どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

送り火・舟っこ流し

2011-08-16 21:46:36 | インポート
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今年のお盆は骨折と、16日に検査があったので里帰りをしなかった。検査の結果は、松葉杖はもういらないです。ガンガン歩いてください、でした。
そこで盛岡の送り火行事の舟っこ流しを見に行きました。

盛岡に200年以上前から伝わる行事です。お盆では各地でよく「流す」行事はありますし、燃やす事もあります。竜頭の舟を造り、戒名を書いた札や遺影を乗せて燃やします。昔は流しっぱなしだったらしいのです。
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今では運行する距離も決まっていて人が引っ張っていますが、江戸時代ではどうだったのでしょうか。やっぱり藁舟だったのでしょうか。
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ところが中に花火が仕込まれています。この舟は最初っから花火。ナイアガラを出しながら小さい打ち上げ花火を出して行きます。

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実はお盆に関するウンチクを語ろうと思っていたのです。ついでに京都の悪口を言ったりしようと考えていたのです。まあそれではと舟っこ流しに行ったのですが(お盆に墓参りしなかった贖罪を含め)、全く違う姿を目の当たりに。これはすごい。
今の所、誰が爆竹を仕込んだのかとか、誰が花火を仕込んだのかとかは解らないがどこがどうしてこうなったのかは知りたい。近所の人に聞いた限りでは20年以上前からこんな感じらしい。

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今年の最後の舟は大きかった。震災の慰霊のために祭りを盛り上げていた。
最後は花火大会。これも盛大だった。なお舟の動画を最後につけました。
最後になりましたが、震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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YouTube: 盛岡・舟っこ流し





陸前髙田の薪

2011-08-13 03:24:36 | インポート
新たに送ったものを調査した結果、セシウムが見つかった。1130ベクレル/キログラムという。ただこれが表皮近くにあり、薪の本体では検出されなかったという。これで送り火には使われない事になった。
だがこの値は比較的高いのではないか。松の表皮はガサガサしていて入り込みやすいのは確かだが、泥まみれな訳ではない。微量に付いていたものがこの値になるからだ。
ただ前のメッセージ入りの薪では検出されずに、今回は検出された。これは屋内で管理していたものと屋外で管理していたものの差だという事にはなっているが、実は説明になっていない。割って以降に大量にセシウムが降らないとこの値にならないからだ。また薪なので屋外にあったとしても雨に当たらないようにしているはずで、雨由来のセシウムはそんなにないはずだ。もっとも簡単に説明出来るのは、メッセージ用のは特に念入りに泥を洗い流して、割ってからも簡単に掃除していたものなのではないのか。あとは検査業者が適当だったか、薪の本体のみを計測していたかだ。
このあおりを食らってかもしれないが、農水省の通達で福島県産の木炭と薪の出荷が止まった。
木炭は屋内管理だからちょっと考え過ぎかもしれないが、農水省はなにかをつかんだのかもしれない。薪は基本的に皮を剥げば大丈夫だろう。水洗いすれば更にいいだろう。そんなに不安になる必要は無いと思うのだが。

震災のすぐ後で、風評被害を避けるために茨城の農協で検査したらセシウムが検出されて、逆に風評被害を作ってしまったが、今回もそんな結果になりそうだ。

だが驚くべきニュースが、
http://www.asahi.com/national/update/0811/OSK201108110219.html?ref=goo
朝日新聞だが、島根県の堆肥からセシウムが検出されたのだ。最大で1082Bq/Kgだ。2カ所から基準値をうわまるレベルで、3カ所は基準以下、2カ所は検出しなかったことから、ホットスポット的なもののようだ。埼玉の腐葉土に比べれば10分の1程度だが、島根は圧倒的に遠い。また堆肥は雨が当たらないように屋根の下で作られる。汚水が地面を汚さないようにコンクリートのたたきで、しっかりと作られている。かなり前から野積みで堆肥を作るのは禁止されている。埼玉の腐葉土もそうなのだが、雨水による汚染はかなり少ないはずなのだ。
チェルノブイリから、落ち葉は汚染されやすい事は知られていたが、この死んだ植物体がどうやって放射性物質をキャッチするのかは解らない。宮城の稲藁も、埼玉の腐葉土も説明しがたい汚染だった。
3月の頃の東北地方の風向きは、南西から吹く事が多い。ただ事故当時は北風が吹いていたのでどうかとは思っていたが、島根にまで届いているとは思わなかった。

前に京都もどうせ汚染されてると言い切ったが、こうなると不謹慎だったかと反省している。
8/14追加
千葉の成田山で開運厄よけの護摩木として使われる事が決まった。陸前髙田では検査結果から皮をはいだ薪を、角材にして送る予定。この話し迷走しつつ、拡大している。千葉で反対運動が起こる可能性もあるが、原発の影響を受けており京都よりはリテラシーが高いのではないかと思う。
8/16追加
成田山でのは、9月の開運厄よけの護摩木につかうようです。訂正します。そして早速クレームが50件ほどあるようです。皮をはいで角材にまでする予定なのでセシウムは検出されないと思うが、成田山では念のために検査して微量でも検出された場合、使用しない方針のようだ。
千葉と陸前髙田だったら、放射性降下物の量は大して変わらないのではないのか?と思いますが。もう陸前髙田も薪を送る事を、止めてしまった方がいいのではないのかと思います。


怪しいお米・セシウムさん

2011-08-10 17:51:19 | インポート
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アンサイクロペディアにいい映像があった。これはすばらしい。
これを印刷して、東海テレビの本社前で岩手産の絶対安全な22年度産ひとめぼれを売るのはどうだろう。朝日や赤旗に事前情報を流しておけば、記者クラブの横流し情報から慌てた東海テレビが全量購入してくれるだろう。1tぐらい用意しよう。あと秋葉原で売るのもいいだろう。1キロ袋とかならネタで買ってくれる。もちろん特大60キロ袋も用意しよう。袋欲しさで売れるしネタになる。
セシウムさんにひとめぼれ!みたいなベタなのぼりも用意しよう。けっこう面白いイベントになる。
陰湿な使い方も出来る。東海テレビの外部取締役やスポンサーに送りつける。新米のでる10月あたりにはこのネタは古びているが、悪夢再びだ。ただこんな使い方はアンサイクロペディアンがゆるさないと思う。私もいいとは思わない。
まあギャグでお返しするゆとりは欲しいものだ。
岩手の農協はやらないが、秋田の農協なら絶対やるな。羽後農協なら確実にやるな。岩手の農協もがんばってもらいたい。
ただ私はこの問題、東海テレビの中での人の使い方に根本的な問題があったのではないかと考えている。テロップを作る外部の人間に、無理難題を押し付けたあげく間違いからなんでも彼の責任にしてきたのではないのか。なんかそれがこじれた結果の事故のような気がする。
ちょっと常識からかけ離れた事故だから、そう思う。


風評被害1・その後

2011-08-10 11:32:49 | インポート
大迷走をはじめた。
陸前髙田のメッセージ入りの薪は、結局陸前髙田で迎え火として焚かれた。このニュースが京都に届き、今度は京都市に大クレーム。前回の放射能汚染を怖れる声が数十件だったのが、今度は500件。しかもたった一日でだ。そこで急遽陸前髙田から薪500本(メッセージなし)を要請した。10日には京都に届き、終戦記念日のイベントと送り火に使われる予定になっている。
まあ美談から一転してグダグダな展開だ。メッセージを書いているのが大切なのに、これでは意味が無い。なお陸前髙田のメッセージ付きの薪だが、全量検査したらしい。それでもどうも大文字保存会の中でも意見が分かれて中止になった。自分たちで調べているのに、こうなっちゃう所に情けなさを感じる。
なお保存会だが、京都五山ごとの送り火に保存会があり、京都らしい民間組織となっている。今回京都市が薪を陸前髙田から取り寄せ、今の所大文字保存会以外が受け入れを表明しているが、民間組織なので大文字保存会のように中でこじれてしまえば、京都市も何も出来なくなってしまう。実際受け入れても焼かない団体も出るのではないかと思う。もしもそうなったら、それがバレ無いように祈ります。バレたら京都物産不買運動という面倒な事をしなければ行けなくなる。
そこに福島県伊達市市長が、風評被害を広げると、クレームをつけることが判明。ちょっとタイミングが遅いと思う。
なお、岩手県の平泉町でも大文字焼きを行うが、本年は被災ガレキを使う予定。京都もどうせだったら陸前髙田のガレキも燃やせばいいのに。今回の薪よりは意味がある。もしも放射能が不安なら陸前髙田より北側にあるガレキから10キロづつ集めればいいだろう。放射能汚染が分散化されてリスクが減る。また意味が大きくなる。
しかしな~。琵琶湖の水が汚染されて飲めなくなるかもしれないという声があったらしい。琵琶湖の水は27.5立方キロメートルあるから、子供への基準値100Bq/キログラムとすれば2.75ペタBqのセシウムが必要だ。原子力安全委員会が出した今回の事故でのセシウムの放出量が12ペタBqだから、今回の事故の2割を琵琶湖にブチ込めば飲めなくなる。薪400本がこれだけ汚染されていたら、それは薪ではないだろう。大体危険で運べない。
今後起きるだろう風評被害の前哨戦だと思う。ちょっと危機感を持っている。
PS
大文字焼き保存委員会の会長は、頭を丸めて陸前髙田に行き謝罪している。これは立派な行為だが、どうも会の中で話し合わなかった結果会長独善に近い形でまとめた話しで、こうなったのとすればそれはどうなのかと思う。
でも無知とか無理解とか、そんな事を感じる。
もう一度京都には道真公のたたりが必要なのかもしれない。


車いす・返却

2011-08-09 20:12:11 | インポート
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車いすを返却しに、2.4キロ離れた社会福祉協議会まで行ってきました。
せっかくなので車いすで行ってみました。
この写真の所までは、比較的順調でした。
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久しぶりに乗ると、ホントキツイです。また平らに見える道が以外と山になっている。でもどうしてここに鉄のドアが?


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なんかスプロール化しているな。
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昔は羽振りがよかったのだろうな。
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車いすだと、変なものが気になる。

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センスのいい緑のカーテン。

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脇道で、トタンのシンクロを発見
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ついに上の橋に到達。裏道を中心に通ったせいか、道路工事の跡で、道路こう配が相当狂っている場所ばっかりで苦労しました。ただここから道が狭くなるんですよ。
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橋を渡ってやれやれと思ってたら、後ろから自転車が辛抱強くノロノロ運転していた事に気がつく。いやゴメンなさい。そして紺屋町へ。
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紺屋町もスプロール。でもこの景観は悪くはない。


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ようやくたどり着いた社会福祉協議会のビル。ところがここの正面スロープは車いすに全く優しくない急勾配。駐車場から回り込んで入るが、駐車場へのこう配もかなりきつい。必死で上りました。
さてここまでのトータルタイムは40分。グーグルマップは徒歩で29分だと言ってるので、苦戦している状況が解ります。
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車いすでの最後の写真。けっこう車いすは楽しかったなと思う。とりあえず視覚が変わる。
友人は、車いすだと周りがチヤホヤ世話を焼いてくれて楽しかったんじゃないのとか言うが、それはほとんど逆で、見知らぬ人に車いすを押してもらうのはすごい恐怖だし、スーパーのレジの行列を譲ってもらうのはプライドが傷つく。車いすに対する偏見は、すごいものだとはよくわかった。


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お世話になった、日進医療機器のIRともお別れ。ちょっと寂しいが、なんで君のシートはこんなにファンシーなんだ!といつも思っていたよ。僕とはあわないよ、このセンス。わるいけどさよならね。
最後にこんなに汗まみれにさせて、ヒドイ!とIRが言っております。
といいつつ、たまに車いすに乗るのは悪くない生活だと考えている。