかけ持つことが多いので、

それぞれの特徴がわかると鑑賞もとても面白くなるものです。


 

立役がしら(たちやく)」

  主役を演ずる

    貞任でつかわれる「文七」は、とてもよく使われるもので、

    カシラの中でも座頭(ざがしら)役といわれる


老役がしら(ふけ、おやじがしら)」

  老人役の人形に使う

   写真の傔仗は「鬼一(きいち)」という老役がしらの代表的なもの。

   眉が太く、目が張った怖い顔をしていて、表に剛骨、裏に風流味があって、一分別あるという表情が性根である。



女形がしら(おやま)」

女の人形に使う。娘、年増、傾城、新造、婆、お福の6種類。





子役がしらこやく)」

割合に数は少なく、男は三種ほど女は大きいのを一種ですましている。


女役は、普通足はなく、着物の裾さばきだけで表現しますが、

この子役の「お君」だけは例外。

わらじ履きの立派な足がついてます。




ゃりがしら(ちゃり)」

   滑稽な役回りに使われるもの。



一役がしら(いちやく)」

「特殊がしら」ともよばれ、普通のカシラでは用をなさない一役のために作られたもの。「上人」「景清」「相丞」や狐や鬼に化ける「けつねがしら」「狐忠信」「がぶ」などがある。





・ ほかに、仕丁、捕手、町人、腰元など普通の芝居であるとその他大勢と、番付面へ出る役は、

  「つめ」または「つめがしら(詰端頭)」という。


また、こうしたカシラを見ると、全国の人形浄瑠璃のカシラそれぞれが、端役ものなどはかなり手作りっぽい表情がありながら、どこも決まった形式の形や構造を踏襲していることがよくわかります。



                 (参照 宮尾しげを『文楽人形図譜』かのう書房)




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秋もやってくる

2013年09月10日 | 渋川、利根・沼田周辺情報

はじめてSLを撮影して来ました。

土日に限らず、かなりの頻度で運行しているので、いつかは撮ってみたいと思っていましたが、

三脚を構えて本格的にスタンバイしている人たちの横に並ぶ勇気もなく、なかなか機会を得られないままでした。

最近になって、およその地元通過時間がわかってきたので、急きょ、昼前に、

「20分後にSLが通過するぞ」

と昼食の準備をしてる最中の家内に怒られながら出発。

3分とかからず、撮影場所につけるありがたさ。

人気のなさそうな田舎道をたどったのですが、やはりそこには3人ほど三脚をたててスタンバイしてる人がいました。

みな同じ場所に固まっているのですが、そこでは真正面からしか見れません。ま、それがいいのかも。

 

私は、ひとり後ろに下がって、手前にススキの生える間からねらうことにしました。

私には、まだカメラ操作の技術がないので、三脚をたてると動くものは、とても追えない。

 

 

三脚なしで追うことにしました。

 

 

十分な下見もせずに、はじめての撮影にしては、思いのほかうまくいきました。

SL撮影している人は、どこもとてもたくさんいるので、今更そこに加わるつもりはありませんでしたが、

季節の映像として、これは素晴らしい。

 

 

 

 

せっかく家の近所を走ってくれているのだから、

畑や季節の草花を入れて、その時々の記録を残してみたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

また、仕事してる暇がなくなりそうです。

 

 

 

 

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