なんでも人生

Whatever life is

シジュウカラのコミュニケーション

2022-10-06 | 日記

10月6日読売朝刊にシジュウカラは鳴き声を組み合わせることでコミュニケーションをとっていると京大研究発表紹介があった。

ピーッピ(警戒)ヂヂヂヂ(集合)を組み合わせて発声することで、集まって敵(モズなど)に威嚇行動(指示)になるそうだ。

うちの庭木にも冬にシジュウカラやヤマガラが集団でやってくるし、窓の外にピーナツを入れた餌箱を吊るしているので、どんな鳴き声を発しているのか聞いてみよう。

「ツピッ」「ツーツー」「ジュクジュクジュク」と言うシジュウカラのさえずりは自分の縄張りを示したり、オスがメスにアピールするための鳴き声。シジュウカラは人間と同じように異なる単語を組み合わせてコミュニケーションを取っているという。

黒いネクタイがトレードマークのシジュウカラ


シジュウカラは頭と首が黒色、頬にある白い部分がよく目立つ鳥で、胸から腹にかけてネクタイのように黒い帯があり「ネクタイ鳥」とも呼ばれこのネクタイ部分の太いのがオス、細いのがメス。私が家の納屋に巣箱を作って掛けていて毎春つがいで雛を孵しているが、それを観察すると顎で命令している方がメス、命令に従ってせっせと餌を運んでいるのがオス。我が家の規則に従っているのか?

鳴き声は「ツピッ」「ツーツー」「ジュクジュクジュク」というさえずりのほか、「チカチカ」「ジャージャー」という複雑な地鳴きを発する。京都大学の生態学研究センター機関の鈴木俊貴研究員はこの地鳴きに注目し、異なる鳴き声を使い分けたり、それらを組み合わせることでヒナやつがい、群れの仲間に複雑な情報を伝えていることを発表。

親鳥とヒナとの間で交わされる言葉


一夫一婦制で営巣するシジュウカラの樹洞巣の中に小型カメラを設置して鳴き声に対するヒナの反応を観察、親鳥がハシブトガラスを見つけて「チカチカ」と鳴くと、ヒナたちは樹洞の中で体勢を低くしうずくまる、アオダイショウを見つけた親鳥が「ジャージャー」と鳴くとヒナたちは一斉に樹洞から外に飛び出す反応が確認された。

群れの中でも使われる音声コミュニケーション

十数羽の仲間とともに群れでよく耳にするのが「ヂヂヂヂ」という声は仲間と遠く離れてしまったときや木の実やヒマワリの種などの餌を見つけたときなどに使われ「集まれ!」、「スィー」は枝の密集した藪に逃げ込みじっと身を伏せろ、「ピーツピ」という声は首を左右に振りながら周囲を確認、天敵などが身近に迫ったときに使われている。「ヂヂヂヂ」は「集まれ!」、「ピーツピ」は「警戒しろ!」という意味で合成「ピーピ、ヂヂヂヂ」は集合警戒(威嚇)となる。「田尻の野鳥」 宮脇 敏徳(サンクチュアリ能勢代表)ネット記事を参考。

我が家で一番使われる単語は「アレ、コレ、ソレ、アノ、ソノ、コノ」で、これらの組み合わせと指や顎を使うことでコミュニケーションがとられている。そして無言「怒り、抗議、無視」の表現も多用される。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする