「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

2023オーディオ「前半戦」を振り返って

2023年12月27日 | オーディオ談義

前々回の「オーディオ冬の陣・ハプニング」からの続きです、といきたいところだが、当日は審判役の「Y」さんから珍しく「(音が)いいね、いいね」ばかり・・。

これでは「ドラマ」にならないし、書くのにも興が乗らないので打ち切りとしよう。

あっ、そうそう一点だけ・・。

途中で「野性味というか ”ふてぶてしさ” が全体的にもっと欲しいですね・・」というコメントがあった。

「イギリス紳士に野性味を求めてもそれは ”ないものねだり” というものでしょう」と、すぐに反駁したがたしかにそれなりに納得。

我が家のスピーカー群は「JBL」といえどもすべてクラシックが品よく聴けるように調教しているので「ジャズ」の再生ともなると、音の勢いとか、タバコの煙が漂うような場末のクラブの雰囲気は無理。

我が家のシステムに対して、「ジャズ」ファンのリピートがめったにないのもその辺が一因だろう、おそらく一度聴いただけで「もう結構」・・(笑)。

「二兎を追う者、一兎をも得ず」だし、「欲張りすぎてはダメ」と思っているので、改める気はさらさらなし・・。

で、話はすっかり変わって、今年も残すところわずか5日と指折りになった。

そこで、前半戦(1月~6月)を振り返って、めぼしいオーディオ改革を拾ってみよう。

「何だ過去の話か・・、徒に振り返って意味があるのか」と、問われそうだがオーディオの場合は意義があると思っている。

なぜなら・・。

オーディオ愛好家ならどなたも経験済みだと思うが、システムのどこかを弄って音が良くなったと喜ぶ場合に、はたして「ほんとうに良くなったのか」あるいは「単なる変化を良くなった」と勘違いしただけなのか・・、というケースが絶対にある。

その両者の結果を峻別するためには「じっくりと時間をかけて聴き分けていく」しかない。

体調の「良い日、悪い日」、録音が違う音楽ソース、そしてアンプやスピーカーの相性などいろんな条件下で聴くことで次第に両者の区別が判明してくる。

つまり「時間の経過」が必要なので、振り返ることで自分自身も納得できるというわけ~。

で、1月から6月までの「オーディオ関連記事」を丹念に見返し、「玉石混交」の中から「玉」だけ拾い出して前半戦を振り返ってみよう。

☆ 真空管アンプの整流管の交換

識者によると、「整流管ははっきりいって消耗品です。劣化すると前段管や出力管に必要なプレート電流を供給できなくなり、伸び伸びとした艶やかな音質が失われてきます。常用しているのであれば、せいぜい2年くらいで代えた方がいいでしょう」

たしかに、やや非力だった「WE300Bシングル」の整流管を代えたところ、音全体に力感が増したのには驚いた。

整流管といえば「縁の下の力持ち」で日頃から脚光を浴びるのは出力管だが、いかに重要な存在なのか・・。そういえばオーデイオにおける「電源対策」と立場が似てますね~。

☆ プリアンプの購入



人によって考え方はそれぞれだが、オーデイオ・システムの中でいちばん音が変わるのは「スピーカー」で、これにはあまり異論はあるまい。

そして二番目となると、諸説あろうが「プリアンプ」ではなかろうかと思っている。

で、真空管式プリアンプを3台持っているが、知人が自作した「プリアンプ」を聴かせてもらったところすっかり惚れ込んでしまった。

「整流管」(EZ81:英国マツダ)付きのプリアンプは音が柔らかくて、雰囲気の再現力がとてもいい。

後日、出力用の真空管を「E80CC」へ、そしてカップリング・コンデンサーにマイカ・コンデンサーを使うことでさらにグレードアップ・・。

以後、半年以上になるが、このプリアンプばかりはさらさら代える気にならないし、もう終生の伴侶ですね~。

以上、こうやって前半戦を振り返ってみるとほんとうに効果的だったのはたったの2件だけという寂しい結果に終わった。

トライしたのは軽く10件を超えるのに、この有様だ~。

「冬草や 兵(つわもの)どもが 夢のあと」

ところが、後半戦となると状況が変わってくる。

乞う、ご期待~。



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