曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

Bこさん、骨折後、私の気持ちが折れるその②

2015年01月16日 | 介護
Bこさん、骨折後、私の気持ちが折れる その①の続きです。

Bこさんのお怒りは、義弟(Bこさんの次男)一家の魅力に打ち消され、たぶん居眠りから覚醒したのでしょう。15分ほどすると、けろりと(その間に義弟達には年末の骨折騒動をごく簡単に説明してある)して、「手柄話」あるいは「自慢話」のように、自分から骨折のあれこれを話し始めました。

まあまあ時系列は、それほど間違ってはいません。(つっこみどころも多々ありましたけど、まあ、細かい事はいいかとそこはスルー)
というか、その前に憤怒があったので、私もう「女中」に徹して、家族そして、第一介護人としては、対しないつもりで、台どころに引っ込んでおりました。

なんだかんだいいながら(オット=Bこさんの長男)とどのことも、かわいいんですな。
まるで、オット一人で病院に連れて行ったような話しになっとりますわ。
そして、私が呆れた大浜海岸に連れて行った事も、「いやあ、もう何十ン年ぶりに大浜に連れて行ってもらって…」となっておりました。もしかしたら、本心かもしれませんね。
でも、わたしからしたら、はあ~ん?ってなもんですわ。
病院でも、とどが付き添っていたかのような話(つうか、わたいはまるでそこにいないかのような話しぶりですわ)
ほお~~。そうですか
でも、私、ひっこんで、一人黙々と2回目の正月の準備でございますよ。

弟たちも特につっこみもせず、それで、どの位で治るんですか?と聞くと、
「なんともないだよ。一応6週間とか言ってるけど、別にどうってことない。」
「○○さんちへのお稽古も、荷物さえ持ってもらえば行けるから、行きはよしこさん、帰りは○○さんに持ってもらって、ちゃんと行ってる。デイも行かなきゃならないし、とにかく忙しいだよ。お風呂も全然大丈夫だし、美容院も週に1回は行かなきゃならないし、どこそこへも行かなきゃならないし…」
云々かんぬん、以前と変わらぬ生活が出来ていると、アピール。

「車でよしこに」送迎及び、病院の付き添い全面的になんてのは、毛ほども出てきません。

が、さすがに弟達も、一人じゃどこへも行けなくなっているってことも、私がやっているって事もよお~くお分かりで、
義妹がこっそり手まねきして、
「このままじゃあ、よしこさんが息詰まっちゃうから、夫(義弟)が泊まりに来るって言ってるから来てもらって、トドさんとよしこさんとで、どこかへ行ってきたら?」
と提案してくれました。まことありがたいですけど、まず第一にオットとでは、休まりません。

「いいよ、とどと行ったんじゃ休まらないし、それにBこさんが承知しないでしょう?」
と言うと、義妹は
「じゃあ、お友達とでもいいじゃない。息子2人がおばあちゃんの面倒見ればいいんだから(それもそうだ!)、お友達とでもどこかへ行った来たら?」と言ってくれました。けれども、義弟をお客さん扱いしているBこさんが承知しないでしょう。まあもし許したとして、義弟が泊まるにあたっては(Bこさんの部屋に)またそこで大騒ぎでしょうし、まだ、家にムスコもいますしね。行く前の騒動準備なんぞ考えると逆に大変。

でも、気持ちはありがたく頂きました。
(おし!いざとなったらその手を使って、自分の方の親戚の方の冠婚葬祭に行くを押しきる手がある!)


そのうち(もちろん、Bこさん居ない時に)Bこさんの米寿のお祝いをどうするかになったのです。

と、義弟が「いいよ、簡単にお昼をどっかでさあ…」と言いかけたので、
「悪いけど、ウチはそういう事が無ければ、どこにも行けないんだけど。近くでもいいから、どこかに1泊したらどう?あなたたちが言えばBこさんも行くって言うと思うよ(私と私のムスメが誘った時には嫌がった)」
と言いました。

すると、急転直下、3月に皆で泊まりに行こうと言う事に。

ある程度話が決まったところで、Bこさんに義弟一家がその話をすると
「私はいつでもどこでもいいですよ。」だと

(ほお~~、だいぶ私たちが誘った時と違うじゃん!)

はあ~~、そうですか

じゃあその後のお話は皆さんで!
私は「女中でございますからね、失礼いたしますよ」と心の中で呟いて台所へ。

と、義妹が追っかけてきて「私やりますから」と片づけを手伝いながら、ひそひそ話。

「こんなに大変になってるって気がつかなくてごめんなさい。
家におばあちゃんを預かれればいいんだけど、あの外階段がね~。私たちももう上がるのが大変になってきているので、いい売り家があれば、引っ越そうと思っているんだけど。室内犬の老犬が1階を自由に徘徊しちゃってるから、あの犬もなんとかしなきゃ、おばあちゃんにいてもらうところもないし。となると、ここに義弟が泊まりにくるのがとりあえず出来る事かと思うんで、彼も毎日が日曜日になったから、いつでも自由に来れるから、遠慮なく言ってね。
それでも、おばあちゃんが泊まりに行くって言って良かったですね。
その日はトドちゃんと義弟2人がおばあちゃんと寝て、よしこさん、私たちの部屋に来ませんか?男の子たちは2人で一部屋にして、私たちは女子会にしましょうよ。」と言ってくれました。

でもって、リビングではマゴ達とムスコとで、日程や場所の検討が行われ、
「わたしゃベットなら手すりがあるから(ないと思うけどね)大丈夫、一人で寝られる。」そうでございます。
「お風呂も一人で行ける」そうでございます。
ほお~~。やってもらおうじゃん。
立派なムスコ2人に成人したマゴも大勢いるんですから、みんなで寄ってたかって面倒見てくれるんでありましょう。


よかったよかった!と皆が大盛り上がりのところ、そうは思えないところが、ヨメとしての私の気持ち

散々苦労したところを、あっと言う間にひっくり返したのよねえ

はあ?何がどこでも行けますだあ!連れて行って下さいだろうが



実子だの、孫の威力には、ヨメの365日の努力は、思いっきりブッ飛ばされますな

まあ、それが自然の摂理つうもんでありましょう。
仕方ないことなんでありましょう。


と言う訳で、私の介護人としての気持ちがここで、思いっきりぶった切れたのであります


義弟一家が帰り、米寿のお祝いに泊まりに行く話がまとまったと、ご機嫌なオットとムスコに、

「私、第一介護人を降りさせていただきます。
Bこさんには立派な息子に孫もいるので、Bこさんの介護人は、トド、あなたに譲ります。
丁度介護認定審査が近々ありますから、その時から交代しましょう。
以後の介護の手続きは、そっちでやって下さい。私が出かける時には、そっちで色々手配をよろしく(*^^)v」

だって、色々こうしたらああしたらと考えたって、言う事聞く訳じゃなし、とどだってそれでいいと思っているなら、留守に何があったっていいじゃないですか。

何も私が3回も救急搬送するこたあなかったんですわ。
実子が必要だと思うえばやりゃあいいんです。
実子が良いと思えば、ほおっておきましょ!
何かあったら、どうする?って相談して良いって言うなら、ほたらかしときましょ!

お風呂場だって夜のトイレだって、本人がいいっていうんだから、いいんですよ。
転んで何かあったら、オットが世話すればいいんですわ。

オット父Gオさんのときだってそうだよねえ。全部私がやった。
一応介護のメンドクサイ手続きはやり、道筋は付けてあるんで、あとは、自分たちでやってくれればいい訳でね。

私が宣言した時には、二人ともびっくらこいてましたがね。

二人とも言葉がありませんでしたね。

その後2日ほど、余計な事は一切言わないし、やらないし、まあ、必要最上限の話はしますけどね、食事が終わったら、今までだと、Bこさんがだらだら食べているので、お昼なんか12時に食べ始めて2時過ぎまで片付けができないんですけど、食事は1時間として、とっとと下げてしまう事にしました。

今までなら、「いいですか?」なんて聞いてたんですけど、その都度、「まだ、あれを食べてない。これを食べる。あれを持ってきてもらおうか」なんて言っていたんですよ。

無言で、とっとと片付けちまいます。フン

さすがにBこさんも、なんかよしこさん、機嫌が悪いと思ったらしく、最近は「○○とってもらおうか」と言った後、顔色をうかがうようにして小さい声で、「とって下さい」とか、迎えに来ての電話も「来れたら来て下さい」と言うようになりましたよ。

そして、いよいよ認定調査が始まったんですが、そちらはまた次回ね(^_^)v