ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

先生が忙し過ぎ!全国中学大会縮小賛成

2024年07月04日 | 教育・文化
<ポポロ君(以下ポポ)とステラさん(以下ステ)の対談は2年ぶりです>

ポポ「ステラさん、こんにちは。2年ぶりですね、塩野義の国産ワクチン開発急げの話題以来ですね。結局もたもたしているうちにコロナ騒ぎは終息しました」
ステ「こんにちは、ポポロ君。コロナの時は何もかもが暗中模索な感じでした」

ポポ「きょうは中学生の全国大会のお話をしましょう。中学生の日本一を決める「全中」のなかで2027年以降は、水泳や体操、相撲など9競技を廃止しようということです」

ステ「賛成です。これまで部活を指導する先生の負担が多すぎました。土日に試合があれば、その引率に行く。先生が長距離ドライバーとなって遠方の他県の会場に行くことにもなっているようです」

ポポ「ぼくも全中は縮小・廃止でいいと思います。生徒の意欲をそそがぬ対応を
(毎日新聞6/26社説)などとという声もありますが、生徒の意欲に影響はないでしょう。それは大人(親など)の願望のように感じます。ぼくは剣道部でしたが市内大会で優勝し、その後に県大会で負けた経験がありますが、それでも十分満足でした。ステラさんはどうでしたか?」

ステ「私は“帰宅部”でしたので勉強一筋でした(笑)帰宅部の全国大会はありません(爆笑)」

ポポ「それにしても今、先生の職場環境が厳しい。仕事量が多くてブラック職場ではないかと言われるほど。メンタルをやられている先生も少なくないと聞きます」

ステ「長時間勤務が常態化しているんですね。部活の顧問をされていた先生がバスの運転免許や審判資格を取るために受講料や交通費を自分で負担したという話もあります。教職員の4人に3人が「自腹」の経験があるんですって」

ポポ「定期的なクラス通信なども必要ないものが多いように思う。授業以外の形式的な報告書や庶務作業が多すぎます」

ステ「先生たちの悲鳴や声を組合がしっかり把握して改善してもらいたいところですが」
ポポ「かつての元気だった教組も今は連合傘下に入り弱体化しています。新任教員の組合加入率も低調になるわけです」

ステ「なんだか先生になる人、たいへんそう。私たち、これまで誰もが先生にはお世話になってきたしいろいろ教えていただき尊敬している職業ですが、最近の先生たちを取り巻く環境を知ると気の毒になってきました」

ポポ&ステ「がんばってください!先生たち!!」



【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

コメント (3)
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