8の付く日は 8na8na-clubの日です
かわいそうな名前のヘクソカズラですが、花はなかなか可愛らしい花です。
ヘクソカズラの花にも大小の花があると言う事を記事にしましたが、
その後、花弁のフリルがたくさんついたものを見つけました。
特にこちらの花
花弁の中心が茜色
花数も多く、こんなに綺麗に咲いた ヘクソカズラの花は初めてみます。
この花が咲いたのは、
4月に亡くなった友達のお宅の塀の上。
私 おばあちゃんになれるのかな…
その言葉が、私とかわした最後の言葉となりましたが、
7月に無事、女の子が誕生したのですが、
初孫が生まれるのを楽しみにしながら亡くなってしまった、この家に、娘さんは産前産後帰ってきていました。
お母さん(娘さん)は元気だけれども、赤ちゃんの方は一緒に退院できず、その後娘さんの姿も赤ちゃんの声もないまま、男所帯になったその家からは、色のない声だけになりました。
お盆に何人かの友達も、お参りに行きましたが、おじいちゃんしかいらっしゃらなくて、赤ちゃんの事を訊ねることができないままになっています。
私も、故郷へ行った時のお土産と、友達にお線香を持って訊ねたのですが、その時は東京から丁度帰ってきた息子さんだけで、家の中はし~んとしたまま。
「赤ちゃんは…」の言葉を飲み込んだまま、帰ってきました。
次の日、娘さんのご主人が訊ねてきましたが、ひとりでした。
心が曇ったまま、その家の高い塀を見あげた時に、沢山のヘクソカズラが、絡みついて咲いているに気がつきました。
以前にココのうちのおじいちゃんが、七夕豪雨で浸水被害にあったため、他のうちよりも1mほど高く盛り土して立てられたそのお宅は、高い塀と立派な門に阻まれて、中の様子をうかがい知ることが出来ません。
その、高い塀(道路から見ると。そのお宅の敷地からなら、1.2mぐらい)の上から、毎年、大きな大きなひまわりの花が、顔を出して、笑っていました。
その家にすむ彼女のように。
今年は…向日葵は、主を失った庭には咲かず、代わりに、この花が咲きました。
その花びらの茜色。
そして、雨の滴が、目に沁みて…。
やっぱり、彼女は、もう、ここにはいないんだ…。
高い塀が…うらめしい…
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アップしました。
今回は、あまりお花に興味のない方も、見てほしいななんて思います。