今年(2023年)に入って最初のお客さんがお見えになりました。
クルマで10分ほどの所にお住いの「Y」さんで、我が家の「常連」的な存在。
とはいうものの、なかなか日程が合わなかった。まず、ご本人が高齢者施設の理事長さん(常勤)なので、土曜、日曜しか日程が空かない。
こちらも、平日は家人が働いているので土曜、日曜は買い物につき合わされるといった具合。先週はクルマで1時間ほどの国東半島のミカン農家まで運転させられる始末。ふん、タイヤ代も払わないくせに人使いが荒いんだから~(笑)。
で、4日(土)はたまたま家人が仕事に出かけたのでYさんに連絡したところOKのご返事をいただいた。
オーディオは自分さえ満足していればそれでいい趣味だが、それはわかっているつもりだけど他人からシステムのアラを指摘されるとつい不安になり動揺してしまう。(もちろん、腹を立てる人もいる!)
まあ、オーディオの自信なんて「砂上の楼閣」みたいなもので誰でもそんなものじゃないかな~(笑)。
したがって、我が家のサウンドもときどきは他人のご意見を伺って参考にした方が結局は自分のためになる。
しかも「Y」さんはフルート奏者なので生の音に鍛えられて耳の方もたしかだし、日頃の職責からして「上から目線」の方だからいっさい「忖度」(そんたく)をされることがなく、もってこいの「ご意見番」である。
今回は、およそ1か月半ぶりに来ていただいたわけだが、相変わらずその間に我が家のサウンドもかなりの変貌を遂げているので、どういうご意見を洩らされるか興味津々。
まず「変貌」のポイントを挙げてみよう
1 100ヘルツ以下の量感を確保するための工夫
我が家にお見えになると必ず「AXIOM80を聴かせてください」と言われるほどの80ファンなので、今回は最初からセットして聴いていただくことにした。
前回と違うのは画像の右側にあるように「リチャードアレン」(口径20cm)を後ろ向きにして100ヘルツ以下の音(コイルを使って70ヘルツでハイカット)をウェストミンスターの後方を通って正面へ巡回させていること。
その狙いとは・・、小振りの箱に入ったユニットはどうしても100ヘルツ以下の量感が物足りない。ローエンドへの伸びは期待しないが量感だけは確保したい~。
しかも、後ろ向きへの音出しだから「AXIOM80」との「位相」のズレも少々誤魔化せるだろうという算段である。もともと低音域は波長が長いので影響は限定的のはず、だけどね。
もちろん、「独断と偏見」だから真に受けないようにね(笑)。
そして「後ろ向きに音を出すのを初めて見ました」というYさんだったが、どうやら明らかに効果ありだったようで「バランスがいいです!低音域の量感はこれで十分だと思います。違和感がありませんよ」と、どうやら合格点。
ただし、今回聴いていただいた「AXIOM80」は「復刻版」の方で、「オリジナル版はどうされたのですか?」「ハイ、二階の寝室の片隅に置いてます。TRIAXIOMの箱と相互に入れ替えて聴くようにしています」
そろそろ、持って降りて「TRIAXIOM」と交替させようかな~。
2 新しいコイルとコンデンサーによる2ウェイ方式
我が家の本丸の大型システムである。
新たなコイル(ムンドルフ)とコンデンサーによる「2ウェイシステム」の試聴は実に興味深いものだった。
Yさんはそもそも「フルレンジ主義者」だから、2ウェイとか3ウェイとかの「コイルとコンデンサー」や「チャンデバ」を使ったシステムにはいつも拒絶反応を示されるのだが、はたして反応やいかに~。
そして、想像を絶するほどの波乱万丈の展開が待っていた!
以下、続く。
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