ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

今年は腹7分目で行こう

2020年01月08日 | 医療・福祉
飽食な時代、ましてお正月はおせち料理にお餅、満腹でだらっとしていました。
『腹7分目は病気にならない』(米山公啓著 PHP新書)では、赤毛ザル60匹の飼育実験で「腹7分組」は「満腹組」に比べ目つきは鋭く体温低く動きは活発、満腹組より死亡率が半分だったと書かれています。


長寿国家は滅びるか否か


60歳以上の多い国は新しいものを生み出せない、そうだろうか?実際は長寿になることで経験は豊富となり、単に労働力という見方でなく経験を必要とする高度な器械生産などにはむしろ有利。高齢になっても半数は健康で働けるのであるから悲観的になる必要はないはず、と著者は言う。


定年イコールリタイアという見方を変えなければならない時期に来ていた。私もこの点は見誤っていた。年齢、定年という枠をあまりにも意識しすぎていた。


デジタル化への遅れで後退したフィルムメーカーのコダックを例に指導者が先を読まなければ組織は次第にダメになってしまう。日本の大手家電メーカーもその壁に当たってしまった、と手厳しい。


高齢者の多くが「こんなに長生きしても」と言いながらも本音は長生きしたい。これは人間の本能的な使命感のようなもの。そして配偶者の死も乗り越えなくてはいけない。一人で生きる覚悟を持つ。健康面だけを追求しても長寿を楽しむことはできない。多くの人とのつながりを作り続けることが重要、と著者はむすんでいる。まったくおっしゃる通りと思います。


今年は腹7分目、せめて昔から言い伝えられている「腹八分」を目標に腹ペコハングリー精神で精悍に行きましょう。新春の第一冊、大いに参考になりました。


なぜかジョニー・ソマーズの『内気なジョニー』が浮かんできた。原題は「怒ってよジョニー」の意味。内気な国民・有権者も、もっと怒らないと。。


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔




 

Joanie Sommers - Johnny Get Angry
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