鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.381  (鶴岡地区救急医療対策協議会総会)

2014-08-29 16:29:23 | 日記

8月28日、13:30~、鶴岡市消防本部5階講堂

鶴岡市が主催する協議会で、鶴岡地区の救急医療体制の円滑な運営、一般住民への救急医療に関する正しい地域の普及啓発などを目的としています。メンバーは、医師会、歯科医師会、市長、町長、保健所長、各病院長、警察署長、消防長など。

総会なので、昨年度の事業実施報告、決算報告、26年度の事業計画、収支予算、役員の改選が審議されていずれも承認されました。

25年度の事業
1、会議の開催
  幹事会、総会
2、救急医療の啓発活動
 救急の日、救急医療週間における啓発事業
  研修会の開催 (AEDの使い方講習)
  心肺蘇生法の実施講習
  パンフレット等の配布・ポスター掲示
 啓発物品などの配布・ポスター掲示
3、視察研修、救急隊員研修会
4、救急医療に関するワーキンググループ
 保健所で実施した「救急医療に関するアンケート調査」を受けて設置された。
 25年度に、2回の話し合いの場をもち提言をまとめた。
 提言、
 1)地域における救急医療の課題を検討する場の継続
 2)救急医療に携わるさまざまな立場の人たちの相互理解を深める努力
 3)取り組みの進捗状況の評価と可視化
 4)具体的な課題

収支
 予算額:28300
  負担金:医師会175000、歯科医医師会:30000、市町:78000

報告
・鶴岡休日夜間、平日夜間診療所の事業概況
 医科、歯科、ともに減少傾向 (インフルエンザの大きな流行がなかったためと分析)
・救急統計
 救急出動件数:昨年度と比し、1.3%減 
・ドクターヘリ出動件数
 鶴岡消防本部での出動数:6(現場出動:1、施設間搬送:3、キャンセル:2)
 荘内病院への搬送は1例



https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zeTmdrVmdrVlM0QWs/edit?usp=sharing

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

No.380 (もの忘れ相談医研修会)

2014-08-29 10:09:18 | 日記


8月28日、もの忘れ相談医研修会が行われました。

今回の研修会では、「日常診療に役立つ認知症の実践医療と地域包括ケア」という演題で、群馬大学大学院 保健学研究科リハビリテーション学講座教授の山口 晴保先生からご講演を頂きました。

講演内容は、医療者向けということで、おもに、アルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭葉型認知症の症状、検査法、鑑別法などを具体的な事例を交え、詳しく解説して頂きました。また、認知症治療薬の特徴や病態による使い分け、注意点なども教えて頂きました。さらに、患者をほめることや笑顔で接することなども効果があるとのことで、敬遠しがちな認知症ですが、楽しみもたくさんあることを学びました。

研修会後は、講師を囲み懇親会でいつものように盛り上がりました。
写真は、そのときのスナップです。山口先生が考按した認知症のチェックテスト、「ハト」、「キツネ」、「逆さキツネ」で、ハイポーズ!(笑)

認知症には、先進各国とも国家戦略として取り組んでいます。
その目標は、病気の撲滅という達成期限不確定なものではなく、
認知症でも、住み慣れた地域で、包摂された生活が可能となる社会であり、
そのための質が高く、効率的なサービスモデルの整備と普及が求められています。

この研修会を通じて、当地区の認知症サービスモデルが一歩でも二歩でも前進することを期待したいと思います。

https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zeRWtfeHlGcEJPREk/edit?usp=sharing



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする