環境省の調査が証明「文科省発飯舘村の放射線量」やっぱりウソ
公表通りは全3147カ所中たったの1カ所
「強制的に下げられた放射線量の数値が全国に公表されている」――飯舘村の酪農家の「告発」は、やはり本当だった。文科省が連日公表してきた飯舘村の放射線量はでっち上げ。嘘っぱちの数値だと、ハッキリした。
環境省は24日、国直轄で実施する「除染特別地域」の放射線量調査の中間結果を公表した。対象は飯舘村を含めた福島県の11市町村(約125平方キロメートル)。
調査結果は、100メートル四方の放射線量が分かる詳細な分布図となっている。
「放射線量は実際に人が測定したほか、測定器を載せた自動車を走らせ、すべて地上で調査しました。
問題は飯舘村の放射線量だ。村内全3147カ所を見ると、最大は毎時21.2マイクロシーベルト。エリアによってバラつきはあるが、政府が定めた許容被曝量「年間20ミリシーベルト」(毎時3.8マイクロシーベルト)を上回る地域が大半だ。
ところが、文科省が1月16日に発表した飯舘村の放射線量は毎時1.17マイクロシーベルトだった。環境省調査でこの数値を下回ったエリアは、たったの1カ所。0.03%の確率に過ぎない。恐ろしいほどの数値のギャップだ。
日刊ゲンダイ本紙は22日付で、飯舘村の酪農家・長谷川健一氏(58)の次のようなコメントを紹介した。「昨年11月末ごろ、国の除染モデル事業を請け負った大成建設の作業員とみられる10人ほどが、村のモニタリングポストを高圧洗浄機で洗い、土台の土をソックリ入れ替える作業を行っていた。その様子を複数の村民が目撃していたのです」
大成建設は「土の入れ替えなどしていない」(広報部)と全面否定だ。それでは、この差を政府はどう説明するのか。文科省の嘘を環境省が証明するなんて、皮肉な話だ。この国の統治機構は狂っている。
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引用が長くなりましたが、「ポポロの広場」の住人(読者)の一人IW氏から上記の記事提供をいただきました。このようなお上(かみ)の偽りの測定が未だ横行しているようでは、ポポロ測定班としましては一層気を引き絞め「放射線汚染市民ウオッチャー」として目を光らせ続けていきたいと思います。
来る3月11日でフクシマ原発事故一周年を迎えます。全国各地で「さよなら原発アクション」が開催される予定です。群馬と東京のアクションを紹介します。ぜひお近くの会場にお出かけください。群馬会場には、中高生アイドル、制服向上委員会(SKi)が来県します。(写真参照)
【3.11さよなら原発アクション=群馬】
3月11日(日)11:00開始 13:30大行進
高崎市城址公園(高崎市役所前)
【3.11東京大行進~追悼と脱原発への誓いを新たに】
3月11日(日)午後日比谷公園中幸門(霞ヶ関駅)集合15:00出発
【国会囲もうヒューマンチェーン=東京】
3月11日(日)16:00社会文化会館(有楽町線永田町駅下車)集合
16:30出発 17:00国会を囲む「人間の鎖」18:00~首相官邸前、要請書提出など。