産んで働き続けるための新ルール・・「日経ウーマン」10月号の特集です。当ファミリーにも仕事と出産・育児に毎日奔走しているウーマンがいますので、誕生日プレゼントの一つとして同誌を贈りました。
派遣社員、育児休暇取得ゼロ、ストレスの強い職場・・私たちはこんな職場でも出産できるのでしょうか・・。
この職場&働き方で出産できる?・・ソフトな装丁の女性誌ですがシビアな見出しがつづきます。
ケース1(派遣社員・医療メーカー)妊娠が分かれば契約終了になるのではないかと不安。
ケース2(販売員・中小メーカー)妊娠したら辞めるのが当たり前の職場です。
ケース3(研究者・大手メーカー)ストレスと多忙の職場で妊娠と仕事の両立難しい。
ケース4(派遣社員・老舗メーカー)妊娠したらいつでも辞めさせるよと言われこの先不安。
ケース5(企画職・中小企業)妊娠後、嫌がらせを受けて切迫流産になりかけた。課長からは出産後復帰は難しい、と言われている。
マタハラという用語説明もあります。「マタニティ・ハラスメント」の略。妊娠・出産をきっかけに職場で精神的・肉体的な嫌がらせを受け、妊娠・出産を理由に解雇や雇い止めに遭うなど不当な扱いを指す。その割合は妊娠経験者の4人に1人とも。
働き続けるために知っておきたいことをフローチャート等を用いて説明している。マタハラにたいして労働局や労基署に相談するなど、具体的な「たたかう」解説はそこは日経らしく?無いものの、その前に働くウーマンが常識として知っておきたい事柄や、厳しい現実の職場環境については例を挙げて書かれています。
もちろん男性社員たちも大変ですが、「産んで働く」ウーマンにはさらに難題の多い世の中です。今時の出産時は、昔のように女児誕生を嘆くようなことはなくなり、驚くほどのスピードで男女平等が実現したかのようにも見えます。しかし21世紀に入ってもまだまだ男女間の平均賃金格差は存在し、さらに出産・育児を担うワーキングママたちの苦労は多いのが現実です。
日経 WOMAN (ウーマン) 2013年 10月号 [雑誌] | |
「産んで働く新ルール」他(表紙 井上真央) | |
日経BP社 |