オットが10年間務めた地域消防団を退団しました。
本来ならもっと早くに交代する約束ですが、なにせ地域に若い人がいなく、いても全員が引き受けてくれるわけではなく。
そんなこんなで10年。
この10年間に地域内(自分の町内)での大きな火事は1回。
別居中だった旦那さんによる放火で奥さんの実家が燃え、奥さんのご両親が亡くなりました。
(実家に戻っていた奥さんと子供は命からがら無事)
いつも近隣エリアの火事の時には、出動しても交通整理やホースさばきを手伝うくらいで火元近くには行かないようですが、
この時はさすがに自分の町内からの出火なので、プロ(消防士さん)に次ぐ前線で消火活動をしました。
鎮火後、2階から性別も判断できないご遺体を担架に乗せて搬出するところも見たそうです。
この事件はのちにワイドショーの取材クルーが玄関先に訪ねてきて、ご夫婦仲について聞かれました。
もちろんだいぶ離れた知らないお宅だったので何も答えようがありませんが。
・・・とそんな火事が起こっていることも知らずにワタシはいつも寝ているわけ。
朝(や夜中に)目が覚めてオットがいないことに気づき、消防の制服がないことで出動を知ります。
よく、夜中に飛び起きて何度も出動していました。
放火・失火はたいがいが夜中なので、そのために呼び出し音を他と変えて設定しておき、鳴れば出動!頑張っていたと思います。
眠い目をこすって(というか興奮状態なわけですが)そのまま仕事に出勤していたよね。
この制服はこの写真を撮った後、ホームクリーニングをし、次の人に渡りました。
いくばくかの慰労金はいただけるものの、志がなければ消防団はできなかった。
縁もゆかりもないところに引っ越してきて、まずは自分から地域に溶けこもうと選んだ道でした。
お疲れさま。
とても熱心に地域を守ってくれてありがとう。
そんなボランティア消防団が全国にたくさんいらっしゃいます。
頭が下がります。
ありがとうございます。
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