どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

自転車ヘルメット

2013-10-14 11:57:29 | インポート
自転車用のヘルメット・今のカッチョエエ奴です。確か30年くらい前に、サイクリングスポーツ・略してサイスポが、ヘルメット義務化の話しに対して新しいデザインを作らなければ行けない、それで対抗しようとして、デザインを紙上で公募したのです。
まあその昔は、といっても今でも一部地域ではあのお椀型のヘルメットですが、あれは凄く重いのです。今でも体力のある競輪選手が使っていますが、彼らも海外では使っていません。確かに安全ですが、ちょっと過剰でした。首にとっても悪いほどに、頭には安全でした。自転車乗るのが辛くなるシロモノです。

それを義務化されたら業界は終わりです。通学だから我慢しているのであって、自転車に乗る抵抗感がもの凄く高まるはずです。そこを危惧したと思います。

ヨーロッパにはカスクと言うヘッドギアがありました。解りにくいと思いますが、大昔のラグビーのヘッドギアみたいな、皮とクッション材のものです。空気が通るように出来ています。耳まではカバーしません。

このカスクのデザインがサイスポのヘルメットデザイン公募で採用されました。当時としてはエアロダイナミクスが流行していたので、それを完璧に意識したものでした。そこで協賛企業が作ったのですが全然売れない。

とっても時間がかかりました。多分アメリカから始まってヨーロッパに伝わって、今日本にいるのでしょうか。

さて、ヘルメット。たかがヘルメット。実はこれこそ奥深い世界です。カスクは皮で出来ていました。タンニンでピッカピカに仕上げていましたが、やっぱり摩擦が大きい。バランスによっては首がクキっと言う訳です、なのでFRPのように滑る素材が良いかと言えば、滑った先にある物が問題にもなります。

どこかにぶつかった場合です。尖った物とか。そう言った議論がいっぱいありました。穴の大きさとか、構造とかイロイロです。初期はかなり厚ぼったいデザインだったと思います。

カスクデザインはこの辺りで拒否された所があります。今現在は、かなりバランスの取れた物になっていると思います。ただ不思議な事に、低速で走る人向けのメットが重く厚く、高速で走る競技者向けが軽く薄くなっているのがナゾです。

なおカスクを改めて検索した所、先のリンクがありました。カスクはいつの間にか復活していました。軽くて折り畳み出来るのが受けているようです。スピードが遅ければこれでも十分だと思います。いずれ自転車も安全運転が大切です。


ぴよ~ん

2013-10-14 01:23:16 | インポート
Dsc_0800


先日撮影があった。大体一日で400枚の撮影だ。

所がだ、オーバーホールから帰ってきたばかりのカメラの調子が悪い。AFが起動しないし、しても認識が遅い。レンズ交換するとなおさら悪くなる。一旦レンズを認識するとまた回復するのだが、そこでレンズを交換すると、またAF周りがおかしくなる。

オーバーホールから帰って来て70カットは撮っていたが、余裕のある撮影なので気がつかなかった。


Dsc_0820


他にも何かおかしな事ばかり起きていたのだが、私が誤操作している可能性もあるからいちいち言わない。

だがおかしい。代わりのカメラがあれば良いのだがあいにく用意していない。こうゆう時にはただただひたすら撮りまくるしかない。下手な鉄砲数打ちゃ当たる。とはいえ定期的にモニターで確認したりファインダーで注視していたり、緊張する状態だ。とにかく今日を乗り切らないと明日がない。

なのでこの状態でカット数500カットオーバー。

シャッターを切った瞬間に、指に強い反発を感じた。突然だ。シャッターボタンの底から何かが突き上げて来ている。これは…、シャッターボタンが壊れた。強く押し戻してもシャッターが切れるだけ。また強い押上が指にくる。



Dsc_0060


観念してシャッターボタンから指を離した。

ぴよ~ん

シャッターボタンと銀色のスプリングが飛んだ。目で追っていたので、シャッターボタンは容易に捜せた。スプリングが見当たらない。試しにシャッターボタンを押し込んだら、はまった。しかしスプリングがない。スプリングもすぐに見つかった。だがボタンが外れない。


ぴよ~ん

もう呆然とするしかない。AF起動から露出ロックまで、何とかなりそうだ。だが半押しでのAF・AEロックが極めてシビアになった。もの凄いフェザータッチのシャッターボタンだ。どうすりゃ良いんだ、この撮影。

それでもなんとかするしかない。撮影出来るだけでもマシ。慣れるだけ。後は何とかなりますように。

ニコンサービスは連休お休みです。


2013.8の盛岡セシウム状況

2013-10-13 03:33:52 | インポート
H


指標として、月間降下物中のセシウムを見ている。環境水準調査で見ているが、今の状況はこれではよくわからない。


H_2

平成23年の6月からグラフにした。

かなり落ち着いて来たのが解る。ただ2月から4月までは、気にする人は粉塵による被爆を避けるためにマスク着用がまだ良いかもしれない。

ただそれでも、盛岡で0.53 ベクレル/平方メートルまで下がった。過去5年間では平成 19 年3月期0.182 ベクレル /平方メートルが最大だったので、まだ不検出までは時間はかかるかもしれないが、かなり少なくなった。

ここでこんなニュースがあった。財経新聞のものだ。「今も毎時1000万ベクレル 大気中に放出続く」
東電の廣瀬直己社長が10月7日の閉会中審査の参議院経済産業委員会で語ったもののようだ。
だがこの審議会の詳細が解らない。どうもニコ動にライブ記録があるようだが、そこまでは当たれなかった。なので「大気中」か「海洋中」かはよくわからない。一応大気汚染なのだろう。

ただここで単位系を揃えておくべきだと思う。毎時1000万ベクレルのセシウムは10Mベクレルになる。10×10の6乗ということだ。一日240Mベクレルであり、年間では87.6Gベクレルになる。
事故後に起きたあの単位、ペタとかテラに比べればかなり少ない。ただ福島第一近辺にはまだそれだけの汚染が進行していると言う事にもなる。


なおこの記事の「セシウムの134、137を合わせて2万兆ベクレルになるとみている」だが、兆は10の12乗だ。SI 単位ではTと書かれる。20×10の16乗になる。10の16乗は京と言う単位になる。

もう一度SI 単位に戻すと200ペタベクレルになる。これが今まで放出して来た量なのだ。(かなり甘いと思う)


チェルノブイリのようにエクサ単位まで行ってしまったのは恐ろしい。だがここで変な事に気がついて欲しい。

なぜ1000万とか2万兆ベクレルという単位になるのかだ。これは日本の会計でよくある話しだ。表で(単位・100万)というのはよく見る。こう言った会計的な単位の使い方と、絶対的な単位の使い方をする理科学とは単位の使い方が違う。
理化学単位を日本の官僚と言うか文官は使えない。ここには二つの意味がある。法的に使えないと言うのと、普段使っていないので理解しにくいからいつもの単位にしてしまう。

ここは実際的にかなり問題だと思う。お金の単位とゴッチャになりがちだ。だからSI単位系があるのだ。

予想以上に、福島第一の過酷な状況が解った。ただピークレベルに比べれば、岩手県ではかなり影響は少ないと考えても良い。それは農産物のデーターからも、今回のデーターからも解る物だ。


H_3


実はこの項では、グラフの書き方でかなりイメージが変わると言うのを考えて、作ってみた。高さが変わらないように作った。その上で最後のこの一枚だけ、y軸の単位を2倍している。なぜそんな事をしたのかと言えば、山だけ見てまだ多いと言われたくないからだ。単位をしっかり見ないと、グラフは意味がない。

だからこのグラフの、内側を話している。


今日、驚いた事があった。岩手県内で米の品種作付けの状況が激変していた。あり得ないことが起きた。

ここで一つだけ付け加える。今年の岩手県のコメから、放射性物質は検出限界以下になっている。だから安心して欲しいのだが、風評被害はなにを起こしたかだ。

岩手県県南地域は、「ひとめぼれ」独占地域だ。この品種が主流で、他には餅米があるだけと言う状態だった。

24年度は、例年通りの作付けだった。だが風評被害が大きく、県南産地の米は値崩れした。23年度のように放射能汚染がないのにも関わらず風評被害があった直後だったが、作付け計画を変えられる時期ではなかった。

そこで25年度はあり得ない選択をした。今まで見向きもしなかった品種を県南で作っている。「どんぴしゃり」と言う品種は、あまりおいしくない。だが多収であり極早生でもある。「あきたこまち」もそうだ。「いわてっこ」もそうなのだが、県南地区で作る品種ではない。県北地域の品種だ。

安くなったから多収を目指す、という側面もある。次が大きいのだが、米の端境期を狙った品種選定の可能性もある。県南と県北では収穫期が一週間程度の違いがあるが、早い方が高く売れやすい。

ただ一番考えられるのは、県南地域で作られたマイナー品種は誰もが買わないと言う事だ。昔は中央が買ってくれた。だが今は県内で売る方向に切り替わったのだろうか。

そう言った戦略を考えなければ行けないほどになっているようだ。もしもそうだとすれば、悲しい事だ。


ダナス・そんだなす

2013-10-09 03:21:43 | お天気
Dsc_0057


台風三連星ジェットストリームアタックなのだが、最後のダナスが本気の攻撃を仕掛けている。


台風と言うのは因果なものだ。どこにでもある低気圧の下が、あったかい海だった時に、吸い上げた蒸気が上空で冷却され雲になり、その時に発散された潜熱が上昇気流を更に強くして、台風になる。
ただどこか末っ子のように身の置き所が無く、風に任せて動くしかない。ダナスもちょっとした高気圧の隙間に入って来た。


しかし日本に近づいただけで、どんどん縮小して勢力が弱まってゆく。季節も季節。北からの風がダナスの熱を奪ってゆくのだ。9日の18時には熱帯低気圧に変わり、真夜中に岩手を通過する。
今でもダナスの姿ははっきりしない、乱れた姿になってしまった。


Dsc_0058


ただずっと天気が悪い。十月に入ってからはっきりと晴れた日は一日だけだろうか。ここ4日は常に曇っている。少し気分が悪い。これもまた台風の影響だ。おまけに前線と気圧の谷もある。

今日は湿度も高い。最大95%最低90%と、汗が引かない。この時期としてはかなり暖かい最低気温19度だ。


Dsc_0056


今日工事現場で発見した謎の掲示板。ソーラパネルで電力供給、そして温度や湿度、そして「ご迷惑をおかけしています」と言うメッセージ。何をしたいのだか解らないが、もしかするとこれは面白いシステムだ。メッセージを変える事も出来るはずだからだ(2013年においてそれすらも出来ないシステムはありえない)。もしかすると、「今枠組み完了」「休憩ナウ」とかも出来る。工事現場と周辺をつなぐ事は可能だと思う。

さてここで見てもらいたいのは、実はこのイラスト。ポイントはヘルメットだ。海外ではこの形が多かったと思う。40年前以上からこうなっていた。多分頭の前頭葉保護と、安い材料で最大の効果を出すためのデザインだと思う。炭坑夫から始まったデザインなのかもしれない。ライトを固定しやすいメリットもある。

実は、このデザインあんまり普及していないんです。変な所で林業系はこのヘルメットです。建設現場では未だかつて丸ヘルでしょうか。あの全共闘時代の。多分良い現場では、このメットでしょう。


イラストに出ているのに、現場の人がかぶっていないのはおかしいですね。理由は簡単で、現場の人はメットが嫌いだから、と言うのがあります。もう首に掛けるヒモをダランとさせているのなんかいくらでも見れます。斜めがけもありますね。

そういった気概は好きですが、なにかがズレまくっています。


ダナスなのですが、前は07年の9月6日に生まれました。最低気圧は990hPaで、日本には上陸出来ませんでした。
経験する事、ダナスの意味ですが、今回は何を経験出来るのか楽しみです。




ホイッパー・道具ってすごい

2013-10-09 01:30:08 | インポート
Dsc_0055


もうそろそろ涼しくなったのでメレンゲクッキーを作ってみた。しかしだ、今まで使っていたホイッパーが壊れてしまった。どうも金属疲労があったようでワイヤーが一本破断してしまった。


そこで似たようなものをホームセンターで買ったのだが、なにかイマイチ違う。メレンゲを作る最終段階になると、どうもホイッパーの腰が弱く感じる。そして中指の皮が剥けた。そう言えば以前使っていたのは、業務用を安く買ったものだった。何かがちょっと違うのだった。

そこで製菓問屋に行って、製菓用のホイッパーを買った。なんとお値段1200円。ホームセンターのは300円、4倍の価格差がある。どこに価格差があるかと言えば、ワイヤーの太さ。ほんのちょっと太い。あと付け根の所がプラスチックで柔そうに見えるが、柄の内部に水が入らない。ここが大きく違う。丸そうな柄も、わずかに面取りがしてある。ただ私にとっても少し柄が太い。筆を持つようににぎるのではなく、はっきりとにぎる事が前提なのだろうか。


Dsc_0054


結果と言えば、最終段階までガシガシと力を入れれるので、あっという間に出来上がる。ただ今度は腰がとっても固い。もう少し使うとしなやかさが出てくるのだろうか。

当ブログでは100円ショップのホイッパーから、安物の電動ホイッパーまで使って来たが、結局手に戻って来た。だが手でも道具でここまで違うとは思いもよらなかった。しかもサイズが14種類もある。果たしてこのサイズで良いのかどうかも怪しくなって来た。

とはいえ300円も悪い訳ではない。多分生クリームだと問題がないだろう。しかしカスタードクリームや、バタークリームになるとちょっと違うかもしれない。メレンゲでもワイヤーが細い分、初期の撹拌は早い。多目的だとも言える。


ただこのほんのチョイチョイで、ここまで変わると言うのに驚いた。


こうなれば裏ごし器も、馬毛の網を使った裏ごしなんて最高なんだろうな。現在絶賛絶滅危惧種の道具だ。国内では小さな工房が作っている。なお馬毛の網を作れるのは国内でたった二人だけになってしまった。料理や製菓用の最高の道具でもあり、日本画の道具でもあるのだが、使い方が解らない人が増えているとも聞いている。


こういった道具は、本当に奥深い。