要介護1から、たぶんもう要支援に格上げになるだろうと、覚悟して受けた介護認定審査ですが、めでたく(?)要介護2の認定の降りた、実家母Yこさんであります。
なぜ、介護度が上がったか?
の疑問の中、今回の転倒骨折騒動が起こったのでした。
さて、骨折後、何の因果か掛かりつけとなってしまった総合病院の整形外科に、月曜日に予定外での診察です。
もうすでに、受付時点で不遜なYこさん。
私のほうは、今までの経験から、診察を受けられるのはたぶん午後、帰りは夕方。緊急手術も今週に入るかどうかぐらいだろうと覚悟をしての付き添いです。
Yこさんも何度もその経験をしているわけですから、わかっての診察を思っていました。
ところが、どうも、その経験はすっかり忘れている様子。
もう一人、やはり認知症らしい車いすに乗せられ、同じく腕を固定されたおばあさま。品のいいかたでしたが、ここが病院とかなぜ固定されているのか、また、なぜ車いすに乗っているのかが理解できないようで、付き添いのお嫁さんが何度もなだめておりました。
話をしてみると、昨日の日曜当番医での診察も同じように受け、転倒して腕を骨折というのも同じでした。年齢も同じぐらい。
お互い、なだめなだめして待っていたのですが、そのうち、わが母Yこさん
「なんで今日はこんなに混んでいるのか?」と言い出しまして、
「休み明けだから、うちのように、緊急で予約なしでかかる人が多いんじゃないの?」
と、「それにしても、人が多いし、こんなに待たされるなんて。」
よくよく聞いてみると、どうも今日を日曜日と勘違いしているようで、「休日の当番医に来ている」と思っている。
「休みの日なのに、病院の人(スタッフ)も普通に出ていてご苦労なこったね。」
「……?今日は月曜日だよ。」と言ったら、怒った怒った
「よしこは知らないでしょうが、わたしは昨日○○病院ってところに、緊急で連れて行ったもらったんですだから、今日は当番医に来たんです」
しばし無言の後、できるだけ静かに「今日は月曜日だよ。」と言ってみましたが、なかなか納得せず…。
と、そのうち、たぶん、診察時に今までの病気の履歴を聞かれたりするからだと思うのですが、Yこさんご執心の掛かりつけ医のK医院(何度かこの総合病院に入院しながらも、K先生に痛み止めを出してもらってほしいとごねた事あり)に、なぜ私(Yこさん)は掛かっているんだ?と言い出しまして。
「はい?すっと、K先生に内科的なことを見てもらっているんでしょ?今は高血圧とか診てもらっているんでしょ?」
と、こおおんな顔して、「だ~か~ら!なんで掛かってんの?」
こっちは何を言っていいんやら
「だから、そもそもを聞いてんの」
まあ、一応知っている限りのことを答えておきましたが…続けて、じゃあ、M整形外科は?N胃腸科外科には?」
わ、忘れてしまったんでしょうかあ???
わからなくなってしまったんでしょうかあ
やっと、診察に入って、これは見事に折れてますなあ~~となって、とりあえず、手術室のやりくりと、使う「髄内釘」のサイズの合ったものが手配できるかどうかを検討しておくから、まずは、入院に向けての検査に回ってくださいとなりました。
で、まだまだこれから時間がかかるし、この後さらに診察があるんですが、いったん検査室へ行くときにYこさんが「今日は先生、お世話になりました。」と言ったので、
「いやいや、まだまだこれから診察があるんだよ。」
と言ったら、先生と看護師さんの前で怒り泣きでごぜえますだ。
「なんで、わたしがちょっというと、そう言って…・ぎゃあぎゃあ」
もう、そのまま外へ連れ出しちゃいましたよ。
こういう時車いすに乗せていると便利ですわ。
でもね、こっちもなんか声とか震えてきちゃいますよね。
つい、この間までは、しっかりしたおばあちゃんだったんですけどね。
涙、ちょちょぎれましたわ。
外へ出ても、車いすで待機する場所もないありさまで、カルテフォイルをもらう間、できるだけ静かに言うつもりで、でもそれはできなかったです。
「なんで、あそこで怒るの?まだまだ時間がかかるよって言っただけでしょ?もう終わったと思っていると困るから、これからまだ検査があって、それからまた診察だよって教えてあげた(このあげたも気に入らないでしょうけどね)だけなのに、なぜ、そうやってすぐ怒ったり泣いたりするの?
いい?これから検査だから、騒いだら検査できないよ。検査できなかったら、手術もしてもらえないよ。いたくてもいやでも、やらなきゃこの後の診察もできないからね。」
このときすでに12時近く。
それから、小一時間かかって、種々検査に回ったんですが、これまた、大騒ぎでございますわ。
そいつああ~、またまた、続くんであります。
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