さて、ここで質問というか、提案がある。
あなたは買ったままのPCをそのまま使ってはいないだろうか?
一口にPCというが、パーソナルコンピュータの略である。したがって究極はそのユーザー個人に特化したマシンに仕上げることが理想だ。使用目的、用途に合わせて、使い勝手のよいものにすればもっとも効率のよいコンピュータにとしてあなたの役に立ってくれる。
さりながら、買ったばかりでもあり、しかも初心者というのなら、はじめの一歩として基本的におさえておきたいチューニングをアドバイスしたい。
教室ではまず以下の点に絞って設定を変更している。
- フォルダやファイルのオプション
- IMEのプロパティ
- OFFICE製品のオプション
ほかにもいろいろあるのだが、これだけでもずいぶん違ってくる。
今夜は、IMEの設定についてご紹介しよう。IME2002を例にする。
- IMEツールバーの「ツール」をクリック
- メニューから「プロパティ」をクリック
- 「辞書/学習」見出しをクリック
- 中ほどの「システム辞書」に注目
- 既定値では「Microsoft IME 標準辞書」のチェックボックスだけに濃い印がついているはずだ
- 「郵便番号辞書」にチェックを入れる
- 「話し言葉辞書・顔文字辞書」にチェック
- 「人名地名辞書」にチェック
- 「カタカナ英語辞書」にチェック
- 「記号辞書」にチェック
- もちろんチェックを入れるのはお好みでよい
- 最後に「OK」ボタンをクリック
以上が、初心者のための設定手順だ。
「ほかの辞書にも一応チェックが入ってるよ」とお声がかかる。確かにその通りなのだが、それは薄墨のチェックで、標準辞書のチェックとは濃さが違う。薄墨のチェックが入っているところをクリックすると真っ白になる。そしたらもう一度クリック。くっきりしたものになる。これが正しいチェックだ。
ただでさえキーボードが心もとないとき。住所を入力するのは面倒だ。そんなとき郵便番号をテンキーで入力するだけで変換可能になる。
また、当地では、「安乗」、「波切」といった有名な地名が変換できないといったもどかしさも解消する。
「さかな」と入力して変換すれば、「>゜)))彡」なんて芸当ができる。表現力(?)が増すだろう。「たこ」、「いか」でも試してほしい。
「かお」を変換するだけで、(^_-)-☆といった具合にいろんな顔文字がオンパレードだ。
「ぷろぱてぃ」を変換すればたちどころに「PROPERTY」と変換される。スペルがあやふやな英単語もミスなく入力できるようになる。
「そんなのとっくに設定済みだよぉ」
まあそう言わないで(^^ゞ(ぽりぽり)。これは初めてパソコンを買った人のためのお約束なのだから。
今日の音楽は、モーツァルト、「フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299」。眠かったのは、春だからか、それとも…。