幻影日記

仕事と猫の世話をしながら、新旧織り交ぜて造りたい物を感じるままに造っています。

コレクションの劣化問題

2022-11-01 01:05:02 | 日記・エッセイ・コラム

年の瀬が近づいてくると、よく友人から荷物の整理の話が出来て来ます

お互いにいい歳なので、毎年の様に手持ちのコレクションや、大きな不用品や車関係の物等を、どうしたものかな~と話をしています

そんな時によく聞く話ですが、玩具関係のフィギュアやプラモデル、果てはレジンキットの完成品等を、何らかの理由で処分している動画等があるようなので、一度見てみたらと言われて観てみました

ハッキリ言って、趣味で集めて飾るにしても、最低限の埃対策や掃除、直射日光を避け蛍光灯の光の調整等はやっていても、劣化状態は進行しています

自分では綺麗に飾っているつもりでも、モニターと同じ様に毎日見ている物は、本人では劣化に気付きません

ましてやタバコを吸ったり、エアコンの掃除を怠っている部屋等に置かれているものは、最低の環境下なので価値は無いと思っています

最低条件として、換気の良さ・日が当たらない・埃が入らないケース程度は、状態維持と劣化防止としてやって欲しいですね

この辺りは一般販売と限定販売が混ざっていますが、ガチャ系からコレクションサイズの塩ビフィギュアのコレクションです

基本的に、元のカプセル等は保管できないので、一度飾った後は転倒でもしない限りは触らない様な感じです。

塩ビ系のフィギュアは、細かい埃が付着すると、その後の温度変化で絶対に取れなくなるので、素手で触れる機会をなるべく減らしています。

こちらは、プラ系の模型と食玩になります

プラモデルは、どうあっても製作工程がありますが、完成後は飾る為のポーズを決めて、予定していたディスプレイ場所に飾った後は、余程の事が無い限りは、その場から動かさないで飾ってあります。

食玩は、作品別の集まり具合で、あっちに行ったりこっちに行ったりしながら、年中場所が変わっていますが、移動の度に刷毛等を使っての埃取りと、風を当ててのゴミ取りはやっています。

こちらはレジンキットの完成品と、造形の細かいプラキットの棚になっています

最近はやらなくても大丈夫なキットが増えて来ていますが、1990年代~2000年初頭辺りのレジンキットは、遠心分離機などで量産されていないので、完成した数年後に、気泡等が抜けたりして変形する可能性がありました。

その為、年一回程度は細かいチェックも兼ねて、表面の埃も取っていましたが、流石に時間が経過していますので、逆に動かすと危険なので、昨今は簡単な埃取りで止めています。

個人のコレクションは、あくまで一個人の趣味のレベルですから、どう飾ろうがどう処分しようが勝手な事ですが、自分の価値観や作品への思い入れで、これは貴重なものだからとか、これは良い物だからと確信するのは危険です

これもあくまで個人の意見ですが、自分の居る空間で自分の好きなものを飾るのですから、一つ一つに精霊が憑いているとは言いませんが、汚れない様になるべく綺麗にして飾ってあげて欲しいですね

壊れたから捨てるとか、要らなくなったから処分するといった状況になる前に、購入する前に一度考える事と、破損したらせめて一度は修復してみるといった、物を大切にするといった気持ちも大事だと考えます

最後になりますが、どのようなものでも、真空状態でも無い場所にあるものは、徐々に劣化していっていますので、どんな保管方法をとろうとも最初の状態には戻りません

ちなみに、完全冷凍で氷漬けになった状態でも、空気から遮断していないと劣化はしますので、宇宙空間で漂ってでもいないと駄目っぽいですね

結論として、時間の流れに合わせて、その時その時で状態を維持しながら、劣化を進化となる様にして行くしかないという事ですね

コメント
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