ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

モンローのどでかい新聞広告

2017年06月29日 | 映画・芸能

きょうの全国紙見開き全面広告いっぱいにマリリンモンローの健康的な水着姿・・

西武グループ「としまえん」の7月1日プール開きのお知らせだ。

マリリン・モンローの起用は同施設広報によると、「マリリン・モンローは同園と同じ1926(大正15昭和元)年生まれで、初めての広告の仕事はプールが舞台であり、芸能キャリアで最後の仕事もプールを舞台にした映画撮影と言われており、この運命的な関係を夏のプールで伸展させたい」とのことだった。

今、生きていればモンローは91歳。マリリンモンローの映画は、親に連れられて何回か見たような記憶があります。女優なら日本では美空ひばり、アメリカならモンロー、と子ども心に思ったものです。モンローが自殺したと聞いた時には驚きました。なんと享年36歳。

モンローの魅力については、亀井俊介という学者が理論的?にまとめた岩波新書『マリリン・モンロー』があります。内容はすっかり忘れましたが家のどこかにあるはず。残念、見つかりません。

マリリンモンローは、韓国の文在寅大統領ではありませんが、恵まれない家庭環境の中で育ち、そこから這い上がってきた実力のスター。性的な魅力もさることながら彼女には深い優しさ、温かさをなぜか感じさせてくれる。そんなところが男性以外にも女性や、小さな子ども達にも広く受け入れられたのではないでしょうか。この広告をみても嫌悪感を持つ人はいないでしょう。

広告のモンローは今も新鮮だ。時代を超えているようにも・・。
モンローの起用は当り!!

 

マリリン・モンロー (岩波新書 黄版 (381))
亀井俊介
岩波書店

 

マリリンモンロー ノーリターン  野坂昭如

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放射能汚染は日韓の国境を越える

2017年06月26日 | 原発震災・原発問題

韓国でもし原発の事故が起きたら放射能汚染のシミュレーションがどうなるのだろうか。
使用済み核燃料は高温のために冷やし続けなければならない。韓国の物理学者、姜政敏博士の報告によりますと、同国釜山郊外の古里原発3号機の使用済み核燃料プールに火災が起きたとしたら・・その時は西日本が放射能で汚染される=写真(東京新聞5/12 2017)


文在寅大統領が東京電力福島原発事故を教訓に原子力政策を全面再検討を決意したのは、しごく、まともな感覚です。すでに韓国に原発は25基。ひとたび事故が起きたら・・

韓国も核のゴミ捨て場がないのは、日本と同じ。どこに作るかその選定もままならない。原発を推進したいのは、国民でなく原子力にむらがる利権集団であるのも日本と変わらない。この問題は国境を越えた問題として取り組まないと。さらにお隣の中国の原発でも同じことが言えるわけですから。

それにしても、よくぞ文在寅大統領は脱原発を決意しました。福島の事故は原発が安全ではなく経済的でもなく地球に優しくもないという事実を新大統領はしっかり示しました。

原発大国フランスでも争点に原発が

フランスでの大統領選でマクロン氏とルペン氏の重要な対立軸に「原発」があった!マクロンは「脱依存」、ルペンは「維持」。原発政策に新鮮味のないフランス社会党が後退しているのもうなずけます。

それにしても、これだけの原発事故を起こしながら「原発」が政治の争点になりきれない今の日本というのは、なんとも不思議な国(国民)ですね。

韓国新大統領 文在寅とは何者か
澤田克己(毎日新聞前ソウル支局長)
祥伝社

 

Blair Carmanイイですね。プレスリーとロカビリーの雰囲気が懐かしいクレイジーなピアニスト♪

 

Move it on over - Blair Carman

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文在寅さんとは何者か

2017年06月22日 | 研究・書籍

脱原発の政策転換を打ち出した韓国の新大統領、文在寅さんとは・・

「こんな大統領を選んだ国民に開いた口がふさがらない」といった言葉に代表される嫌韓的な雑誌はけっこう目に留まりますが、客観的に公平に新大統領の人物像について書かれた本はないのか探していました。
全般に韓国新大統領に対しての日本のマスコミのウォッチは少ないと思う。

『文在寅とは何者か』を本屋で見つけ読み始めています。
著者の澤田克己氏は毎日新聞の論説委員、前ソウル支局長。滞在経験のある人の評論は信憑性が高いものです。

文在寅・・なるほど。知れば知るほど興味を惹きつける人物ではないですか。

政界とは無縁で恵まれた家庭の出身ではありません。両親は朝鮮動乱で北から逃げてきた避難民。文在寅は巨済島の難民キャンプで生まれた。

民主化運動では学生闘士として逮捕されている。民主化活動家学生は強制兵役徴集され、陸軍の過酷な訓練部隊に配置された。司法試験の合格通知は留置場で知らされる・・。

脱原発を打ち出すことは、大統領とはいえ相当な勇気が要ることです。韓国にも原発産業に群がる既得権益集団=「原子力むら」が居り、また米国からの強い意向も受けていることと察せられます。

これまでの韓国の大統領は、いずれも有終の美を飾れず不幸な末路を迎えることが多かった。文在寅政権がどのような成果を生み進んでいくのかはわかりませんが、今度の新大統領にはがんばってほしいと願います。健闘を祈る。

それにしても「文在寅」の人物名、何回聞いても覚えらえない。パソコンに単語登録しました。文在寅を「ムンジェイン」と発音するのもむずかしいですね。つい「ぶんざいトラ」と言ってしまいます。

 

韓国新大統領 文在寅とは何者か
澤田克己(毎日新聞前ソウル支局長)
祥伝社

梅雨時です。「雨を見たかい」「文在寅を見たかい?」♪

ジョン・フォガティ CCR 雨を見たかい John Fogerty Have You Ever Seen The Rain

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文在寅韓国大統領、脱原発へ

2017年06月19日 | 原発震災・原発問題

韓国の原子力政策転換のニュースです。

台湾の蔡英文総統に次ぐアジアの指導者の英断ですね。

文在寅氏が大統領選に当選してから日韓関係も含めて何かよい兆候が訪れるのではないかと期待しています。

まずは原発政策から開始でしょうか。地震も無縁でない日本と同じように狭い国土に20基以上の原発がある現状は異常です。

 

時事ドットコムニュース
「新規原発計画、全面白紙化、福島事故を教訓に-原子力政策転換・韓国大統領」

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017061900348&g=soc


「福島の事故は原発が安全ではなく、低価格でもなく、環境にも優しくないという事実を明確に示したと指摘した。さらに、昨年9月、南東部・慶州で、過去最大規模となるマグニチュード(M)5.8の地震が発生したことに言及、韓国はもはや、地震の起きない安全地帯ではないことを認めなければならない。地震による原発事故は致命的となる」と訴えた。
特に、韓国では原発周辺に人口密集地があるため、「可能性は極めて低いが、万一原発事故が発生した場合、想像できない被害が出る恐れがある」と警告。「現在稼働中の原発の耐震設計は事故以降、補強されているが、十分かどうかを再度点検する」
(2017/06/19-12:10)

写真は時事ドットコムから。国民に向けて脱原発の決意を伝える韓国・文在寅大統領


きょうの一曲は、『Pride and Joy』。自慢の人の意味、文在寅氏に捧げたい。
ピアノのブライヤー・カーマンの手さばきにご注目♪


Pride and Joy ~ Sadie and Sam sit in with Blair Carman

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新聞は複数紙読みたい

2017年06月17日 | 政治

昨日成立した「共謀罪・テロ等準備罪」法案でも新聞の論調が大きく分かれました。
法案名の「主見出し」用語からして違っています。

「共謀罪」法・・・・・・・ 朝日、毎日、東京
「テロ準備罪」法・・・・読売、産経
「テロ準備罪」法・・NHK


『新聞の正しい読み方』の中で著者松林薫氏は、「浪人時代、神戸の図書館でPKO協力の記事を各紙で比較した。「血を流せ」の産経に驚き。それまで実家では「朝日」「中国新聞」を読んでいただけに、と自らの体験を述べています。

国論が分かれるような大きなテーマでは、立場の異なる2紙は最低目を通したいものです。一紙だけでは情報不足、偏向しかねません。両論読み、自分で判断!

それにしても国の民主主義の根幹を左右する重要法案が次々に可決されて行きますね。1票しか持たない自分の非力さを時々感じさせられます・・

だけどオレ達ゃ泣かないぜ。働くオレ達の世の中がきっと、きっと来るさそのうちにその日に泣こうぜ うれし泣き~♪」今夜は八代お姐さんのブルースを聴きまっしょ。

 

新聞の正しい読み方:情報のプロはこう読んでいる!
松林 薫 (日経記者)
NTT出版

 

八代亜紀 山谷ブルース

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第二外国語群にエスペラントを

2017年06月09日 | エスペラント

大学における第2外国語教育の意義とこれからの展開と題して、6人の大学関係者による座談会の模様が『大学時報』2017年5月号(日本私立大学連盟発行・非売品)に載っています。

かつては大学に入ったら第2外国語は必修だった。しかし最近では大学教育の大衆化、厳しく言うなら「レベル低下」でそこまで学生に要求できなくなっているという。

英国の小学校では、1年でフランス語、2年でイタリア語を学ぶところもある。フランスでは第3外国語まで教える中学校まであるとの報告も。

日本では、私立は別としてふつう大半の公立の中学高校では第2外国語をまなぶ機会はありません。

私大の中では、第2外語がDNAの一部になっているともいわれるのが拓殖大学。同大の前身は1900年桂太郎が設立した台湾協会学校。台湾の発展に寄与する人材づくりを目的とした建学精神が今でも第2外語を10言語から選べるところにあらわれている。アラビア語、パキスタン語、マレーシア語などもある。しかしメジャーどころはドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、コリア語(韓国朝鮮語)のようだ。各大学とも共通しているのは第2外語は選択化にしても、その分、英語教育には特別に力を入れている。

座談会の中でもエスペラント語は一言も出てこなかった。過去、群馬では看護学校でエスペラント語の講座があったこともある。エスペラントはネイティブがいないので専門の外国人を無理に起用することは無い。それだけに簡単に講座として設けられると思うのだが・・コンピュータの世界、たとえばウィキペディアのように新語の採用・解説など「国際共通語」をみんなで創りあげ発展させて行くことも可能なのではないだろうか・・。

北一輝のエスペラントへの想い

二・二六事件の理論的指導者と言われている北一輝は「国民教育の権利」として、「英語を廃して国際語(エスペラント)を第二国語とす」とまで大胆に提言しエスペラントの意義を強調していた。(「日本改造法案大綱」から)
北一輝が現れたなら、今の日本の語学教育をどのように見るだろうか、座談会に入っていただき、ぜひそのご意見を拝聴したいものです。

日本改造法案大綱 (中公文庫)
北 一輝
中央公論新社

 

写真はザメンホフ(ポーランドの眼科医、国際語エスペラントの考案者1859-1917)

英語じゃなくて、エスペラント語

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闘病の夫婦愛『八重子のハミング』

2017年06月06日 | 映画・芸能

映画『八重子のハミング』を見ました。
期待度ゼロ、予備知識なし。途中居眠り覚悟で入館。

・・意外、次第に目がパッチリ!! 途中睡眠はまったく無し。良い映画でした。
主役の八重子役が高橋洋子であったことは最後のエンディングの字幕で知りました。彼女の映画出演は28年?ぶりとか。夫役石崎誠吾を演じた升毅(ますたけし)のひたむきに妻を一心に介助する演技もすばらしかった。

ガンの手術から退院した夫が、今度はアルツハイマー病の妻・八重子を12年間介護する。二人とも現役時代は教員。親友の医師、家族や教え子たち周囲の協力もありがたい。

一箇所、ラブホテルの場面があったが、二人とも教職者だったことでもあり小細工せず単純にふつうの旅館などのシチュエーションにしてほしかった。

映画の中でも触れられていましたが、アルツハイマーの進行は『智恵子抄』的な回帰の流れようでもあるのだなと感じました。生きているものは誰もが老後に限らず病とのたたかいは避けられない。いかにそれとたたかい、いかにその成り行きを見とどけることができるか・・

 

95点/100です。

 

八重子のハミング―4度のがん手術から生還した夫がアルツハイマーの妻に贈る、三十一文字のラブレター
陽 信孝(みなみ のぶたか)著
小学館

 

【映画 予告編】 八重子のハミング

 

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電機メーカーは全滅する?

2017年06月03日 | 経済

当広場では、大西康之氏の著作は『会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから』『三洋電機 井植敏の告白』を取り上げましたが、このたび同氏は新書『東芝解体 電機メーカーが消える日』を出しました。

きびしい洞察力で、「三洋電機」を縦横に研究されましたが、今回は東芝の苦境から電機業界の将来を見渡している。

大西氏は読書人の雑誌『本』(講談社)6月号に「電機メーカーが全滅するか?」を寄稿している。

三洋電機の経営危機については「半導体、液晶パネルで身の丈を超えた投資をした」と簡潔に。さらに三洋、シャープ、東芝とつづく後退の流れの原因を新書では詳しく分析しているという。

構造的な問題として少々ヒントを述べている。「筆者は1つの答えに行き当たった。東京電力とNTTである。戦後の復興期から、東電と電電公社の設備投資は国家予算に匹敵し、その恩恵に浴して電機産業が育った。つまり日本の電機メーカーは東電とNTTの下請け・・・」

いわば国営的な大規模の「電力」と「通信」事業体の下に総合家電がその位置に甘んじてきてしまった。原発事業の構造などはその典型かもしれない。電力会社の傘に日立、東芝、三菱。たしかにアップルやグーグルなどのようなプラットフォーム企業は出てこなかった・・。
「日本メーカーが得意としてきたデジタル家電の機能はポケットにすっぽり収まるスマホに集約された」とも大西氏。

またまたするどい分析、なんとか日本の電機メーカーは全滅せず生き残りをはかってもらいたいものです。「下請け状態」を脱して。


 

東芝解体 電機メーカーが消える日 (講談社現代新書)
大西 康弘 著
講談社

 

 

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「向島電機」倒産

2017年06月01日 | 映画・芸能

つづいてNHK連続テレビドラマ『ひよっこ』のお話です。
会社の業績不振で賃金の減額が始まる。やがて倒産が決まり、きょうは工場閉鎖の最後の日を迎えてしまった。

ひるがえって東京三洋電機のことを思い出してしまいます。当時、三洋は倒産の憂き目こそ見ないですみましたが、母が会社の状態が厳しくなり先行きが不透明だと、それとなく緊張した面持ちだった事があったのを覚えています。東京オリンピックの終わった頃、私がたしか高2だった。ドラマの向島電機の倒産の時期に符合します。五輪特需が去った後の全国的な経済現象だったのですね。

向島電機は、女子従業員たちに自社で組み立てたトランジスタラジオをお別れの記念品として配った。直後、利発な豊子(藤野涼子)が、なぜか工場に立てこもる・・

なかなか見応えのある展開になりました。


 

昭和41年の「若者たち」 

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