すでに1巻から10巻まで発行されていて全巻、「読んでみたら」と渡されました。
なかなか読む気が起こりませんでしたが、せっかく買った本、もったいない精神からこの数日で一気に読んでみました。
車椅子バスケットボールを題材にしたけっこう社会派な漫画だ。
交通事故や病気で「車椅子生活」になる複数の主人公のそれぞれの運命。急に襲ってきた試練を前に「治るに決まっている、どこか非現実的だ。感覚の無いこの足だけが俺のリアルだった」・・。
そういえばわが家の「最年少」は、バスケット部だった。作者井上雄彦によるもう一つの傑作『SLAM DUNK』もむりやり?読まされたことが思い出されました。
私は、この本を読んでいるうち車椅子テニスプレーヤー、国枝慎吾選手=写真=のことが思い浮かばれてなりませんでした。種目こそバスケとテニスと異なりますが車椅子競技では共通しています。2008年北京パラリンピックでの金メダルに輝いた時の国枝選手のプレーは印象的でした。車椅子が一種、先端マシンに見え、独特の迫力を感じました。同選手は野球少年だった9才の時に脊髄腫瘍を患って車椅子テニスに進む。男子シングルス100連勝、前人未到の記録が今もつづいています。
発病が『リアル』なら、それを乗り越え記録を作り出すのも、またリアル・・
漫画、あなどれず(笑)
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