オット母Bこさん、要支援2から要支援1に昇格後も、順調に下降線の一途でございます。
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夕食後にはいよいよ、明日は私に、自分の代わりにコーラスのお金を払ってこいとのお達しでございます。
このコーラスはBこさんの同級生がいる為、私としては正直関わりたくはないんです。
高齢化のため、若返りを図って、会員(?)部員(?)を募集しているそうですが、なかなか思うようにいかないらしく、以前、私にも参加しろとのお達しがありましたが、固辞いたしましたです。はい。
やるなら、自分の同窓生がやっているコーラスグループがあるので、そっちに行きます。(一度入ったけれど、あまりに専門的すぎて辞めた経緯があります)
それに、なにがあっても参加しているBこさんですから、気が代わって行くと言いだすのではないかと思っていたんですが、本気で行かないつもりのようです。
会費とそれに添える申込書(+領収書が半券でついている)を持ってきて、これを誰それに渡してくれと。
Bこさんは 最近では立っていることが出来ないので、実際には発表会などは出させてもらえず、練習の時も立つように言われても、それが出来ず、練習もほどんと出来ないままのようです。(昨年の腰椎圧迫骨折はこのコーラスの時に立って歌うように言われて、我慢して立っていたのが原因ではないかと思われます)
それに、エスカレーターや階段はもちろん、無理なんですけれど、エレベーターの乗り降りも一人では出来なくて、先日降り損ねたか何かで、困ったらしく、そういう意味でも文字通りついて行けないようです。
また、参加している同窓生は、もちろん元気な人ばかりで、腰が曲がりしかも右に大きく傾いてよろよろしているBこさんを見て(相手は心配してなんですが)声を掛けてきたり、電話を掛けてくるようになり(大丈夫なのと)それも嫌なのだろうと推測するのですが、
「腰ん痛いもんで、行けないだけえが、絶対そう言わないで。急用が出来たと言って。絶対言わないでよ。それから9時半には行ってもらいたい(いつも土曜日は朝が遅いから間に合うように行けと)。」
そして、いつもに増して、「痛い痛い」を繰り返していたんです。歩き方もほんと、よろよろで、絨毯の端で毛躓いたりもしているし…。
だから、本当に痛いのかな~?
と、少しばかり気の毒に思っていたんですが…。
え?オットに続きお風呂に入ると!
へ?入れるの?
と、思ったけれど、そのまま、無事に入り…。
翌朝は、私が行くのが当然という態度でおました。
いや、一応「悪いね」とか「お願いします」とは言ったけれど、珍しく「やっぱ、行く」とは言いませんでした。
もちろん、そんな、Bこさんの趣味の会費を払いにだけ行くなんてアホなこたあしません。ついでに寄り道してきましたわよ。
そうそう、Bこさん懸念の「皆が心配する」って事はありませんでした。
私がお金をお支払いして、領収書を書いてもらっている間に、うれしそうに
「新しく始めるかた?」なんて声を掛けたられて、「いえ、代理でお金をお支払いに」と言って、がっかりされることはありましたけどね。
Bこさんの話では同窓生が中心との事でしたが、そんなことはないようで、一人二人、「Bこさんいかが?」って聞きに来てくれた人はいましたが、休みの理由も聞かれず、一応用事が出来て来れなくてとは言いましたが、皆さん、あれじゃあ出てくるのは大変ですよねオーラぷんぷんでしたわ。
で、ゆっくり寄り道をし、お昼のものも買って帰り、3種類のお弁当から、Bこさんは「天丼」をチョイス。
完食でおました。
そうそう、私がお金を支払いに行っている間にオットに病院に連れて行ってほしいと言っているんではないかと思ったんですが、そんな事もなく、オットはフィットネスに行っていたようでございますわ。
でもって、更にですね、オット送迎で、美容院にお行きになりましたでございます。
で!私気がつきましたです。
いつもなら、コーラスに行く前日に美容院に行くんですが(もちろん、送迎付きで)前日、美味しいバンが食べたい騒動で、私の機嫌を損ね、美容院に行き損ねたんですな。
もちろん、歩くのがいつにもまして困難でもあったんでしょうが、せめて、頭ぐらい綺麗にして行きたかったのに、「なんせ、よしこさんがぐうるぐうる回るもんで、」グワイが悪くなって行けなくなったんでありましょうね。
気力もなくなってるんでありましょうね。
いや、ホントに冗談ではなく、あんなよろよろ歩く高齢者を一人で歩かせる訳には行きませんぜ。エレベーターだって、挟まりますわな。上が見えないから、どの、階にいるのかもわからないでしょうし。
保護者同伴で来てくれって思われているだろうなと思いますわ。
その後?
口は相変わらず元気です。食べる方も、喋る方も。
歩くのは…。でございますがね。
本当なら、歩く訓練もさせなきゃならないんですが、ええ!連休の一件から、わたくし気持ちはすっかり離れてしまいましたのでね。もちろん、歩くなくなれば自分も困るんですが、でもね、冷たい目でしか、Bこさんの事見れませんです。
連れて歩く時も本当は手をつないで欲しいんですわ。車が来ているので、止めるつもりで手を広げると、綱いてくれると思って、嬉しそうにうふうふ言いながら、手を握ってくるんですけどね、そういう時は、ちょっと愛おしい気持ちにもなってしまうんですけど、そのあとは、自分のそういう気持ちを振り切って、「必要最小限な事しかやらない」と、気持ちを遠くに持って行くんです。
どっちにしても、自分の首を絞める…。だったら、「必要最小限」を選んでおこうと、冷たいヨメは思うんでありますよ。
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