06年11月11日 埼玉スタジアム
J1第30節 横浜0-1浦和 5万2582人
メーンスタンドアッパーアウエー寄り(SA席)で観戦
| 試合が終わり、拍手もブーイングもできない半端な雰囲気のゴール裏 |
天皇杯愛媛戦の4バックは「冗談」じゃなかった。
広島戦の完敗が、水沼監督にはかなりこたえたようだ。この日もチーム唯一の日本代表・隼磨を外して勇蔵を右サイドに配した4バックで、首位浦和戦に臨んだ。
4バックは右から勇蔵、ケガを押してピッチに立ったマツ、中沢、ドゥトラ。ボランチに上野、河合。攻撃的な中盤に山瀬兄と吉田。2トップはマルケス、大島。そしてGKには哲也。
試合開始後のFK。マツが蹴ろうとして思い切り滑る。この日は朝から雨。ピッチはスリッピーになっていたが、その後も滑る選手が続出。ほとんどがマリノスの選手だったような気がしたが・・・。
ワシントンの突破をマツが間一髪で止める。いい感じではあった。
ボールポゼッションも圧倒的にマリノス。だが、攻めきれない。というより、シュートが打てない。前半のまともなシュートは、セットプレーからのこぼれ球をハーフボレーした吉田のシュートだけではなかったか。
レッズも前半はそれほど良くなかったが、一瞬のスキは見逃さなかった。前半33分。クリアボールを拾われ、浮き球をDFの裏に上げられる。マツの伸ばした足は空振り。それをポンテが拾う。詰めたのは中沢。体を寄せるがポンテが腰を思い切り回してマイナスのクロス。そこへ走り込んだのが山田。逆サイドから勇蔵が飛び込んできたが間に合わなかった。マリノスにとって重い重い1点を奪われた。
この失点シーンで、ゴールした2列目の山田をマークするのボランチのはず。上野も河合も戻れなかった。
後半立ち上がりに怒濤の攻めを受けるが、レッズのシュートが正確性を欠いたので失点は免れている。しかし、マリノスにはゴールの予感はまったくない。
逆サイドのドゥトラがフリーで手を挙げているのに、狭い右サイドでボールを小さく回し、やがて出しどころがなく最終ラインからGKまで戻る。こんなシーンを何度も見た。ボールをさばくべき上野の出来は最悪。前へボールを運ぼうとしない。大島もキープできず、マルケスのキレも良くない。山瀬とのコンビネーションも悪い。「もう1点取られたら帰ろうか」っていう試合だった。
後半30分に隼磨が投入されてから、少しはマシになった。勇蔵が最終サインに下がり3バックとなり、闘い慣れたシステムであるということと、勇蔵よりは正確性のあるクロスが右サイドから入ってくるようになった。
この3分前に大島に代え久保、そして7分後には勇蔵に代え坂田を投入。前線にはマツも上がった。久保、松田、坂田。この3人目がけてクロスが何度か上がる。こぼれ球を押し込むチャンスも何度かあった。
ただ、これはマリノスのサッカーじゃない。岡田時代の最後と何も変わっていない。こんなサッカーを見るために、雨の中をここまで足を運んできたわけじゃない。
結局、今季はナビスコ杯、リーグ戦とレッズに4連敗となった。歓喜に沸いた横浜国際のチャンピオンシップから2年。たった2年でこんなになるものなのか。
サポーターにとっては重い意味のあったこの一戦。どうしても勝たなければならない試合だった。スコアは1点差でも、内容は完敗だ。
この日の夜に発表された日本代表に、スタメン落ちした隼磨の名前があったのは皮肉なものだった。
残りは4試合。最終節のフクアリはチケットを買ってしまったから行くだろう。味スタはサイクリングのついでに観戦するだろう。ホーム2試合も年間チケットがあるから行くだろう。あ~~、辛い思いを何度するんだろうか。
当然、来年の年間チケットを買うかどうかはまだ決めていない(オフィシャルで、まだ発表もされていないし)。
・・・・・なんて書いてたら、来年の年間チケットの案内が送られてきた。私はSB指定席なのだが、来年も同じ席が継続できるという。でも、ちょうど雨にかかる席だし、日差しもまぶしい。買うにしても、もう少し後ろがいいかなと思っていたので、継続は逆に有り難くない。1階のバスクタ自由席がセンターライン方向へ増えると書かれていたが、こりゃ、バクスタは大混雑になるな、きっと。
さて、どうしたものか。こういう状況では、我々サポーターの購買意欲も下がるというものだ。
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