NHK連続テレビドラマ『ひよっこ』がおもしろい。
舞台は1960年代。茨城と東京。
ラジオ組み立て工場で働く女子従業員たち。6人部屋の寮生活。
このドラマを見ていると私は東京三洋電機の女子寮をどうしても連想してしまいます。
5人部屋。東北の出身者が多かった。みんな、時にはホームシックで泣きながらも良く働きました。お盆もお正月も帰省しなかった人もいました。手先の器用さが求められ採用試験には実技テストもあったと聞きました。寮の中は上野駅並みにお国言葉(方言)が飛び交い“国際的”でしたね。12歳だった私には、一気に姉御がたくさんできたようで遠慮なく各部屋におじゃまして遊ばせていただきました。
今のような正規、非正規雇用などの区別は無く、みんな正社員。寮には自治会もあり一体感は強いものがありました。
向学心も旺盛で付属の学園や定時制高校等で、終業後に疲れた体とたたかいながら勉強する寮生も少なくなかった。
和久井映見が演じる舎監(寮母)が、私の母の仕事でした。
『ひよっこ』は、視聴率がこの前の芳根京子主演の『べっぴんさん』よりも低いようですが、私はこちらの方がポポロ(大衆)的で好きですね。
主人公、谷田部みね子(有村架純)の高3生の姿が茶髪でセミロングだったのが不自然などという意見もあったようですが、時代考証は100%忠実でなくても良いと思う。大事なのは全体の雰囲気です。有村架純、熱演しています。ほんわかした茨城弁が似合っています。他愛もない6人部屋での寮生達の会話にも当時の若者たちのリアルな感じが出ているように思います。
きょうも生田ママさんのリクエスト曲で『アンマー』♪ アンマーは沖縄弁でお母さん
かりゆし58「アンマー」