「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「常識外れ」のアイデアは楽しい

2023年01月07日 | オーディオ談義

前々回のブログ「常識外れは我が家の流儀」で述べたスピーカーの新たな活用方法。



端的に言えば壁面や床面をホーンの延長に利用して豊かな音場を築こうという作戦。

オーディオは「あちら立てれば、こちら立たず」のところがあって、「プラスとマイナス」の差し引き勘定で成り立つ世界だと思っているが、我が家のケースでは(この設置方法は)プラスの方が大きいと判断した。

もちろん「自己満足」の世界に過ぎないが、ほかのスピーカーにも応用してみたいなあ~。

「理論よりも行動が先」を自認しているので、さっそく取り掛かった。

対象となるスピーカーは、比較的小さな箱に入れている「スーパー12」と「AXIOM80」の2台になる。

まずは「AXIOM80」から。

我が家で一番使用頻度が少ない「リチャードアレン」(口径20cm)を低音専用(サブウーファー:200ヘルツ以下)にして試してみよう。



これを逆向きにして「AXIOM80」を載せた。



「位相」の問題とか細かい話は抜きにして「低音域の音だけ後ろ側に出す」という奇想天外のアイデアにハラハラ、ワクワクしながら、いざ音出し~。



低音用のアンプは、「リチャードアレン」の能率が高いので、我が家で一番小出力の「6FQ7プッシュプル」を、「AXIOM80」には「2A3シングル」(出力管:VISSEAUX刻印)をあてがった。

そして、出てきた音を聴いて思わずウ~ンと唸った!

神経質な線の細さが売り物の「AXIOM80」から豊かな音場が引き出せれば、もうそれだけで合格点を上げてもいいほどだが、低音域の量感が程好く調和し、全体的に実に自然な雰囲気が漂ってきて何ら違和感がない。

参った!

「AXIOM80」の鳴らせ方としてはこれまでで「ベスト」といっても過言ではないだろう。

ただし、低音域の出過ぎには要注意であまりにも音場が豊かになりすぎるので細かく「6FQ7」アンプのボリュームを調整する必要がある。

それにしても、こんなに気に入った音が出てくれれば、もう代える気がしないので、「スーパー10」の方はず~っと後回しへ~。

やっぱり「常識外れ」にトライするのはメチャ楽しいですね。

まあ、勝手にそう思っていれば世話はないんだけどね(笑)。



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