ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

フリカン ナビジャロン 2024

2024年01月04日 | エスペラント
新しい年を祝っている元日午後、能登半島で大きな地震が発生!今も大変な被害が続いています。震源地は2003年に原発計画を住民の力で止めた石川県珠洲(すず)市、震度7。

被災により亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。重苦しい雰囲気の中での新年となりました・・
ガザもウクライナも戦火やまず・・

Felican Novjaron Por vi !

(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ)
(謹賀新年 Popoloポポロのみなさん)

今年もエスペラントで新春のご挨拶を申し上げます。
恒例となりますが国際語エスペラントの創始者ザメンホフ博士の詩『道』の一節です。

うまずたゆまず
種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら・・・
百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく

「おい、やめろ!」
といって人々は笑う

「やめるな、やめるな」
と心に聞こえる

「がんばって進め!」
孫たちが祝ってくれるのだ
しんぼう強く、しのいだならば


次の記述は、5年前の当欄「フリカン ナビジャロン」の一節です。
「日本の政治状況はひどいものですね。
政治家も経済界もスポーツ界も、リーダーの誰もが罪を犯しても責任をとらない、むしろそれを他者に転嫁して厚顔無恥。国のトップがモラルハザード状態なので、その悪例を見習ってかデタラ目がまんえん、偽証偽造がまかり通っている。」


5年前比較で現在と状況があまり変わっていないことに気づかされます。政財界の他に、芸能界カルト宗教界がさらに追加されたのが今日のありさまです。
一方、これらの流れをを阻止して、正そうとする側の芽はなかなか育たないのが残念。

しかしあきらめず種をまきつづける努力、真理は常に少数派から、それが拓植者ザメンホフ博士の不断の精神であるわけですから。

近年は発信遅れがちですが、本年も「ポポロ通信舎」へお立ち寄りいただれば幸いです。よろしくお願いします。


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

初春の一曲は歌詞が気に入っている『Shining Road』です。歌うは往年の内海利勝氏(元ロックバンド・キャロルのギタリスト)
Shining Road
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フリカン ナビジャロン 2023

2023年01月01日 | エスペラント
ポポロ(Popolo)のみなさん 新年おめでとうございます!
ことしもエスペラントでの初春のご挨拶を申し上げます。

Felican Novjaron Por vi !
(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ=謹賀新年)

ロシアの隣国ウクライナへの侵攻から10か月がたちます。
病院や電気、水道など生活施設へも攻撃がおよび大変なお正月だと察せられます。
使われている言葉にもたたかいの影響が出ています。
ウクライナでは国定言語はウクライナ語ですが、日常生活ではロシア語と両方が使われている。二つの言語をまぜこぜにした「スルジク語」で話す人も少なくないそうです。戦争相手の国の言語は拒否したいと思うのも無理からぬことです。ウクライナ人にとってウクライナ語はアイデンティティのよりどころになってはいます。

強者と弱者の関係が言語には、はっきりみられます。同じ日本国内でも上司が関西出身で職場では関西弁が幅をきかせている場合、いつの間にか関東出身のごますり部下が関西弁でしゃべっているということがありました。支配と被支配の関係が言語にも表れます。

そんな言語の違いが、不和(争い)の原因といち早く着眼し優劣を生まないようにと世界共通語、エスペラントを創案したのがザメンホフ博士です。

【ルドヴィコ・ザメンホフ】1859-1917 ポーランドの眼科医


恒例となりますが国際語エスペラントの創始者ザメンホフ博士の詩『道』の一節です。

うまずたゆまず
種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら・・・

百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく

「おい、やめろ!」
といって人々は笑う
「やめるな、やめるな」
と心に聞こえる
「がんばって進め!」

孫たちが祝ってくれるのだ
しんぼう強く、しのいだならば・・


発信回数は激減していますが、今年もポポロ通信舎へのみなさんのお越しをお待ちしています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔


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フリカン ナビジャロン 2022

2022年01月07日 | エスペラント
ポポロ(Popolo)のみなさん 新年おめでとうございます!
本年もエスペラントでの初春のご挨拶を申し上げます。


Felican Novjaron Por vi !
(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ=謹賀新年)

恒例となりますが国際語エスペラントの創始者ザメンホフ博士の詩『道』の一節です。


うまずたゆまず
種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら・・・

百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく

「おい、やめろ!」
といって人々は笑う
「やめるな、やめるな」
と心に聞こえる
「がんばって進め!」

孫たちが祝ってくれるのだ
しんぼう強く、しのいだならば・・


トラ年です。
今年こそ良い年になりタイガー?



春のセンバツ、21世紀枠出場校3校の発表が18日です。
群馬から太田高校が出場できるか注目しています。


夏には参院選。
連合の助言?干渉?を受け野党がどのように共闘を組んで行けるかどうか
こちらも目が離せません。


今回もどのような投票行動を国民が示すものなのか過度な期待はしないことにしています。『道』の詩のように、のちのちの時代を思いながら辛抱強く種をまき続けるのみです。とりわけ少数派には忍耐力、持久力が求めつづけられます。

『天声人語』(2022/1/5朝日新聞)からの以下引用です。

作家の野上弥生子(1885-1985)が1937年の新聞に「たつた1つのお願ひごとをしたい」「大地震や大噴火、コレラとペストが一緒に流行ってもよろしうございます。どうか戦争だけはございませんやうに」。
「核戦争に勝者なし」の共同声明が英米仏中ロ五か国から発せられました。「どうか戦争だけは」の願いをかなえるのは、いつの時代でも外交の力以外にない。

戦争は天災ではなく人災です。昨年のアフガニスタンの政変をみても戦争がどうのように人々(ポポロ)の生活に大きな影響を与えるかは誰もが知るところです。

今年もポポロのみなさんのお越しをお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

「15分でわかるエスペラント講座」
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フリカン ナビジャロン 2021

2021年01月05日 | エスペラント
Popolo(ポポロ)のみなさん 新年おめでとうございます!
本年もエスペラントでの初春のご挨拶を申し上げます。


Felican Novjaron Por vi !
(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ)


恒例となりますが国際語エスペラントの創始者ザメンホフ博士の詩『』の一節です。


うまずたゆまず
種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら・・・


百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく


「おい、やめろ!」
といって人々は笑う
「やめるな、やめるな」
と心に聞こえる
「がんばって進め!」


孫たちが祝ってくれるのだ
しんぼう強く、しのいだならば・・



今年はうし年。
牛さんのようにゆっくり、のっしり行きましょう。

牛歩戦術で。

現職の衆議院議員の任期は、今年10月で任期満了。
確実に総選挙が実施される年となります。

都議会議員の選挙も7月に行われます。
夏のオリンピックの開催とからんでどのような審判を国民が示すのか、過度な期待はしていませんが『道』の詩のように、のちの時代を考えながら辛抱強く種をまき続けましょう。とりわけ少数派には忍耐力、がまんが一層求められますね。

本年もポポロのみなさまのお越しをお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。




【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

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地球星 (エスペラント語)

2020年03月21日 | エスペラント
地球の恒久平和を願う新曲を世界語エスペラントでお届けします。

『地球星』(ちきゅうぼし)


美しい歌声は野田淳子さん(京都のエスぺランチスト)
作詞作曲は横山富美子さん(鹿児島のお医者さん)

この曲を作ったわけを横山さんは
「1991年の湾岸戦争の時、私は反戦活動をいたしました。
国益、という荷を背負った各国政治家たちによる紛争解決は、難しい、と思いながら。
だから国益を超えた万国共通の法が必要だと、思ったのです。
日本国憲法第九条第②項を世界の法とし、国際裁判所を増やし世界の紛争は法に基づいて処理するのが平和を得る最も賢明な方法である、と考えました。これを提案するために、この歌『地球星』を作りました」



新型コロナウイルスの蔓延で日常が、世界が、怪しさを感じさせる今、もう一度この地球星で共存していくことの意味を考え直す機会にしたいと思います。



http://9artikolo.com/(「地球星」のサイト)

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔



地球星 Tikyubosi
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フリカン ナビジャロン 2020

2020年01月02日 | エスペラント
Felican Novjaron Por vi !
(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ)
Popolo(ポポロ)のみなさん 新年おめでとうございます!
今年もエスペラントで新春のご挨拶を申し上げました。
恒例となりますが国際語エスペラントの創始者ザメンホフ博士の詩『道』の一節です。


うまずたゆまず
種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら・・・


百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく

「おい、やめろ!」
といって人々は笑う
「やめるな、やめるな」
と心に聞こえる
「がんばって進め!」

孫たちが祝ってくれるのだ
しんぼう強く、しのいだならば

日本の政治状況は相変わらずひどいものですね。
昨年の年頭挨拶時とまったく変わらず国のトップのモラルハザードはもはや慢性化してて救いようのないありさまです。偽証偽造が公然とまかり通っている。


それでも「あきらめない心が必要だ」と毎日新聞の元日社説が訴えている。
「民主政治の再構築」と題し「民主政治のほころびが目立っている」「人権保障、権力分立、法の支配などの基本原理が危うさを増している」「日本は大国ではないが、世界の中で重要なアクター(行為者)ではある。民主政治の旗を掲げ続けることによってこそ、米国に世界秩序への関与を働きかけることができる」とし「あきらめる心にあらがいたい」とむすんでいる。


「あきらめない心」は前述のあきらめず種をまくザメンホフの詩の神髄に通ずるものです。少数派は忍耐力が求められます。


本年もポポロのみなさまのお越しをお待ちしています。

よろしくお願いいたします。


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔




伊藤真波さんによる感動のバイオリン演奏です♬ 過去にはパラリンピックの水泳競技で好成績を残し日本初の片腕義手看護師としても活動を行う彼女は多くの人々に「あきらめない心」の大切さを伝えています。

伊藤真波さんのバイオリン演奏
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つまらないですね国会論戦

2019年01月30日 | エスペラント

将棋で言えば詰まれた王将が、負けを認めず試合をつづけている。
答弁の言葉だけはバカ丁寧でソフト、しかし決して心から発したものではない。
そんな無毛なやりとりで時間をつぶす国会中継・・。

議席の多数を握ってさえいれば、何度異議を唱えようが結局は不信任案もすっとんでしまう。
タッチしてアウトなのに走者が進塁して得点(悪法採決)までする、そらおそろしい国会だ。
こんなルールに従わないゲーム(論戦)など見るも聞く気にもなれない。

観衆も観衆だ。いかさまゲームをおとなしくただただ観戦している。声を上げているのはわずかに一部のリベラル爺さまだけ。アンケートをとれば、若い学生たちまで、よくもまあこんなペテン政権に満足仕切っている。

エスペラント語の創始者ザメンホフ博士の「種まく人」のねばり強い精神は凡人にはなかなかまねができない。

2019年正月(1月)もあと1日。ことしも閉塞した気持ちはつづきそう

 ワンスモアズのシノンさん(青森出身)のカーペンターズナンバーには癒されます♪


【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

I Need To Be In Love(青春の輝き) / ONCEMORES【カーペンターズ・トリビュート】

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フリカン ナビジャロン 2019

2019年01月02日 | エスペラント

Felican Novjaron Por vi !
(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ)
(Popoloポポロのみなさん あけましておめでとうございます)

今年もエスペラントで新春のご挨拶を申し上げます。

恒例となりますが国際語エスペラントの創始者ザメンホフ博士の詩『道』の一節です。

 

うまずたゆまず
種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら・・・
百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく

「おい、やめろ!」
といって人々は笑う

「やめるな、やめるな」
と心に聞こえる

「がんばって進め!」
孫たちが祝ってくれるのだ
しんぼう強く、しのいだならば


日本の政治状況はひどいものですね。
政治家も経済界もスポーツ界も、リーダーの誰もが罪を犯しても責任をとらない、むしろそれを他者に転嫁して厚顔無恥。国のトップがモラルハザード状態なので、その悪例を見習ってかデタラ目がまんえん、偽証偽造がまかり通っている。

年末にご紹介した堤未果さんの新書『日本が売られる』でも一望できるように「水」「汚染土」「種子」「遺伝子」「牛乳」「農地」などなど・・自然も食も守られることなく目先の利益に目がくらみ背徳なセール合戦がとどまることなく進行中。

それを阻止して、正そうとする側の芽はなかなか育たない、開かない。エスペラント語の普及もしかりです。しかし、しかしあきらめず種をまきつづける努力、真理は常に少数派から、それが拓植者ザメンホフ博士の不断の精神でもあります。

本年も「ポポロ通信舎」へのポポロのみなさまのお越しをお待ちしています。よろしくお願いします。

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

 

日本が売られる (幻冬舎新書)
堤未果
幻冬舎

 

初春の一曲は動画の乱れが今の時代に合っている?私の好きな歌詞です『Shining Road』。歌うは往年の内海利勝(元ロックバンド・キャロルのギタリスト)

内海利勝 Shining Road

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エスペラント反対論の現実

2018年07月29日 | エスペラント
ザメンホフ博士によって考案された国際語エスペラント。Esperantoは希望を持つ人の意味。国際エスペラント協会には116ヵ国の会員を有し本部はロッテルダム(オランダ)。しかし、思うようには広まりませんね。

きょうはエスペラント語への反対意見をみましょう。(「ポポロ通信」8号 1988年 参照)
(1)英語がすでに国際語である。なにをいまさら。
(2)大国の言語でなければこれを支持する政治的・経済的な力を欠くので成功しない。
(3)使用人口が少ないので非現実的。
(4)やさしいといってもやはりムズカシイ。
(5)背景に文化が無い二流言語。
(6)人工語では感情の機微、情熱の奔騰を表せない。
(7)しょせんヨーロッパ言語。アジア人のものではない。
(8)方言に分裂してしまう。
(9)言語を替えることはできない。
(10)エスペラントは完全ではない。新しい人工語をどれかに決めるのは不可能。

みなさん、いかがお感じでしょう。
当ブログのポポロ(popolo=人々)もエスペラント語です。
国際平和と平等の精神を持つエスペラント語ですが普及の歩みは遅いです。ザメンホフは互いの民族がぶつかり合い戦いが尽きない世の中の矛盾の解決を、共通の言語に求めました。言葉の標準化とでもいいましょうか。それも特定の強国の言語をベースにするのではなくて。この平等と相互理解の精神は大切にしたいと思います。

かつて日本社会党が政権構想の政策の一つにエスペラント語をローマ字教育のように義務教育の中に取り入れる案が提示されていたこともありました。
ITの世界でLinuxというOSがあります。オープンソースで皆で作り上げていく。コンピュータの世界ではこうした考えのもとに共同作業で創作されることはめずらしいことではありません。Wikipediaもそうですね。エスペラントにもこうした形が応用できないものでしょうか。
それにしても国際連合国際裁判所もそうですが「国際」と銘打ったものが理想通りには進んでいないのが現実ですね。

「理想と現実」のちがい、言語についても感じます・・。
 

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

 

Esperanto《ザメンホフ物語》①

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フリカン ナビジャロン 2018

2018年01月01日 | エスペラント

Felican Novjaron Por vi !
(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ)
(みなさん あけましておめでとうございます)

今年もエスペラント語で2018初春のご挨拶を申し上げます。

恒例となりますが国際語エスペラントの創始者ザメンホフ博士の詩『道』の一節です。 

 

うまずたゆまず
種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら・・・
百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく

「おい、やめろ!」
といって人々は笑う

「やめるな、やめるな」
と心に聞こえる

「がんばって進め!」
孫が祝ってくれるのだ
しんぼう強く、しのいだら

 

本年もポポロの広場への皆さまのお越しをお待ちしています。
いぬ年にちなみまして「Three Dog Night」の『喜びの世界』を聴きもやもやとした空気を吹き飛ばして行きましょう!!

 

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔

スリー・ドッグ・ナイト 喜びの世界 Three Dog Night Joy To The World

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広辞苑 新村出 エスペラント

2017年12月07日 | エスペラント

『広辞苑はなぜ生まれたか/新村出の生きた軌跡』新村恭著 世界思想社 を読みました。著者は新村出(1876-1967)の末孫。

わが家には広辞苑は第二版があります=写真。昭和48年発行、定価3600円。常用のカシオ電子辞書の方には第六版が収められていることもあり、分厚い第二版は今では本棚の置物のような状態で眠っています。

年明け1月12日に広辞苑第七版が1万項目を加えて発売予定。発行は不定期だけに久々の新版です。定価は8500円。電子辞書の普及が進み、広辞苑の利用もその中でなされ、実際に紙の辞書を買う人は少ないのではと思われますが・・。

広辞苑の編者、新村出にはいろいろなエピソードがありました。。

新村出の義母、八重さんは栃木町(現栃木市)の出身で日本で登録女医1号の荻野吟子とは医師を目指した者同士で親友だったといいます。

新村出=写真は1908年ごろ文部省から万国エスペラント大会があるから日本代表として出席するよう命令を受け参加している。会場にはエスペラント語創始者のザメンホフの姿もあったという。本書では「エスペラントの可能性については懐疑的であったが(新村出は)見学、勉強のため参加する心持ちだった」と記述。どうして「懐疑的」だったのかの詳細な説明はなく後世の著者の主観のようにも受け取れます。いずれにしても“国家命令“でエスペラント大会に行ったということは確かなわけで、今ではとても考えられないことですね。当時の政府は、なかなか国際感覚が豊かだったということでしょうか。エスペラントの精神を理解する当広場としては、意外な“発見”であり嬉しいお話でした。

 

 

広辞苑はなぜ生まれたか―新村出の生きた軌跡
新村恭(新村出の孫)著
世界思想社

 

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第二外国語群にエスペラントを

2017年06月09日 | エスペラント

大学における第2外国語教育の意義とこれからの展開と題して、6人の大学関係者による座談会の模様が『大学時報』2017年5月号(日本私立大学連盟発行・非売品)に載っています。

かつては大学に入ったら第2外国語は必修だった。しかし最近では大学教育の大衆化、厳しく言うなら「レベル低下」でそこまで学生に要求できなくなっているという。

英国の小学校では、1年でフランス語、2年でイタリア語を学ぶところもある。フランスでは第3外国語まで教える中学校まであるとの報告も。

日本では、私立は別としてふつう大半の公立の中学高校では第2外国語をまなぶ機会はありません。

私大の中では、第2外語がDNAの一部になっているともいわれるのが拓殖大学。同大の前身は1900年桂太郎が設立した台湾協会学校。台湾の発展に寄与する人材づくりを目的とした建学精神が今でも第2外語を10言語から選べるところにあらわれている。アラビア語、パキスタン語、マレーシア語などもある。しかしメジャーどころはドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、コリア語(韓国朝鮮語)のようだ。各大学とも共通しているのは第2外語は選択化にしても、その分、英語教育には特別に力を入れている。

座談会の中でもエスペラント語は一言も出てこなかった。過去、群馬では看護学校でエスペラント語の講座があったこともある。エスペラントはネイティブがいないので専門の外国人を無理に起用することは無い。それだけに簡単に講座として設けられると思うのだが・・コンピュータの世界、たとえばウィキペディアのように新語の採用・解説など「国際共通語」をみんなで創りあげ発展させて行くことも可能なのではないだろうか・・。

北一輝のエスペラントへの想い

二・二六事件の理論的指導者と言われている北一輝は「国民教育の権利」として、「英語を廃して国際語(エスペラント)を第二国語とす」とまで大胆に提言しエスペラントの意義を強調していた。(「日本改造法案大綱」から)
北一輝が現れたなら、今の日本の語学教育をどのように見るだろうか、座談会に入っていただき、ぜひそのご意見を拝聴したいものです。

日本改造法案大綱 (中公文庫)
北 一輝
中央公論新社

 

写真はザメンホフ(ポーランドの眼科医、国際語エスペラントの考案者1859-1917)

英語じゃなくて、エスペラント語

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こどもの日(Infana Tago:エスペラント)

2017年05月05日 | エスペラント

信じられない今の大人の世界をこどもたちはどう見ているでしょうか。

千葉の見守り隊長(保護者会長)が女児殺害の容疑者だったことは、とても驚きでした。
大人たちの中には、口で言うことと行っていることがまるで正反対なひとが少なくない。平和のためと言いながら着々と争うことの準備を強める政治家たち・・。

いっしょに話せて世界のみんなが仲良くなるようにと、ポポロ(popolo:人々)が平等に意思疎通ができるような共通言語を使用し合おうとポーランドの眼科医だったザメンホフ(1859-1917)が作ったのがエスペラント。

朝日小学生新聞2017年4月13日号に、紹介記事が出ています=写真


今年はザメンホフ博士が亡くなって100年目、エスペラント語が掲げた理想は
尊くて大きいものの、なかなか思うようには普及はしていません。それでもその精神は大事にしたいものです。

エスペラントより銃剣道か

1960年代に当時の日本社会党は政権構想要綱のなかで、義務教育の教科の一つにエスペラントの学習を提案していました。今ではそのことを記憶している人も少なくなりました。時代の流れは教科としては「エスペラント」ではなく「銃剣道」が再浮上してきていて、後者の方が近々にも実現するような気配です。

「英語は国際語と呼ばれることが多いですが、英語を母語とするネイティブな人とそうでない人のに間では大きな差が生まれます。エスペラントは母語としている人はいないため互いに平等な立場でコミュニケーションがとれるところがいいところ」(朝日小学生新聞の同記事)

大人たちが残酷な争いを一刻も早く止めて、お互いを理解し合うようになるためには何が必要なのでしょうか、こどもの日(Infana Tago)の今日、エスペラント語の存在にその願いの一端を感じ取ることができます。


Radio Ĉerizo Eduka - さくら教育放送 第1回【エスペラント】

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エスペラントの理想を忘れない

2017年01月01日 | エスペラント
Felican Novjaron Por vi !
(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ)
(みなさん あけましておめでとうございます)

エスペラント語で2017年も明けました。
「一年の計は、元旦にあり。百年の計は教育にあり」
確か昨年も同じように抱負を書きましたが、思ったようには進みませんでした。
今年は酉年。良い年をトリ(鳥)たいものです。
国際語エスペラントの創始者ザメンホフ博士の詩『道』の一節です。

うまずたゆまず

種をまき、種をまく
のちの時代を考えながら。・・・・
百の種は滅びても
千の種は滅びても
いつもかわらず種をまき、種をまく

「おい、やめろ!」
といって人々は」わらう
「やめるな、やめるな」
と心に聞こえる
「がんばって進め!」
孫が祝ってくれるのだ
しんぼう強く、しのいだら

本年もポポロの広場でお待ちしています。

新春の一曲は『世界は日の出を待っている  』♪
 

【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト・ 田口大輔

世界は日の出を待っている - レス・ポール&メリー・フォード

 
 
 
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迎春2016年

2016年01月01日 | エスペラント

Felican Novjaron Por vi !
(フリカン ナビジャロン ポー ヴィ)
(みなさん あけましておめでとうございます)

エスペラント語で今年も始まりました。

一年の計は、元旦にあり。百年の計は教育にあり。

今年は4月から電力自由化。7月には参院選、もしかしたら衆院選も同時?
どの電力会社を選ぶか、どの政党を選ぶか。真剣に考えようと思います。

今年こそ語学にチャレンジしたいのですが・・
世界共通語エスペラント、ブラジル・ポルトガル語、韓国・朝鮮語(ハングル)、学生時代の第二外語のフランス語・・。それぞれ辞書は用意してありテキストも持っているのですが毎年計画倒れで終わっています(笑)
一度、アラビア語のラジオ講座を聴き始めたことがありましたがまったく進まずでした。

猿年です。サルまねでいい。何かに挑戦しましょう。

本年もポポロの広場でお待ちしています。よろしくお願い致します。

新春の一曲は『Pretty World 』♪ 良い一年でありますように。

 

武器では地球を救えない―エスペラント語をつくったザメンホフの物語
和田 登(信州大講師)著

文溪堂

Sergio Mendes & Brasil '66 - Pretty World

 

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