(2)大国の言語でなければこれを支持する政治的・経済的な力を欠くので成功しない。
(3)使用人口が少ないので非現実的。
(4)やさしいといってもやはりムズカシイ。
(5)背景に文化が無い二流言語。
(6)人工語では感情の機微、情熱の奔騰を表せない。
(7)しょせんヨーロッパ言語。アジア人のものではない。
(8)方言に分裂してしまう。
(9)言語を替えることはできない。
(10)エスペラントは完全ではない。新しい人工語をどれかに決めるのは不可能。
みなさん、いかがお感じでしょう。
国際平和と平等の精神を持つエスペラント語ですが普及の歩みは遅いです。ザメンホフは互いの民族がぶつかり合い戦いが尽きない世の中の矛盾の解決を、共通の言語に求めました。言葉の標準化とでもいいましょうか。それも特定の強国の言語をベースにするのではなくて。この平等と相互理解の精神は大切にしたいと思います。
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
Esperanto《ザメンホフ物語》①