蘭とペットと時々 「道楽」

自分の周りで起きてることをしらふで一筆啓上

灌水

2010年12月10日 22時56分24秒 | Weblog
快晴
最低気温 -0.5℃ 最高気温 17℃
今期一番の冷え込み、車にも薄らと霜が降る。

午前中はボブピータース18:18:18の一万倍で灌水。
午後からは赤札の植え替え。

昨日は恩師が来られて、個人授業
鉄分の必要性と蘭菌と発芽の関係について
葉緑素を作るのに間接的に鉄分が必要とか、ただ窒素やリンは株の中を移動して必要な部分に移動するらしいが
鉄分は移動は無く摂取した場所にとどまるらしい
植え替えた時など株が弱っている時に鉄分を含んだ液肥を葉面散布すると効果があるとか。
蘭菌に関しては発芽する時に種子内に入り糖分を供給して発芽させ、のちに発根して菌は根に移り、窒素などを供給するらしい。
普通の植物の発芽は根が先に出て水を吸い葉を広げる。
蘭の無菌培養でも種子が膨らみ、先に葉を出してから根が出てくる。
株が大きくなっても新芽が伸びてしばらくしてから根を出す性格は残っているようだ。
などなど、植え替えをしながら聞いていた。


瓜坊
口内炎は薬を与えているうちはよいが3~4日やらないと再発するみたい。
食欲はあるが毛並みがまだ戻らない、時々、つらそうにすわりこんでいる、別の病気を持っているみたい。
最近よく、植え替え台の所にきてじっと座っていることがある。

画像をクリックで花の拡大画像

Rlc. Memoria Haruo Saitou‘Good Friend' リンコレリオカトレア属 メモリア ハルオ サイトウ‘グッド フレンド’
(Rlc. Pamela Hetherington x C. Donna Craig) 国際園芸(株) 2006年登録
花径 14.5 x 15cm、花茎の長さ 13cm、蕾も入れて 3輪
バルブの高さ 12cm、葉の長さ 24cm、12cm素焼き鉢水苔植え
整形花、なかなか良いがリップのかすれが気にいらない。
花茎も短いし、首が弱いのが気になる。2~3作作りこんでどうなるか?
種名は会長の友人の名前、一字抜くと趣味で蘭をやっている人。


Rlc. Jewel Morning‘48' リンコレリオカトレア属 ジュエル モーニング‘48’
(C. Hawaiian Jewel x Rlc. Hawaiian Morning) 国際園芸(株) 2009年登録
花径 15.5 x 15.5cm、花茎の長さ 7cm
バルブの高さ 13cm、葉の長さ 23cm、10.5cm素焼き鉢水苔植え
実生初花、チョット小降りなるもオーバーラップして形はよいが少しリップが小さい
これも作りこんで見てのお楽しみ。
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大雪

2010年12月07日 22時48分34秒 | Weblog

最低気温 7℃ 最高気温 20.5℃
大雪  二十四節気の一つ。 北の方では雪が激しく降り始める頃だとか
でも今日も温かい。天気予報では夜から冷えるとか。

午前中は種を持ってきた人が。
かなりくたびれているようで立って話をしていたら「座りましょう」と
半分はワルケの話し、お客さんのでハワイの実生小苗で新芽が出るものの思うように発根しにくいと
確かにハワイの環境がよすぎるのか、水、肥料等の違いがあるのか素直に馴染んでくれないところがある。
栽培の上手なところから持ってくると落ち込むし、花も同じようには咲かない。
以前、本社が東京にあった時のある東京のお客さんは農場で栽培されていた株はしばらく本社の温室に置いてから持って行った方が生長がすんなり行くと言っていたこと思い出した。
冬場の小苗などは特にその栽培環境や温室の違いで移動したときにかなりのストレスを感じるかも
色々あるだろうが、できれば春ぐらいからの自然の温度で生長できるような気候になってからの移動が望ましいかも。
自分の中では植込み材料と水と肥料の関係に少し悩んでいる処がある。
話しの後の半分はくたびれている原因、自治会やとなり組の話し
引っ越して15年、田舎暮らしにはついてくる話、色々と役や仕事がまわってくるらしくてそちらの方でだいぶまいっているらしい。

昼過ぎにはINTさんが三毛猫の顔をさっそく見に来た。
人見しりもせずに抱かれている、気にいったみたいで良かったおもち帰りで?
家族の人たちも三毛猫なら喜ぶらしいが以前飼っていたのが20年ぐらい生きていたらしくて
今からまた20年だと自分達が、と頭をよぎりなかなかふんぎれないみたい。

小惑星「いとかわ」に行ってきた探査機は「はやぶさ」です。
ダメですね、話している時は思い出さなくて後でフッとした時に思い出す。

夕方には仲の良いご夫婦が、いつもは朝のうちに来ることが多いのだ珍しく夕方に
几帳面な方でいつも質問事項をメモして来るのだが今日は出先から遊びにきたみたいでメモは無かったようで。

今日は常連さんばかりで話しがはずんで、チョット仕事が進まなかったかな

画像をクリックで花の拡大画像

W. amazonica ワーセウイッチゼラ属 アマゾニカ
スリナム、コロンビア、エクアドル、ペルー、ブラジルに分布
花径 7 x 8cm、花茎の長さ 8cm、葉の長さ 22cm
9cmプラ鉢水苔植え、バルブは無く、1芽から数本花茎が出るがなかなか一度には咲いてくれない。
コクレアンテス属かと思っていたらいつの間にか Warczwiczella 属に変わっているではないか
略が W. 一字とはチョットさびしいような、好きな花なのに。



Zo. atropurpureum ズートロフィオン属 アトロパープレウム
ジャマイカ、キューバからペルー、ボリビアに広く分布
花はセパルが融合して開かなく長さ 1.5cm 茎の長さ 4cm、葉の長さ 9cm
6cmプラ鉢水苔植え
丈夫良く咲く。セパルが融合して一部、窓の用に開いている、その部分からアリなどが出入りして受粉させるらしい。
属名の Zootrophion はギリシャ語の野獣に由来するらしい、花の開いた部分が目に当たり獣の顔に見えるために付けられたらしい。
私には獣と言うよりも蛇に見えるが。
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新しい仲間

2010年12月06日 22時47分23秒 | Weblog
朝のうち雲が多かったものの、のちには快晴
最低気温 2℃ 最高気温 18.5℃
温かくおだやかな一日

朝のうちにバンダ類やコルク付きに灌水の残りのボブピータース18:18:18入りでシリンジ
午前中はリカステのフラスコ出し、出し遅れていて葉がほとんど枯れているがしっかりしたバルブが残っていたので取り合えず植えて置いた。
午後からは非売品の中のオンシ類など植え替え。


一か月ほど前から居着いている。
来た当初はガリガリで人を避けていたが温室から出ていかなくて空箱の間で寝ている状態


最近は食事の時間になると出て来て催促するようになった。
出て来ても吹雪達と一緒には食べるわけでは無く、寝床に持って行ってやると食べる。
非常に人なっつこく足にまとわりついてくる、野良猫では無く飼い猫が捨てられたのか、迷って家に帰れなくなったのか?
洋種が入っているようで長毛で足が長い、久々の三毛猫、このままでいけば名前はミケにおさまりそう。

以下、画像をクリックすると花の拡大画像

Paph. insigne fma. sanderae パフィオペディラム属 インシグネ バー サンデレイ
インド、ネパール原産
花径 8.5 x 11cm、花茎の長さ 20cm、リーフスパン 45cm
10.5cmプラ鉢クリプトモス植え
1894年にはRHSに出品されFCCを受賞している個体があるらしい。
以前はアルビノ系として変種扱いされていたが現在はキューガーデンでは変種扱いっされていない。
ドーサルにわずかに点が入るが中には点の入らない個体があるらしい?話しには聞いているが実物を見たことが無い。



Paph. barbigerum var. barbigerum パフィオペディラム属 バルビゲラム バー バルビゲナム
中国南西部(Guizhou)原産
花径 7 x 6.5cm、花茎直立して長さ 11cm、リーフスパン 26cm
7.5cmプラ鉢細かいミックスコンポスト、セルフの実生らしい。
coccineum で流通している種類、キューガーデンデはシノニムでバルビゲラムの変種として扱っている。
コクシニウムの方が何となく夢があって良いような 

この2種類はお客さんが咲かせて持ってきてくれた株
古くからあるが自分は最近見なくなったインシグネと1986年に初めて生の花を紹介された比較的新しい花。
整形花も良いが素朴な原種も捨てがたい。
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畑に霜が

2010年12月05日 22時44分51秒 | Weblog
快晴
最低気温 1.5℃ 最高気温 21℃
今朝は今季一番の冷え込みで畑にはハッキリした霜が降りました。
でも、まだ平年より高目で温かい、昼間は温室内ではシャツで腕まくりをしていないと暑いくらい。
今週中ぐらいから平年並みに冷え込むらしい。

朝のうちにチョット交配を、今年も少な目でやっと40交配を過ぎたところ、特殊交配が多いため乗りが悪くいくつも播いていないような気がする。
頭の中では色々考えるのだがなかなか実行できないでいる、もう少し頑張って年内には50交配を超えるように。

植え替えはカトレア赤札の大きい所は蕾つき以外は終了、後はその他の属とミニカトのたぐい。


水苔植えのものをバックを落とし、リードの下の苔は綺麗なら完全に取らないで残しておく。
株がぐらつかない程度の根は残して、余分な長い根は切ってしまう。


今年から始めた事、底にゼオフィールの大粒を鉢底が見えなくなる程度入れる。
今までは混ぜていたのだが底に入れると「水持ちがよくなるみたいだ」と先輩のお言葉。
少しでも水やりの回数を減らすのにいいかもと試しに。
以前は鉢ガラや発泡スチロールのブロックなどを入れていたがナメクジの巣になるので気にはなっていた。
これならナメクジも住み着きにくいかも。


バックをできるだけ鉢のヘリに付ける。


後はひたすらニュジーランドバークの5号を詰め込む。
棒などで突っついてできるだけ隙間の無いように、意外に後ろ側に入れ忘れるので狭いので丁寧に入れる。
バークには素焼き鉢の割ったものを一割ぐらい混ぜてある、これは鉢屋さんのお勧めで。
焼きなおした時にひびの入ったものや割れたもの、焼きすぎのものなどを割って混ぜている。
多孔質で炭などの代用になるとか、増量剤としても良いとか。
後はしっかりと支柱を立てて止める、これも以前はクイックタイを使っていたが藤井さんのお勧めで荷造り用のひもで。
発送用の箱をしばっているひもが意外に大量に出る。以前は家庭菜園の苗をしばるのに使うぐらいでほとんどすてていたが
数年前に講習会でバルブをしばるのに荷造り用紐を裂いて使うと良いと。
確かに、以前に裂かないでそのまま使ってみたが太くてやぼったいので気にいらなかったが細くするとスッキリして良い。
資源の節約と指先を使うのでボケ防止になるかも。

と言うことで皆様の意見を聞いてバーク植えを実行中。(自分の考えは無い)
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灌水

2010年12月04日 22時46分37秒 | Weblog
快晴
最低気温 5.5℃ 最高気温 21℃
今朝の新聞には昨日の荒れた天気で風の被害が、鎌倉では竜巻らしきものが発生して被害が出ている見たい。
藤沢では突風で被害が出ている。最近竜巻の被害が多いような、これって温暖化の影響?
施設園芸にはいやな傾向、少し強い風が吹くたびにビクビクする。
今回はハウスなどの被害が載っていなかったの少しホッとしているところ。

雨が降ったばかりなのに乾燥注意報、確かに午前中、潅水をしていて異常に喉が渇く。
今日の灌水もボブピータース18:18:18の1万倍でやる。

午後から引き続きカトレアの植え替え、
乾かし気味に管理した方がよい種類に前回植え替えた時に発泡スチロールのサラサラを鉢底に入れた、根張りが良くてよいのだが少し水不足を起こしてバルブが痩せている。
夏の間はたっぷりかけられていて良かったのだが秋口から乾かし始めたら乾きすぎる様だ。

正月にカトレアの花を飾りたいとお客さんが来られたのだが話しを聞いて見ると数鉢はカトレアの鉢は持っていると
ただ、咲いたのは今までで1輪だけだとか、温室はまだないので部屋に置いてあるらしい
新芽が出てくるが葉が開かないとか?カトレアは水は少な目にと言われたので夏の間も少な目に管理していたとか。
たぶん、水不足が原因、成長期で温度がある時はたっぷりやらねば、休眠期で低温の時は乾燥気味に管理
メリハリをつけるのがポイント、最初花付きを買った時に水は控え目にと言われると年間通して控えめにしてしまうらしい。
結局、今咲いているものでは正月まで持つかは疑問だし、蕾つきを奨めてもうまく咲かせられるか?
下旬ぐらいにきて綺麗に咲いているものを購入した方が安全ですよと、今日は納得しお帰りになりました。
また、商売しそこなった

以下、画像をクリックで花の拡大画像

L. rubescens レリア属 ルベッセンス
メキシコ、コスタ・リカ ニカラグア グアテマラ産
花径 7 x 6cm、花茎は直立し長さ 30cm、 蕾を入れて 10輪着花
バルブ卵形でよく太り高さ 5cm、葉は2枚葉で長さ 13cm、9cm素焼き鉢水苔植え
国際で最後に入った山取り品、趣味でしばらくヘゴに付けて大株にして楽しんでいたがはみ出してきたので数年前にばらした分け株
花命は短く全部咲く前に下の方から散って行く、花色が淡く優しい感じで好きな花


L. aurea レリア属 アウレア
メキシコ産
花径 4 x 5.5cm、花茎は直立して長さ 42cm、7輪開花
バルブは卵形でよく太り高さ 4cm、葉は1枚で長さ 13cm、7.5cm素焼き鉢水苔植え
1980年にアメリカのスチィワート社からルベセンス バー アウレアで入荷した株
最近になってアウレアとして独立した種になった。

両種とも昨日のアンセプスと同様に屋外に出して時はほとんど無遮光で栽培、冬の寒さにも強く栽培しやすい種類
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大荒れの天気

2010年12月03日 19時14分47秒 | Weblog
朝のうちまで回復が早く、のち快晴
最低気温 13℃ 最高気温 24.5℃
南風が強く、暖かい一日、夜には冷え込むとの予報。
雨は場所により12月では観測史上最高の雨量とか。

昨日からやっと本格的に植え替えを始めることができた。
取り合えずは親株に使っている株から。
しっかり根が張ってなかなか鉢から抜けない種類や、ほとんど死にかけている株など色々。
4号鉢以上はできるだけプラ鉢でニュージーランドバーク5号で植える。

社長は昨日から株市での入荷株と展示室の整理。

画像をクリックで花の拡大画像

L. anceps ‘Tokyo No.1’ レリア属 アンセプス‘トウキョウ No.1’
メキシコ産
花径 10 x 9.5cm、花茎の長さ 45cm、2輪開花
バルブの高さ 6cm、葉の長さ 19cm、12cm平素焼き鉢水苔植え
ペタルの先に少し濃く入るのでひょっとするとチラペンシス(元ゲレーロ)が入っているかも。


L. anceps‘Fujiwara’ レリア属 アンセプス‘フジワラ’
ブラジル原産
花径 9 x 12cm、花茎の長さ 42cm、 3輪開花
バルブの高さ 5cm、葉の長さ 15cm、12cm平素焼き鉢水苔植え
INTさんがずいぶん昔に実生からの選別個体
花付き芽吹きが良く株が小柄で花茎が短い。

アンセプスは3年ほど前から霜の心配が無くなるころから屋外に無遮光で灌水は控えめで栽培。
さすがに今年の酷暑ではコンポストの傷んでいる鉢は葉が少し焼けたみたい。
上の2株は昨年に植え替えたため少し作落ちしてるがしっかり花は咲いてくれた。
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