一ヶ月近くご無沙汰してしまいました。体のことで入院していたわけでもなく、どこか遠くへ出かけていたのでもないのです。この一ヶ月の間はいろいろと変化(よくないことばかりではありません。うれしいこともあります。)
また、仕事場に詰めている時間が多かったこと、デジカメを携帯し忘れることが多かったのでいいなあという風景に出会っても「しまった!」と思う事が多かったのに、また携帯し忘れるというケースの繰り返しでした。
身辺の変化について、今更ながら、自分にとっては結構試練のように感じられること、、、。実は私はかなりのヘビースモーカーでした。しかし思い立って禁煙生活に入りました。もうすぐ4週目になります。「体に悪い」「周りに迷惑」という理解はしていても止められなかたのはやっぱり中毒、依存症だったからでしょう。では何が今回の思い立つ決め手になったか、、というと「無駄銭を使いたくない」「居場所を拡げたい」ふたつに落ち着きます。 煙草代は今では馬鹿にならないもので1箱¥410もします。私のようなヘビースモーカーだとひどい時には一日4箱ということもありましたので、健康については当然ですがお金で¥1640も煙りにしてしまうのはもったいない。今の生活状況では結構な金額です。
「居場所」についてですが、今はかなり分煙が進んでいますが、喫煙場所は公共の場所ではかなり縮小されています。また飲食店なんかでも分煙になっているか完全分煙かです。今までだと完全禁煙の店へは入るということは余りありませんでした。また新幹線などの長距離列車の場合、東北・上越・長野・山形の各新幹線は完全に禁煙。利用するのに結構しんどい思いをしたものです。その点賛否両論あるかと思いますが、東海道新幹線の場合、今でも分煙として喫煙スペースが確保されているのは、いいなと思っていました。しかし、世間一般に喫煙家の肩身の狭さは年々厳しくなっていく感じです。
4週目に入った禁煙生活ですが、今病院で禁煙外来というのがあり「チャンピックス」という錠剤を朝夕服用する。あとは忍耐力です。服用するようになって2日3日目くらいから口腔と鼻孔との間に妙な臭いが漂う感覚に捉われはじめました。自分の感覚を言葉で表現すると「タコス」などの原料となる「トウモロコシ粉」の香りとタールの香りの混ざったような妙な香りが始終するのです。何を食べてもおいしく感じられなくなり、食欲も落ちました。今では煙草がないと辛いと感じる瞬間がひどく少なくなりました。しかし、食事の後とか目覚めた後など無意識に胸ポケットに手が行ってしまったり、喫煙場所の近くを通り過ぎる時、視覚的に嗅覚的にも誘惑がないとは言い切れない状況です。まだまだ進行形なので完全に達成できた訳ではありませんが、渡り始めたことなので絶対頓挫することがないよう気張っているところです。
十五夜さんの部屋で吸うということはなかったので、吸いたくなると別の部屋に行っていたのが、今では一緒にいる時間が増えたような感じがします。コーヒー屋さんに入っても、今は禁煙席に座っています。これが達成できれば新幹線でも飛行機でもプレッシャーの少ない快適な移動になることだろうと思います。何よりも今まで無駄にして捨てていたお金をもっと有効なことに廻すことができるようになればいいなあと思っています。
もともと喫煙なさらない方から見れば「何を今更、、、。」と見えるかもしれませんが、今は何とか向こう岸まで無事泳ぎきれるように、、という思いでいっぱいです。