ポッキーの日は、寒冷前線が通過したせいで大風で寒い一日だった。時折激しく雨が吹くので、家に引きこもっていた。
ポッキーの日以外にも44の記念日になっている十一月十一日。まともそうなのはサッカーの日(ミズノです)と磁気の日(ピップエレキバンです)、時点は麺の日(全国製麺協同組合連合会)、長野県きのこの日(JA全農長野)、ベースの日(どうも個人ぽい)、鏡の日(全日本鏡連合会)、鮭の日(新潟県村上市)、くらいかな。なお下駄の日でもあるのですが、七月二十二日と十一月十一日と二つありまして、一体誰が言い出したかも判然としない記念日です。
介護の日というのは、もともと九月二十五日だったのを厚生省が十一月十一日にしたという。「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」だそうだが、わたしには「いい日」ときたら「旅立ち」なので。山口百恵様ありがとうございます。
なお一番記念日の多いのは十月十日で、十一月十一日は次点だそうです。
フィリピンのドゥテルテ大統領が、又しても暴言。16歳の時に人を刺し殺したという。なおこのニュースは十一月十一日発ですな。
「ドゥテルテ氏はタガログ語と英語の混じった会話で、「10代の頃は拘置所に出たり入ったりしていた」と言及。当時はあちこちでけんかをしていたと明かした上で、「16歳の時に誰かを殺した。本当に人間をだ。けんか中に刺した」と述べ、「ただ目が合ったという理由だけで」とも付け加えて聴衆から笑いが起きた。」
「ドゥテルテ氏の報道官はCNNフィリピンの取材に、「あれは冗談で言ったのだと思う。大統領は海外在住のフィリピン人といる時は大げさな言葉を使う」」報道官も大変だ。ショーン・スパイサー米元大統領報道官は今はタレント活動で忙しい。きっと報われる日も来るだろう。
ドゥテルテさんもトランプさんも今はAPECで一緒だが、この二人が会談するとどうなるのだろうか。まず第一発目にトランプさんはまたアメリカファーストと演説した。
「トランプ氏はこの中で、「我々は米国がつけ込まれるのをこれ以上容認しない」と言及。「私は『米国第一』を常に追求していく。この部屋の皆さんが自国の利益を第一に優先するであろうのと同じことだ」と述べた。」
APECに全くふさわしくない演説を、つまり緩やかな政治協調や通商を目標とする場で言ったわけだ。さらにはアメリカが離脱したTPPもAPECの議題になる問題だ。
下品だと思うがそれ以上に、アジアの国際会議でアメリカの支持者しか念頭に置いてない発言はどうなのか。
アメリカの製品はいいものがいっぱいあるとみんな知っているが、なぜアジアではみんな買わないのか。量がおかしいからだよ。「アメリカファースト」と考えているから、つまりアメリカで売られている状態が最高だと思うからそうなるのだ。それに気がつかないアメリカ人は、お人好しすぎると思う。昔からそうなのだが政治や金融では陰謀論が出てしまうほどに頭のいい人たちしかいないのだが、それ以外の人たちからは何か「アメリカファースト」すぎて理解しようともしないのだ。
やってしまった。引きこもってカズオ・イシグロの「日の名残り」を一気に読んでしまった。この回りくどさを、つまり海外文学にありがちな回りくどい表現に、イギリスの執事というさらに持って回った言い方をする人種の語り口に引き込まれてしまいます。ストレートで読んでもとっても面白い本です。
で、これだけはいっておく。せっかく購入したのに最初の1ページで挫折したら、人生を損したと思った方がいい。