去る初午の日はとんだ勇み足できたが、やってきました二の午。普段と違って色とりどりの地口行灯が掛かっています。
鳥井にかかっている「またぎ」の行灯、今日ではここ、千束稲荷と歌舞伎座内の歌舞伎稲荷くらいではないでしょうか。(ほかにもあったらご教示いただきたいです。)芝居の狂言に因む図柄のはずですが、何なんだかわからない。社務所の方にお尋ねしても「歌舞伎じゃないですか?」というご返事。まじでわかりません。(男狐は囚人着のように見えるんですね。顎まわりに無精ひげが描かれている。島流し?女狐はきれいななり。いろいろ考えてみて、「江島生島」か?でも自信ありません。わかる方、お教えくださいませ。)
社務所の方は、わからなければ、あそこに解説版があるからご覧なさい。とお教えくださったのですが、最初からあんちょこを当てにしているんじゃつつまらない。自力で考えてみたのですが、どうしてもわからないものもあり、考えたあとのお知恵をくださいませ。
「新内 おめでとう」→「新年 おめでとう」
「おしどりで おさむしかろう」→「おひとりで おさびしかろう」
「大かぶ 小かぶ 山から小僧がぬいてきた」→「大寒 小寒 山から小僧が飛んできた」
「扇に団扇」→「大きなお世話」?
「こもの もろのう」→「こうの もろのう」(高 師直)※仮名手本忠臣蔵の登場人物もとは太平記の世界。実録の吉良に当たる人物。
「狐の豆いり」→「狐の嫁入り」
「かめ犬のくつもち」→「亀戸のくず餅}?
「梅づらしい おきゃく」→「お珍しい お客」
「障子のいなり」→「庄司のいなり」(浄瑠璃「芦屋道満大内鑑」狐葛の葉の世界?)
「かかさまや 此のうら口の戸をあけて」→「高砂や この浦舟に 帆をあげて」
「おのれ ひくいやつだ」→「おのれ 憎いやつだ」
「おたるは そこでなにしていやる」→「お軽はそこで何していやる」
※仮名手本忠臣蔵6段目の勘平か7段目の由良助のせりふ。または俗曲「どんどん節」?
「そこに いくのは お軽じゃないか 私しゃ売られていくわいな 、、、、」
「寒じるより ふぐがやすい」→「案じるより生むがやすし」
「かかしがわるけりゃ あやまろう」→「私が悪けりゃ謝ろう」
「鬼に片棒」→「鬼に金棒」
「ゑとばし」→「江戸橋」
「小犬竹のぼり」→「鯉の滝登り」
「おすもう てんてん」→「おつむ てんてん」
「きょうじのいなり」→「庄司のいなり」浄瑠璃「芦屋道満大内鑑」狐葛の葉の世界
「あとの号外先にたたず」→「あとの後悔先に立たず」
「藝気がよい」→「景気がよい」
「稲もかれれば ぼうにかける」→「犬も歩けば棒に当たる」
「狐たらのむ」→「狐忠信」
「あん汁より瓜が安い」→「案ずるより生むが安し」
「船頭殿 もつべきものは帆でござる」→「源蔵殿 もつべきものは 子でござる」菅原伝授手習鑑「寺子屋」の松王丸のセリフ
「雷舟の音のよきかな」→「なみのり舟の音のよきかな」
「うすから出たまこも」→「嘘からでた真」
「いしゃとり大手」→「飛車とり大手」?
「かめにうさぎが数々ござる」→「鐘に恨みが数々ござる」長唄「娘道成寺」の歌詞
「板きりむすめ」→「舌きり雀」
「馬の五郎時致」→「曽我五郎時致」
違っていたらお教えくださいませ。