2019年、年末から作業再開し、完成までこのページに作業ごとに追記するので興味のある方はページを下にスライドして作業進行を見て下さい。 タイトルも屋外トイレからガーデントイレに変更。
屋根シングル張り、外壁の防水シートを貼ったので普通の雨対策はできた。
早く使用できるように内装作業に着手。
先ずは電気の配線から。
電源は5-6m離れたキッチンハウス屋外コンセントから引っ張ってくる予定で、つなぎ込みはしていないが配電管でトイレの壁までは配線は済んでいる(水道も)。
最初にウオッシュレット用のコンセント、屋外コンセント(念のため)、洗面台コンセント(これも念のため)、天井センサーライト用のスイッチ(人感センサーなので不要だが念のため)、天井センサーライト、換気扇(センサーライト連動)を連結しながら配線。横壁吹き出しの換気扇なので直径11mmの穴を開け、ダクト(残り物)を用意。コンセント間の渡り線は間違わないようテスターで確認する。
次は断熱材8枚入り一巻きを買ってきて長さをハサミで切りながらタッカー(ホッチキス)で止める。昔の断熱材に比べるとチクチクしない。狭い部屋なので余るかな思ったが、壁の分だけは足りたが天井分が不足。ちょうどピザ窯用ロックウールが残っていたので天井裏に乗せて代用(残留物の処理もできた)。
そして石膏ボード(10mm)を7枚購入したが、一枚350円ぐらいで安さに驚き。サイズを測りカッターナイフでカット、コンセントなどの位置に穴を開けコンセントボックスを埋めてビス止め。コンセントボックス穴は、5x9cmの型板を作り鉛筆でなぞりジグソーで開けると失敗はないし楽だ。天井に大きなサイズ(91x120cm)のボードを張りたいが一人では難しいので家内に手伝いを頼む。その前にボード支え板を作成して、それを家内に持って貰い一方を私が頭で支えビスを4カ所打てば後は自分でできる。この石膏ボード張りは難しくはないが、部屋が狭いだけ測定、カット、取り付け(ビス止め)と結構面倒。大きなサイズ(91x182cm)をベタベタ張れたら楽できれいに仕上がるのだが(2x4工法ではそのため支柱間(センター)は45.5cmで縦は91cmに桟を入れると合板や石膏ボードをカットしなくてよい)。センサーライトと換気扇用の直径11mm円穴開け先にやり、取り付けた後のつなぎ込み(換気扇ダクト)が少しやっかいだったが、無事この作業も終了。
次はタイル貼り。
オークションで格安タイル(一枚38円送料別)で150枚購入。接着ボンドは菊水のタイルセメント(25kg 2700円送料込み)を同じくヤオフクで購入。
目地を取らずに張るので簡単なはずだが歪んでくる(タイルは微妙にサイズが違うので目地で調整することになっている)。今度のタイルセメントは職人用で扱いが難しい。瞬間粘着性が低い。辛抱強く壁に塗り付け、床をドロドロにしながら貼り上げた。端をタイルカッターでサイズ調整したりしてこの作業に二日ほどかかったが一先ず完成、最後に残ったタイルで最上段を積み足したが、これがかなりズレてしまったが勘弁して貰おう。素人仕事だ。
次はタイルの上の壁(天井も)漆喰塗り。
ホームセンターで販売されている漆喰は既に調合済み(練り)の缶入りが主流だが、私は値段の安い粉練用10kg(1650円)を買い水と混和剤を入れて5kgほど練る。その前に電気器具(コンセント、ライト、換気扇)と昨日仕上げたタイルに養生シートを被す。先ずは天井からコテで塗り付け、なんとか脚立なしで届くが、一時間近く上を向いて背中を伸ばして作業すると腰への負担も大きい、しかし腰を曲げての作業に比べるとはるかに楽(翌日に残らない)。それから壁へと塗っていくが、きれいに塗らず(塗れず)コテ跡を残す方法なので約一日で終了。
次は床材張り付。
ちょうどキッチンハウス床(テラコッタ風)クッションタイルが残っていたのでそれを使う。床に給水管2本、排水管2本が立ち上がっているのでその位置を計算(測って)カッターで穴を開けて仮置きしたら、排水管一本の位置がずれていた。後で考えたら壁から測定したのが狂いの原因で、正確な測定は部屋の中心点からやるべきだった。切れ端を入れて隠そう。いよいよ糊付けだが、残っていたクッションフロア用タイルボンドが足りなくなり作業途中でホームセンターに買いに行く。前回の経験でボンドをケチったら後で剥げてくるのでたっぷり付け(特に繋ぎ目)。今度は土足で出入りするところだ。
給排水管接続
給排水管のつなぎ込みに入る。本当はこの作業を一日待てば良かった。作業の途中でクッションフロアボンドが乾いていない(ボンドも多めに付けた)のでクッションタイルが動いてしまい、はみ出たボンドのふき取りやタイル再位置合わせに苦労する。
先ずはIKEA洗面台の止水栓の設置、毎度のことにIKEA製品は組み立てが不必要(?)に複雑。前回も洗面器と流し台の組立設置(ややこしさ)を経験しているが、今回も同じく文句たらたらで組み立て給水(温水、冷水とあるが片方に)接続。次は排水管、同じくパズルを解く要領で図面を見ながら組み立て、私が立ち上げた排水管に差し込む。これでIKEA水回り製品を3個組立設置したが、慣れればおしゃれで合理的設計も伺える。
次にいよいよ便器本体の取り付け。
TOTO説明書に直径75㎜PVU管への取り付けは床面とある。自分で床上10cm立ち上げた75㎜PVUを床平面で手鋸で切り取り、付属のゴムパッキングをはめ込み便座本体を取り付ける。
立ち上げた給水管に止水栓を取り付け、便座用、ウオッシュレット用の接続器具をつなぎ込む。
電源と給水の接続。
電線を入れた電線管をキッチンハウスの屋外コンセントまで地中埋設で持っていき、コンセントプラグ取り付け差し込む前にテスターで漏電チェック。問題ない(断線している)のでコンセントに差し込み、トイレ室内に入るとセンサーライト作動、同時に換気扇も動く、コンセントも問題ない。まだ通水していないのでウオッシュレット作動は確認できない。万が一、この回路(キッチンハウス屋外コンセント)過電流はキッチンハウスの個別10Aブレーカーで遮断されることになっている。
さて給水工事。
電線管と同時に水道管を途中まで地中埋設していたので、ピザ窯用シンク給水管で分岐接続計画。2-3年前にピザ窯シンク給水工事も自分でやったので配管場所は分かっている。分岐接続予定場所(通路)コンクリートを大型ハンマーで叩き割り、慎重にツルハシとスコップで給水管を掘り当てる。 カットしてT字分岐管を入れるがあまり広く(長く)掘っていないので塩ビ管を曲げてT接続管を挿し込むのがやっかい。何とか差し込むが長さが短めなので接着剤をたっぷりと塗る。トイレ給水管には念のため止水栓を一つ設置。将来漏水が発生した場合、止水栓があれば特定しやすい。給水管、電線管を地中に埋め込むとき、この前に階段作りで習ったドライモルタルを詰め込む。これだったら長靴で踏み固め上から土を乗せることができるので曲げた塩ビ管も跳ね上がってこない。接着剤硬化を待って通水は翌日、少し不安だが楽しみ。
一夜経って止水栓を開けると、ウオッシュレット分岐からわずかな水漏れ(浸み出す程度)がある。取り付け説明書を読み直すと、ゴムパッキング(同梱)を入れ忘れていたようだ。パッキングを入れて止水栓全開、漏れは止まりトイレタンクも満水、流してもうまく排水できている(外の排水管は未接続なので目視できる)。IKEAの手洗い器も問題ない(排水系に軽い水漏れがあったがバルブ締め直しで解決)。難関突破だ。 漏水していないか水道メーターで確認したが針は回っていない。
さて水回り最後の工程、下水管へのつなぎ込み。
そもそもここにトイレを作るという発想は、ここに土地を買った時、市の下水口が既に設置してあり私が整地(石垣で嵩上げ)する時に100㎜VUで繋ぎ込み(下水は一部、雨水は側溝まで)自分で配管していたからだ。しかし下水配管は接着剤なしの仮配管だったので一部接続管が外れている。今回は接着剤たっぷり付けてゴムハンマーで叩き込みながら一つづつ確実に接続していく。配管も今回のトイレまで石垣に沿って(見えないところ)できるだけ直線で配管するが、幸いにも土地形状が斜面で勾配は十分に取れているので杭を打ち針金で仮止め(最終的に石垣にアンカーボルトで金具止め予定)して、接着剤で接続していく。トイレに近いところ(5m)から75㎜PVU管に変更、途中に点検口を設置(点検してもしようがないが、念のため詰まったとき高圧ホースで洗浄可能)。これで排水管もすべて接続完了。
翌日、排水点検、どこにも漏れはない。ウオシュレットも通電をして実際使用して問題ない。トイレはもう使用可能だが、まだドアがついていない。
ドアを取り急ぎ作成。
40㎜角材で外枠と桟を2本入れフレームを作り、10mm合板を木材ボンドとビスで固定して中の空間に床用で余った発泡ウレタン断熱材を詰め(自画自賛のいいアイデア)、片側を3mm合板を同じくボンドとビスで固定。防水シートを貼って取り付けたが我ながらしっかりしたのが出来た感想。コツは合板にフレームをボンドを付けてビス止めすることで直角が取れる。これでトイレは安心して使用可能。
後は内外装の化粧仕上げだ。今日(12月31日)スイスから来客があり、早速トイレを使ってもらい合格点が出た。
出入口の踊り場と階段も作らねばならないが、難しいところはない。
出入口の踊り場作り。
難しいところはないと言ったが、余っているウリン材の有効利用することにしたので簡単ではなかった。ウリン材の長さを測り、ブロックを斜面に積むのだが、余った基礎用ブロック(15cm幅)は頑丈すぎてハンマーで叩き割りながら形を整えるのがやっかい。しかし、近所の階段作りで得た知識がかなりためになる。今回の階段(一段しかない)の中に砂利を入れドライモルタルで均して表面を接着剤混入ドロドロモルタルで仕上げる。完璧ではないがこれで十分だ。
内装の窓やタイルのモール作成。
モールは近所の階段作りで定規として使った板を利用したので、固まったセメントを落としサンダーで表面を滑らかにして少量残っているペイント(フレンチグレー)を塗る。このペイント古くなりブルーが薄くなっているので百円ショップで水彩青色チューブ2本買ってきて混ぜたらいい色になった。
ペーパーホールダーとタオル掛けも作成。これで内装は完成(ドア回りを除いて)。家内も私も何度もテストしているが快適で問題ないし、庭作業の途中に土足のまま入れるのはとても便利。タオル掛けの上のコンセントにiPhone充電器を挿し込んでるが、製作中(トイレ使用中も)にiPhoneで大好きなアメリカのカントリーミュージックをラジオ(家のWIFI電波を拾っているので通信費も無料)で充電しながら聴ける。特に狭いトイレでは音響効果がいい。
外装サイディング
南面だけでサイディング用に買ってきた胴縁材(9cm幅x3m長)20枚は全部使い切った。コーナンプロに50枚買い足しに行く(ステンレスビス2箱(@350本も)。胴縁は防腐剤が乾燥していないので重く、積み込んで運転したら軽トラの重量制限ギリギリの感じだが、さすが軽トラ、荷を積んでこその安定性(快適)がある。 これだけ買っても胴縁材は不足するが裏の見えないところは端材を利用しよう。
ドア側のサイディング貼り。
こちらは屋根傾斜(18度)があり板を一枚一枚違う長さで角度を付けて切断(その前に測定がある)する必要があるので時間がかかる。それでも半分は午前中で、午後はドアにサイディングを貼る。取り付けたドアも一旦取り外し、軽トラの荷台の上で作業、サイズは同じなのでこちらは早い。ドアを取り付け、2面完成。ドア回りの内装もペインティング、フレンチグレーが無くなってしまい白が残っていたので一部白を塗る。
後は人の目に付かない南側と西側サイディング貼りだ。足場が悪いところだ。
近所から足場板を借りてきて足場を作りサイディング貼り作業。登ったり降りたり、また換気口もありカッティングなど時間のかかる作業場所だが見えるところではないのでそんなにきれいに仕上げる必要はない。
2020.1.10
サイディング(胴縁)全て貼り終える。
何とこの前買った木材(50本)ぴったり使い切り端材が少し残っただけ。700本買い足したステンレスビスも10本くらいしか残ってない。
早速塗装開始だが、その前に窓を養生。塗料は本宅、北側塀で使ったキシラデコールコンゾラン シルバーグレーが残っていたのでそれを使用。皮膜型で木材に品格(私見)が出る。南側を塗ったら家内が見て満足していた。後一日あれば全て仕上がる。
2020.01.11.
ガーデントイレ完成。
残った端材で南側窓横の飾りシェードと花台作成(家内の要望)してキシラデコールコンゾラン赤を塗る。ドアも同じペイント。ドア内側は残っていたキッチンハウス外装のキシラデコール油性グレーを塗る(油性なので乾燥まで時間がかかるのと、臭いがしばらく残る)。
基礎から完成まで15日間ぐらいかかったかな?
出来上がりは自己採点95点。実用性抜群。