山本先生のお話、ほんと、ハズレがないです。
今回は、眉・黒・道・犬・守・花の各巻からなる 全6話構成の短編集ですが、
実は、ちゃぁんと 関連性があるのですよネ。
どれも共通しているのは、ほーーんと、どこにでもいる 方々 。 。 。
・眉: 仕事はできるけど、気が弱くて 後輩からも舐められてしまうOL
からはじまって、就職浪人,定年退職,空き巣被害,記憶喪失・・ などなどの
いわゆる 明るいネタが基になっているわけでは、ございません…。
ここで、それぞれの主人公に魔法をかけるのが、小さい理容店だというわけ。
離婚して1人で切り盛りしているのが、かわいい女店長さん。
床屋さんならではの、マッサージを施すうちに、あらあら不思議…、
お客さん(各主人公)は、い~い気持ちで だんだんと眠くなり ・・ z z z
やがて、ひととおり完成し、鏡に映った我が身に あ・ぜ・ん!
だって、想定外の丸坊主とか、ベリーショートのツンツンヘアーとか、
老若男女問わず ドン引きのイメチェンにされてしまったのですから…。
でも、そこは、さすがに、大・大・大好きな山本作品。
みーーんなに、ちゃ~んと、ハッピーな展開が用意されているのですよ。
概ね、胸がスカっとする結末でしたが、
その中で、光っていたのは、定年退職のおじいちゃんの大活躍です!
これは、ほんと いい話です。
心が ほっこり+ プチ ほろり… って感じでしょうか。
登場人物が、最初からいい人ばかりではないところが、むしろ 結末を引き立てていて、より一層 胸に沁みます…。
山本センセの、このテクニックって、一体なんなの?! って思っちゃいます。