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Note4Uをご存知でしょうか。Net4Uを捩った名称ですが、患者・患者・介護者参加型のWEB連絡ノートという位置づけのシステムです。
Net4Uは、医療、介護従事者が患者さんの情報を共有し、サービス提供側が連携しながらより質の高い医療・介護を実践するために活用されています。一方、在宅患者さんのもっとも身近にいるのは家族やヘルパーさんたちであり、その人たちがネットワークに参加していないのは片手落ちではないかという課題がありました。
そこで、セキュリティーを保ちつつ、患者本人、家族、ヘルパーさんたちが患者さんを中心としたネットワークにも参加できるシステムとしてNote4Uが開発されました。Note4Uは、Net4Uとは別システムとし、Net4Uサーバへは直接アクセスできないことでセキュリティーを担保しています。
Note4Uユーザーからみると、バイタルなど簡単な見守り情報や医療者への連絡ノートなどを登録すると、その情報をNet4U(医療者側)で見てもらえることができるようになります。また、検査結果、処方などNet4Uに登録されている情報をNote4U(患者・家族側)で閲覧することも可能となります。さらに、見守り情報に異常があると、それが通知される仕組みも実装されています。
一方で普及のための課題は、療養しているお宅にパソコンも含めてインターネット環境がない、患者・家族にITスキル(リテラシー)が十分ではなく、折角のシステムが使えないということです。
そのような現実のなか、むしろターゲットを若年層とし糖尿病などの生活習慣病予防ツールとして利用できないか、また、処方・検査結果の確認ツール、ALS患者と医療者間との連絡ツール、在宅緩和ケアでのチーム医療での患者・家族参加型ツールとしての利用など、たくさんのアイディアがだされています。
今後は、利用拡大をめざし、ターゲットを広げるとともに広報活動を強化することとなりました。
また、インターネットへのアクセスは、パソコンからスマートフォン、タブレットへと変わってきており、Note4Uもスマートフォンで使えるよう開発が進んでいます。
Note4U