「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

独り言~ハイブリッドカー~

2009年04月18日 | 独り言

交通機関が不十分極まりない地方に住んでいると、クルマの存在価値ははかりしれない。

文字通り日常生活の大切な足となっているので、故障がいきなり来ないように小まめな点検を欠かせず、定期的なオイル交換などに心がけているが、先日2万5千kmごとに取り替えているエア・クリーナーの汚れが限界となったのでディーラーに寄ってみた。

交換そのものは実に簡単だったが、ついでに小石が跳ね返って車体に当たった傷などが数箇所あったのでペイントしてもらいながら「このクルマを今、下取りに出したらいくらぐらいする?」と雑談風にサービスマンに聞いてみた。

「そうですね、5万円もいけばいい方でしょう」とのつれない返事。どう低く見積もってもせめて50万円ぐらいはするだろうと思っていたのでこれには愕然。

「いくらクラウンといってもとても無理です。年式と走行距離からいくと既に廃車のレベルになっています」。

現在乗っているクルマは2000年1月に購入したクラウン・アスリートV(2500ccターボ付き)で走行距離18万9千kmの代物だが未だ外観も捨てたものではなく、カーナビ付きで馬力も280psと十分、乗っていても快適そのもので異音は全然ないし、燃費が7km/ℓ前後といまいちなのが玉に瑕だがこの見積もりにはどうも腑に落ちない。年甲斐もなくときどき(信号待ちの)「交叉点グランプリ」に参加するがほとんど負けたことがない程のターボ特有の充実した加速感!

                

十二分に乗れる状況なのに~。クルマは走行能力と値段が一致していないところがネックというか穴場的なところがある。そもそも新車価格がちょっと高すぎるんではないだろうか、な~んて。

実を言うと、最近ハイブリッド・カーが相次いで発売されているのでやや食指が動いているところ。

ホンダのインサイト、レクサスのRX(450h)、そして5月には本命トヨタのプリウスのモデルチェンジが控えている。プリウスは排気量も1800ccと拡大され馬力も一段とアップしているそうでなかなか期待が持てる。

それにエコカーということで優遇税制が適用され自動車取得税、重量税合わせて25万程度の減免が見込める(3年間限定)のもプラス要因、したがって下取り価格が50万円ぐらいいけば、考えてみようかと思っていた矢先だっただけに5万円ではとても無理そう。

しかし、これ以上(自分の)クルマの価格は下がりようがないので乗れば乗るほど得という考え方もあるわけで寿命が来るまで乗って乗りまくるというのが今のところ一番賢い選択のようだ。

もっとも、この年末には「プラグイン・ハイブリッド」という高性能のリチウム電池搭載のクルマがトヨタから発売されるそうで、家庭用電源で充電できるタイプなので省エネカーとしてはこちらの方がもっと先進的。

実用レベルとして排気量がどのくらいかが問題だが「ハイブリッド→プラグイン・ハイブリッド→電気自動車」は必然の流れなので「じっくりと見極めて待つ」ことも選択肢の一つ。

追記

2009年4月20日(月)付け朝日新聞朝刊「GLOBE」に「エコカー」の特集が組んであり、その記事によると三菱商事の推計では2020年時点で電池を使う広義の電動自動車市場のうち、ハイブリッドが約60%、プラグイン・ハイブリッドが約30%、純粋な電気自動車は10%程度と記載されていた。

個人的に思うのだが、ガソリン用の内燃機関に係る部品製造の中小企業の裾野が広いので、失業問題の側面もあって最終的な「電気自動車」への舵取りは「徐々に」ということではなかろうか。


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