Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

父の思い出の味と、母の味

2016-04-10 | 家族のあれこれ

広島ブログ

土曜日は、両親の顔を見に実家へ行ってきました。・・・と、その前に、八丁堀の「御菓子司 みよしの」へ寄って、手土産を買いに。

私が小学生の頃(昔過ぎて何年前とか数えられない)に、父が仕事帰りによく「みよしの」の3色団子をお土産に買ってきてくれたものです。いまとなっては、なんで、みよしのの3色団子だったんだろう???と、父本人もわからない。ケーキ屋さんなんてそうそう無い時代。こどもだった私は、このお団子を食べるのが、すごく嬉しかった。

「みよしの」は、いまは八丁堀の路地にひっそりと、店舗を構えています。
かなりの高齢のおじいさんとおばあさんが、いまでも、お店に出られているので、ずっと同じ店主さんのままかしら???
ビルは新築ですが、風情のある店内。いかにも和菓子司、という感じ。
                     

以前も絶賛おススメしたことがありますが、ここのおはぎは、注文する都度、厨房で握ってくださるので、少し待つことになります・・・・・が、こ~んな美肌なおはぎが出来上がってくるんだもの。いくらでも待つよ。

                

はるか昔に、しょっちゅう父が買ってきてくれていた3色団子とは違うけど、同じ「みよしの」謹製のお菓子。
「なつかしい。あの店、まだあったか。」と父が感激してくれました。初めて食べたはずの『みよしの』のおはぎが、なつかしい味がしたそうです。
                         
そして、実家に行くと、母がこしらえてくれていた手作りの佃煮を分けてくれました。
チリメンジャコと胡桃でこしらえてあります。イカナゴくぎ煮を母流にカスタマイズしている感じ。
これが、白ご飯にあうったらない。
           
母も、80歳を越えた今は、料理への情熱が乏しくなった様子ですが、手間のかかるこんな佃煮を、私達のためにこしらえて待っていてくれました。
子どもの頃から食べ慣れた味なんだけど、最近なんだか特別美味しい気がします。
あと、何回、この佃煮を食べることができるかしら???と、少し寂しい気持ちにもなります。

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