「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「スコットランド」からのメール

2023年01月31日 | ウマさん便り

このブログもいよいよ国際的になりましたよ~、何とはるばる「スコットランド」からメールが届いたんですからね。

何はともあれ、ご本人のご了解を得ましたので、ご意志を尊重して原文のまま紹介させていただきましょう。

「はじめまして、Uと申します。1949年生まれ、通称ウマと呼ばれている者です。

大阪からスコットランドの田舎に移住して20年になる音楽ファンです。
パソコンのスイッチを入れて真っ先に貴殿のブログを拝見しています。お人柄が偲ばれる文章にいつもニコニコしています。
 
さて、丸谷才一さんの旧仮名使いの文章に惹かれていますが、集英社文庫「星のあひびき」丸谷才一著の21ページ冒頭に、とてもとても嬉しいモーツァルトに関する記述があります。ぜひご覧ください。きっと、ニコニコされると思いますよ。
 
なお、大阪のミニコミ宛に送った文章を二点添付しておきます。お暇な折にでもご覧くだされば嬉しく思います。お返事・御返礼などゆめゆめお気遣いなく。」

いやあ、まったく光栄の至りです!

「袖擦り合うのも何かのご縁」ですからブログの読者は大切にしようというのが私の一貫したモットーです。しかもこういうご熱心な読者のおかげでブログを続ける気になろうというものです。

ただし、私の人柄となると「?」ですから「買被り」かもしれませんね~(笑)。

とりあえず返信のメールを打った。

「スコットランドからのメールとあって少々驚きました。拙いブログをご覧いただき、恐縮です。さっそくご紹介の有った添付ファイルを拝読させてもらいます。とりあえず、無事着信したことをご報告申し上げます。」

 そして、長文の添付ファイルをじっくり読ませていただいたところ、これが実に面白いお話。

要約すると、「反社会的集団」の構成員がモーツァルトの音楽に目覚めて人生が一変するというサクセス・ストーリーである。

実話だから驚く!

これは自分だけで所有するのはもったいない話と思ったので二弾目のメールを発信。

「あれから、添付ファイルを読ませていただきました。いやあ、実にめったにない面白い話ですね。

 

よろしかったら、私のブログで取り上げさせていただけませんか?

 

ただし、決して無理は申しません。困るということであれば潔く諦めます。

 

また、ブログの原稿を完成させた暁には、事前に一度目を通していただきますが、いかがでしょう。」

はたしてご返答はいかに~。

すると待望の返信が届いた。

「いつも楽しく拝読しているブログですので、意外な展開にびっくりしています。

原稿を事前に僕に見せる必要などまったくありません。どうぞご自由に遠慮なくお載せください。非常に光栄に思います。
 
日本フィルハーモニーのソロコンサートマスター木野雅之は僕の親友です。

彼はスコットランドが大好きで、コロナ以前は、毎年のように我が家にやって来ました。

焼酎好きの彼は、必ず熊本産の焼酎持参で、やはり焼酎好きの我が女房キャロラインと三人で飲み会が始まります。そして頃合いを見て「木野さん、ちょっと弾いてよ」「うん、弾こうか」…

キッチンテーブルで、1786年クレモナ産、あのルッジェーロ・リッチから譲り受けたロレンツォ・ストリオーニ(時価一億円?)を、フランス産の弓(時価1200万円!)で弾いてくれるんです。まことに贅沢なひと時ですね。彼によりますとストラディバリウスは玉石混交だそうです。師匠の名を付けたお弟子さんの作品も少なくないと言います。

世界最高のストラディバリウスはクレモナのヴァイオリンミュージアムにありますが、これを弾いた日本人は彼だけです。やはり素晴らしい名器だと木野は言ってました。

そうそう、パガニーニの生誕200年の時、イタリア政府の要請で、パガニーニのお墓の前で、パガニーニ愛用のヴァイオリンを弾き、テレビ中継されたそうです。
 
僕の長女 ”くれあ” はミュージシャンで、英国の有名ミュージシャンのバンドメンバーとして、常に世界ツアーの連続です。彼女が初めて日本で演奏したのは、ポップアイドルのハリー・スタイルズのバンドメンバーとしてでした。

ハリーが「クレア・ウチマ!」と紹介したとき「みなさん、こんばんわ」と日本語で挨拶したものですから会場は騒然となったそうです。

まさか、世界のアイドル、ハリー・スタイルズのバンドメンバーに日本人がいるとは思わなかったんでしょうね。会場にいた友人によりますと、そのあとの彼女のコメントに、会場中、ずっこけたそうです。

日頃、僕のことを「おとーちゃん!」と呼んでますので、その癖が出たんでしょう。「私は母がスコットランド人で、おとーちゃんはオーサカでーす!」
 
主に大阪のミニコミ誌などに宛て、気ままな文章を随分たくさん書いてきましたが、音楽に関しても楽しい話がかなりありますので、また、お伝えしたいと思ってます。ただただ読み捨てて下さるだけで嬉しく思います。
 
南スコットランドの田舎にいますが、周りはすべて牛、羊、馬の世界です。

二万四千坪の敷地は甲子園球場の二倍ありますが、林あり森ありで、野うさぎやリスが飛び跳ね、キジや鹿が散歩しています。お隣まで1キロ以上離れてますので、大音量の音楽にご近所迷惑はありませんが、家の中が問題ですね。家の裏にある電気トランスはうち専用ですので、ノイズとは無縁みたいです。家の写真を添付しておきます。
 
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」


 
まるでお城ですね~、これは!

ご快諾をいただき感謝です。さっそく次回から搭載させていただきます。

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