
宇宙に空いた謎の穴、ブラックホール。
なんでも飲み込み、入ったら二度と出ることができない、宇宙で最も危険な存在ブラックホール。
『ブラックホール宇宙』の著者・大阪教育大学の福江純教授は、次のように説明する。
「ブラックホールは膨大な重力が1点に集まったもので、あまりに重力が強すぎるため、時空や光を曲げてしまうんです。地球1個分の質量(6000000000兆トン)が、半径9mmの球に集中していることを想像してください。それぐらいブラックホールは高密度なんです。」
小指の先に地球が! 時空を曲げるとは、いったいどういうことか?
「通常、光は直進しますが、これは光には最短経路で進む性質があるからです。しかし、ブラックホール周辺では、光は直進することができず曲がってしまう。質量がないはずの光をなぜ重力で曲げることができるのかというと、重力が空間自体を曲げてしまっているからです。光は真っすぐ進んでいるつもりでも、外から見ると曲がって見えるのです。仮にブラックホールの中から外に向けて光を放っても、中心方向に曲げる力の方が大きく、光はブラックホールから脱出できず、中心に戻ってしまいます。」
空間ごとゆがめるなんて、人間が入ったら絶対に脱け出せない。そもそもブラックホールはなぜ誕生するのか?
「ブラックホールは非常に重い星(太陽の8倍以上の重さ)が爆発した後に誕生します。星の命は太く短く、細く長くです。重い星ほどたくさんのエネルギーを使って光り輝く(熱エネルギーをつくる)ので、そのぶん燃費が悪く、数百万年ぐらいで燃料を使い果たしてしまいます。星の状態が安定しているのは、熱による膨張と重力が釣り合っているからで、エネルギーを使い果たした星はバランスを失い爆発してしまいます。その時、星の表面は飛び散りますが、中心核は爆発の反作用などの影響で非常に高密度になり、圧縮されて縮んでいきます。物を圧縮すると、重力が大きくなるので、星は自分の重力に耐えきれなくなり、中心に向かって崩壊し始める。こうなると歯止めがきかなくなり、倍々ゲームで重力が増え続けた結果、ある時点でブラックホールが誕生します。ブラックホールが別名重力崩壊星といわれるのはそのためです。」
「ブラックホールはアインシュタインの相対性理論から導き出されたものですが、すでに50個ほどの存在が確認されています。それも確認されているだけなので、実際は少なく見積もっても約1000万個のブラックホールが銀河系にあるでしょう。しかも、各銀河の中心にはとてつもなく巨大なモンスターブラックホールが存在します。我々がいる天の川銀河の中心にもいて座A*という、太陽の370万倍もの質量を持つ、半径2000万kmのブラックホールがありますよ。」
[以上は、R25を要約]
映画では、ブラックホールに入って宇宙を自由に行き来しているけど、誰も体験したことのないことだから、勇気のある方は一度思い切って自分から吸い込まれてみてください。
なんでも飲み込み、入ったら二度と出ることができない、宇宙で最も危険な存在ブラックホール。
『ブラックホール宇宙』の著者・大阪教育大学の福江純教授は、次のように説明する。
「ブラックホールは膨大な重力が1点に集まったもので、あまりに重力が強すぎるため、時空や光を曲げてしまうんです。地球1個分の質量(6000000000兆トン)が、半径9mmの球に集中していることを想像してください。それぐらいブラックホールは高密度なんです。」
小指の先に地球が! 時空を曲げるとは、いったいどういうことか?
「通常、光は直進しますが、これは光には最短経路で進む性質があるからです。しかし、ブラックホール周辺では、光は直進することができず曲がってしまう。質量がないはずの光をなぜ重力で曲げることができるのかというと、重力が空間自体を曲げてしまっているからです。光は真っすぐ進んでいるつもりでも、外から見ると曲がって見えるのです。仮にブラックホールの中から外に向けて光を放っても、中心方向に曲げる力の方が大きく、光はブラックホールから脱出できず、中心に戻ってしまいます。」
空間ごとゆがめるなんて、人間が入ったら絶対に脱け出せない。そもそもブラックホールはなぜ誕生するのか?
「ブラックホールは非常に重い星(太陽の8倍以上の重さ)が爆発した後に誕生します。星の命は太く短く、細く長くです。重い星ほどたくさんのエネルギーを使って光り輝く(熱エネルギーをつくる)ので、そのぶん燃費が悪く、数百万年ぐらいで燃料を使い果たしてしまいます。星の状態が安定しているのは、熱による膨張と重力が釣り合っているからで、エネルギーを使い果たした星はバランスを失い爆発してしまいます。その時、星の表面は飛び散りますが、中心核は爆発の反作用などの影響で非常に高密度になり、圧縮されて縮んでいきます。物を圧縮すると、重力が大きくなるので、星は自分の重力に耐えきれなくなり、中心に向かって崩壊し始める。こうなると歯止めがきかなくなり、倍々ゲームで重力が増え続けた結果、ある時点でブラックホールが誕生します。ブラックホールが別名重力崩壊星といわれるのはそのためです。」
「ブラックホールはアインシュタインの相対性理論から導き出されたものですが、すでに50個ほどの存在が確認されています。それも確認されているだけなので、実際は少なく見積もっても約1000万個のブラックホールが銀河系にあるでしょう。しかも、各銀河の中心にはとてつもなく巨大なモンスターブラックホールが存在します。我々がいる天の川銀河の中心にもいて座A*という、太陽の370万倍もの質量を持つ、半径2000万kmのブラックホールがありますよ。」
[以上は、R25を要約]

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私は中央に大きな穴はあっても、強力なうず潮のような形を想像していました。
地球も人類が生きていけるのは、長くてあと32億5千万年、最短では17億5千万年と言われているそうです。
人類や生物が死滅した後、地球は超新星爆発を起こし、新たなブラックホールが誕生するのでしょう。
宇宙は謎だらけですね。
不気味ですね
>地球1個分の質量(6000000000兆トン)が、半径9mmの球に集中・・・
ビックり仰天 \(◎o◎)/
想像すら うまく出来ません
本日は 難しいお話しで ブラックホールに誘導されてしまいました
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/ec7dc46476ed58cce2b01526e739e9b1
ロープで輪をつくって、その中で試合したからボクシングのリングでしたか。考えもしなかったです。
ブラックホールは、重力が強すぎて時空や光を曲げて見えることから、発見されて仮説が考えられたそうですから、
あのように見えるのかも知れません。
真っ黄っ黄な 菜の花ばたけ 目をさます / iina
関東で早目に春がおとずれる房総半島に、これから旅に出ます。 明日も雨だそうですが、
魚貝類を肴に呑んできます。
小さな地球表面1万メートル以内に生息する人類の存在なんて、全宇宙から見れば花粉以下ですね。
>60億超に行き着きました。
普通は数の単位は、兆くらいしか使わぬので、6000000000兆トンとは、10の20乗が 垓(ガイ) ですから、60垓です。
トンでもない数です。
その中の風景はどんなのだろう。
いつもそんなことを考えています。
ありがとうございます。
危険もありそうです。
いったい宇宙は、どれほどのスケールなのでしょうか?
宇宙はひとつではなく、いくつもの宇宙が存在するということが、さいきんに分かったと申しますから、よほど分からなくなります。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/b04fe9db3d4544252515a726a0b67a90
iinaも、遅ればせながら読書登録させていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/nositen10/e/a6b4772a577a5160aaade50d628e1155