めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

ばんば憑き(宮部 みゆき)

2011-07-20 21:29:58 | 本(普通) ま・や・ら・わ行の作者

なぁ~~~るほど。
読んでて、(あれ…?! なんかこの登場人物、読んだことがあるよーな・・・)と思ったのは、
こちら(青野 若先生→「討債鬼」) と こちら(おでこ&親分 →「お文の影」) の再登場だったのですね。

上記2編の他、全6編の短編集ですが、
まぁ、良いのもあり、イマイチなのもあり… といったところでしょうか。
ただ、奥付の前のページに、初出元の雑誌名が載っているのを見たところ、
「とある傾向」があることに気付きました。

なにやら、『怪』という雑誌に宮部先生が書かれた作品(1・2・4・5番目の作品)は、おもしろい!
この、4つについては、ワタシの大好きな宮部先生の良さが、よぉ~~く発揮されていると感じました。

とにかく、宮部先生の素晴らしさは、巧みな言葉づかい。
なんだか、言葉遊びをしているよーで 。 。 。
(あ、 まるで のだめ が試験でトレビアンを取った トルコ行進曲♪ って感じ…?!)
普段、読むのが 比較的速いワタシですが、宮部先生の “当たり!” の作品は、一文一語を堪能しながら、
ゆっくり じっくりと楽しみたい感覚に浸ります。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする